当院の透析室は、維持透析患者の心疾患や脳血管関連、がんにおける検査や手術の精査加療目的で入院した時の維持透析や、入院中に発症した急性腎障害に対する透析療法を行っています。また、腹水濾過濃縮再静注法や末梢血幹細胞採取などのアフェレシス療法も行っています。
ベッドは5床と多くはありませんが、臨床工学技士が中心となり、開始前の体重測定から病棟からの申し送り、穿刺、開始、医師と透析条件の確認、経過記録、返血、透析後体重測定、病棟へ透析経過の申し送りまで行っています。
透析室装置の管理に関しては透析液清浄化や部品交換を含むメンテナンスを臨床工学技士が担っています。
1日当たりのスタッフは、血液浄化部医師1名、看護師1名、臨床工学技士2~3名で運用しています。
ベッドは5床と多くはありませんが、臨床工学技士が中心となり、開始前の体重測定から病棟からの申し送り、穿刺、開始、医師と透析条件の確認、経過記録、返血、透析後体重測定、病棟へ透析経過の申し送りまで行っています。
透析室装置の管理に関しては透析液清浄化や部品交換を含むメンテナンスを臨床工学技士が担っています。
1日当たりのスタッフは、血液浄化部医師1名、看護師1名、臨床工学技士2~3名で運用しています。
患者1名で1回約120Lの透析液を使用します。オンラインHDFのように患者さんの血液に直接透析液を入れる方法も主流になっているため、それだけ患者さんの身体に影響を与える可能性があると考えられます。そのため、より綺麗な透析液の作成・管理が重要となっています。
日本透析医学会で策定された2016年版 透析液水質基準の項目(透析液は超純粋水透析液、オンライン補充液)を満たしています。
当院は白血病、悪性リンパ腫などの造血器腫瘍 などの疾患を抱える患者が入院しています。通常の化学療法で根治が困難な患者に対して積極的に造血幹細胞採取・移植を行っています。また、公益財団法人日本骨髄バンクの定める非血縁者末梢血幹細胞採取施設認定を2020年に取得した為、非血縁者間末梢血幹細胞採取もおこなっています。
また。骨髄移植を行う際、ドナーから採取された骨髄液中の単核球(赤血球や血漿)を除去する骨髄濃縮も施行しています。
腹水濾過濃縮再静注法(CART)は、難治性腹水症患者の腹水を取り出し、それを濾過及び濃縮し、患者に再静注する治療法で、アルブミンなど腹水中の有用な物質を静脈内に戻すことが可能となる治療です。