仏教天空起源説で遠い未来に現れる弥勒菩薩とは何かを説明します。仏教それ自体に、お釈迦様の教えは時とともに変容し、衰退して、消滅して行くことが説かれています。そして、お釈迦様の死から56億7000万年後、次の仏である弥勒菩薩がこの世に現れて人類を救うと説かれています。
56億7000万年という数
ここでの注目するのは、なぜ56億7000万年というとてつもなく大きく具体的な数が現れるのかということです。瞑想では、何十億年もの先を見ることはできません。この答えを合理的な考えで示します。まず、この数十億年先というのは太陽の寿命が尽きる先の未来です。また、この遠い未来において、人類が救済されるということは、人類は既に覚醒していなければならないという事です。それは人類の科学が恒星間飛行が可能なレベルに到達していることでしょう。仏典には、仏教が消滅した未来社会が描かれています。その未来社会は、肥沃な土地で作物は育ち、都市は清潔で繁栄し、災害はなく、人々は賢明で互いに助け合い、病気はすでに克服されています。では何故このような幸福の未来に危機が訪れるのでしょうか。唯一それは、太陽の寿命によるものです。
さて、お釈迦様は真実に目覚めた人です。よって高度な科学的根拠に基づいた太陽の寿命を知る(計算する)ことができます。この人類の危機がいつ訪れるかを知ることによって、事前に救済策を準備することができます。それが「弥勒菩薩」です。つまり、太陽が燃え尽きる56億7000万年後に合わせて弥勒菩薩が現れるように準備がされているのです。それが予言という形で説かれているのです。これはトランプの手品で予言したカードが現れるトリックと同じです。では、弥勒菩薩による人類の救済計画はどのような方法で準備できるでしょうか?
人類の救済計画
仏典では、弥勒菩薩は今、天国で修行していると説かれています。人類の救済は、太陽系から脱出する大事業になります。弥勒菩薩が天国で修行しているというのは、この人類救済の知識と知恵を学んでいることを示していると考えられます。そして、遠い未来に現れるまでの間、弥勒菩薩は人間の姿ではなく、細胞として保存されていると考えられます。時が来れば、弥勒菩薩はこの細胞から姿を現すといった考え方ができます。
このように、56億7000万年後の弥勒菩薩の出現の意味を現在の科学を拠り所にして説明できます。ただし、このストーリーには、この人類救済を計画する知性の存在が必要です。この知性もまた、神様などの神秘的なものではなく、やはり仏でなければなりません。この知性についても合理的な追究をした結果は、仏教と一神教を繋ぐことになります。
弥勒菩薩のまとめ
以上の弥勒菩薩出現のポイントをまとめます。
・56億7000万年という未来は、太陽が燃え尽きる未来です。
・太陽の寿命による人類の救済は太陽系脱出の大規模事業です。
・宇宙物理学や高度な計算で太陽の寿命を計算することが出来ます。
・救援計画はあらかじめ準備していおいて予言する事ができます。
・人類救済の方法は、新たな仏陀、弥勒菩薩を世に現す方法です。
・未来に弥勒菩薩が現れるには、保管した細胞が再生されるようにします。
以上が仏教天空起源説による弥勒菩薩の真実です。ただし、56億7000万年とい数字が間違っていない事が前提です。