「模型材料が机に。板とスタイロを構造的に読み替え。」

この作品は机の構造的要素をありあわせのものを使って実現しているブリコラージュ作品である。

作品は、模型材料や断熱材として使われることが多いスタイロフォームを使って、机とパーテーションを作っているもの。スタイロフォームは軽いため、机として使わないときはそれを脚から外して垂直に立てることでパーテーションとしても使うことができる。ただスタイロフォームを天板としてそのまま使おうとすると、ボロボロと崩れてしまうため、ベニヤ板で挟んで、構造要素のウェブとフランジに読み替えている。天板の要素を構造的に分解し、ありあわせのもので読み替えた意欲的なブリコラージュと評価できる。