法華経の久遠仏
法華経は仏教の最高峰の経典であるといわれます。その法華経の中で、お釈迦様は最後の教えとして、自分が実は遠い昔からの久遠仏であると説かれます。すなわち久遠仏は過去、現在、そして未来を通して教えを説き、私たちのこの世界(地球)ではお釈迦様として現れました。さてこの話を科学的に合理的に解釈する事はできるのでしょうか。
生命科学
現在の私たちは、命の源は遺伝子DNAであることを知っています。長大なDNA分子の糸に刻まれた情報に基づいて命が形作られ現れます。従って、神(すなわち仏)による生命創造とは、高度な生命科学によるDNA合成の成せる業という事になります。決してあご髭を生やした神様が粘土で人型を作って、それに息を吹き込んで人間を創造したわけではありません。
このような生命科学は久遠仏も実現すると理解できます。実在の人物であるお釈迦様は、お釈迦様の前に存在していた仏(悟りを得た人)のDNAから再生され、お釈迦様の死後は、お釈迦様のDNAは次の仏の誕生に引き継がれます。このDNAの継承によって久遠仏は存在し続けるのです。もし死の直前に生前の記憶や人格の情報を取り出して、DNAから再生された若い肉体にダウンロードすれば、まるで朝の眠りから目覚めたときに昨日の出来事を覚えているように、生前の自分が若返って目覚めることになります。つまり不死が実現します。例えば極楽浄土の阿弥陀仏はこのようにして今も仏法を説いておられます。
法華経
お釈迦様は法華経で次のようの説かれています。
方便品第二:
「私が声聞、縁覚、菩薩の3つの方法を示した理由は、それら方便のもつ力によって、人それぞれに救いをもたらすためでした。しかし、広く深い真実を知っているのは仏だけであり、仏と仏だけが互いに語ることができます。あなた方にはまったく理解することができません。もう話をやめます。真実を言うと、人々も多くの霊や神々が驚いて混乱するでしょう。」
心の開花
今日の私たちは物事を科学的に理解でき、その科学は命の領域にも及んでいます。高度な生命科学によって、久遠仏は時空を超えて仏として現れ、神は命の創造を行います。久遠仏や生命創造の真実は、仏と仏、すなわち真理に目覚めた者だけが語り合えます。
私たちは地球外生命体をエイリアンと呼びます。我々地球上の人間はそのエイリアンによって創造されたとなると、霊魂、万能の神、そして神秘的な仏を信仰したいた人々は驚き戸惑います。お釈迦様が自分が久遠仏であり、真実は仏にしか理解できないと説くのを聞いた修行者のうち5000人がこの説法の場を立ち去りました。これは今の科学の時代においても同じ状況が起こります。
(地球外知的生命体が正式に私たちの前に姿を見せられない理由もここにあると思われます。)
お釈迦様はその場に残った人々に次のようの説かれます。
「私は大きな目的を持ってこの世に現れました。その目的は、人々に智慧の目を開かせ、仏の智慧を示し、仏の智慧を啓発し、人々を智慧の道に導くことです。私がこれまで方便で教えを説いてきた理由は、これらの目的のためにただ一つの教えに導くためです。その教えによって、あなた方ほ等しく悟りに至るでしょう。」
法華経は、科学知識(宇宙を知り生命をも創造する絶対の知識)とそれを正しい方向に使う精神、これによってのみ私たち人類も銀河文明に入ることができると説いているのだと思います。
以上、法華経が確かに仏教で最も重要な経典の一つであることも仏教天空起源説は示します。