2024年9月7日(土)に、京都工芸繊維大学60周年記念館にて、2024年度総会・講演会を開催しました。
当日は、1961年卒から1995年卒まで幅広い年代から29名にご参加頂きました。総会では、KIT基盤同窓会加入の経緯報告の後、会務・収支・監査報告、会則の改定、活動方針・予算が承認されました。また、視覚障害者福祉の分野でご活躍の加藤会長にご講演頂きました。
引き続き開催された懇親会では、和やかな雰囲気の下、卒業年次順に近況が報告され、世代を超えた交流が時間いっぱいまで続きました。皆様のご協力に感謝いたします。
本会では、次期総会ならびに本会へのご意見を広く募集しております。下記フォームにてお寄せ下さい。
また本会では、評議員の自薦・他薦を広く募集することとなりました。これは「卒業年次毎の互選」であった旧会則を「役員会の推薦+総会承認」に改正したことで可能となったものです。既にS36, S51, S56, S62, S63卒の5名の方々にご内諾頂きましたが、より多様な卒業年次の方のご参加を歓迎いたします。
評議員の役割は「重要な会務(≒総会・親睦会の企画運営)への参画」ですが、実際には、zoom会議への参加が主なので時間や交通の負担はほぼございません。
総会・親睦会は本会の活動の柱であり、活性化のためのお知恵をぜひお貸し頂きたいと考えています。下記フォームからお気軽にお申し出下さい。
総会にて議決された議案は下記の通りです。
前回総会後の会務・収支・監査について、役員会の報告に基づき、本総会にて承認を得た。
実情にそぐわない会則(会誌及び会員名簿の発行、準会員、役員の選出、会費、会計年度)の廃止、顧問の追加、字句修正を含む改訂案を役員から提案し、本総会にて承認を得た。改訂後の会則はこちら。
下記8項目の活動方針ならびに予算が本総会にて承認された。
「会員相互の親睦を図る」という原点回帰を基本方針とする。
当面は年に1回程度の親睦会開催を主な活動とする。
当面の活動経費は全額繰越金でまかない、同窓会費の徴収は行わない。
本会の存廃判断ならびに会則改訂は性急には行わず、今後数年かけて検討する。
今後の会員への連絡は本会の名簿のみに基づいて行う。
再始動直後で具体的な事業計画が未定のため、新会長の任期2年については、表1に示す概算額を予算案とし、本総会にて承認を得る。
会務負担軽減のため、会計決算は年度末に拘らず、総会(親睦会)の都度に収支報告および監査報告を行うことで決算に替える。
評議員の自薦・他薦を歓迎する。役員会は会務の折々で積極的に募集する。
総会後、懇親会終了まで、評議員の自薦・他薦について受け付ける旨説明があった。
会則改訂により新設された役員「顧問」について、中山純一氏(S43 電気)に委嘱する旨会長より説明があった。
表1: 予算
講師: 加藤 俊和氏
演題: いま障害者の多様性あふれるニーズが面白い! -“古の技術屋”が生きる障害者福祉と災害支援 -
研究開発の12年を福祉の世界へ“転化”して45年
障害は個性! 個々の違いが当たり前
障害者への災害支援とは?
ご略歴: 1968年本学電気卒,立石電機(現オムロン)での研究職を経て,日本ライトハウス,京都ライトハウスにて福祉事業にご従事。教科書の点訳,点字ブロックの内方線の提案など、視覚障害者の生活支援などに精力的に取り組まれる。現在は社会福祉法人日本盲人福祉委員会評議員・災害担当,視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会代表,点字楽譜利用連絡会副代表。文科省中学部点字教科書編集協力者、経産省高齢者障害者支援技術専門委員会委員、福祉用具技術専門委員、国交省JIS企画原案作成委員会委員等も歴任。第31回(2023年度)ヘレンケラー・サリバン賞受賞。