Fruit Bowl

DDAA

Category:什器

図の上段DDAAの事務所にあったものから資材を選んでいる

図の中段ポリエチレンフォームが面や形状維持に必要な骨組、輪ゴムも形状維持に必要な骨組に読み替えられている

図の下段ボウルの構造をつくっている

「すべては事務所にあるものでどうにかなる。常に資材転用を考えていることが伺える。」


この作品はDDAAの事務所にあるものという緩い資材集合から果物などを入れるボウルをつくっているブリコラージュ作品である。

ポリエチレンフォームが中に入れるものを包み支えるボウルの面に、輪ゴムがボウルの形状を維持する骨組に読み替えられている。形状だけでなくその柔らかさ、弾性、力の釣り合いなどの微妙な部分までも読み替えの土俵に持ち込むそのブリコルールの態度は素晴らしい。