呼吸ケアチームは呼吸療法に関して多職種でサポートをするチームのことで、当院では毎週火曜日に巡回を行っています。チームのメンバーは医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、臨床工学技士から構成されています。各職種が専門性を活かし呼吸療法に対する標準化、質の向上、人工呼吸器患者の安全管理や早期離脱支援を行います。臨床工学技士は人工呼吸器に関する専門性を活かして、人工呼吸療法中の安全確認、より患者に適した治療条件のアセスメントや設定を提案しています。医師の指示の下であることは大前提ですが、自ら考案した設定が適応され、患者状態の改善に寄与した際の感動がやりがいに繋がります。
栄養サポートチームは、多職種の医療スタッフで患者さんの栄養面を総合的に管理するチーム医療に取り組んでいます。
チームメンバーは医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、リハビリテーション科 、臨床工学技士から構成されています。週2-3回カンファレンスと回診を行っています。
臨床工学技士は体組成計を用いて、体水分量や筋肉量等を測定し、アセスメントを行ってい栄養管理に貢献しています。
CACT(Clinical Aram Control Team)とは、テクニカルアラームの低減とバイタルアラームに早期発見を目的とした、臨床警報装置の系統的および連携的な管理を行うチームです。JCI第7版(COP.3.1ME.1)にて、臨床警報装置の管理が低減されたことを受け活動を開始しました。チームメンバーは、医師・看護師・臨床工学技士から構成されています。
インシデント報告、安全対策報告などで臨床警報装置に関するインシデントの情報を収集し、チームで共有する。
当院で管理している臨床警報装置の、インシデント数、使用に関する問題点、管理や教育面の問題点、臨床警報装置に関する有害事象情報、などを参考にリスクアセスメントを行う。特定された臨床警報装置に対し、リスクを低減できる管理方法、設定などを策定し院内への周知を行いリスク低減を行う。
医療従事者へ手順の周知と適切な使用のための教育・訓練を行う。
・病棟での使用方法、管理方法をアンケートを用い調査を行った。
・アラームレポートシステムを用いて、アラーム環境を調査を行った。
以上の結果をもとに、対策を検討し活動を行った。
・アンケートの結果より、生体情報モニタならびに心電図電極の管理が統一されていないことが分かった。そのため、管理の方法を配布し周知を行った。
・病棟内で実施状況を確認するために、ラウンドを行い調査を行った。