#8 M5Stamp Pico Mateの登場

M5Stampが新たに登場

 2021年8月12日より,スイッチサイエンスにてM5Stamp Pico Mate(以下,M5Stamp)が発売されました。その特徴や使用感に紹介していきます。

M5Stamp Pico Mate

特徴

M5Stampは,18mm × 24mmという小型な基板上に,Wi-FiおよびBluetoothを有するESP-PICO-D4チップセットを搭載しています。ATOM LiteやATOM Matrixは8個のGPIOを有していたのに対し,M5Stampでは12個に増加しており,より多くのセンサ,モーター等の接続が可能になりました。また,USBシリアル変換機能が内蔵されていないため,プログラムの書き込みやモニターする際には,別途変換ケーブル等が必要になりました。

ESP32-Downloader

ESP32-Downloader

M5Stampの登場と同時に,USBシリアル変換用モジュールとしてESP32-Downloaderが登場しました。これは,M5Stampに内蔵されていないUSBシリアル変換機能を外部から補うために用いることができます。

ATOM LiteにおけるDeep Sleepモード中の消費電力

消費電力

M5Stampは,M5Stackシリーズの中でも特に消費電力が抑えられており,Deep Sleepモード中の消費電力が1.65mW(5V,0.35mA)となっています。実際にATOM Liteを使用した際のDeep Sleepモード中の消費電力が70.784mW(5.056V,14mA)であったことから,M5Stampの消費電力はATOM Liteのそれに対して,およそ40分の1に抑えられています。

新登場のM5Stamp Pico Mateの紹介は以上になります。