稲粋会

令和初の「大山酒祭り」参加

 

北海道佐呂間町で気温39度を計測し、全国多数の観測地点でも猛暑日を記録した5月26日(日)、令和初の丹沢「大山酒祭り」に厚木稲門会「稲粋会」から11名で参加しました。

雲一つない五月晴れの太陽が照り付ける中、7名の侍は猛暑をものともせず、お酒の匂いに引き寄せられるようにひたすら大山コマ参道の石段を登り、参道中間の懇親会会場「西の茶屋」で荷物を預けケーブル乗り場にたどり着きました。

ケーブルは勾配長786m、高度差278mをわずか6分で阿夫利神社駅に到着し、更に急階段を登った先の下社境内では、関東各地の酒蔵から、酒の神様でもある「阿夫利神社」に奉納された新酒の試飲・利き酒会がちょうど開始されたばかりで、昨年より集合時間を15分早めた効果が発揮されました。

試飲を十分に済ませた頃、さすがに猛暑の影響で日陰を探して一休み状態となり、境内で記念写真を撮り懇親会場に戻ることとなりました。

昨年に続き今回も幹事の携帯確認ミスもあり、懇親会場直行組4名の到着が遅れ、ようやく12時30分ごろ宴会開始となりました。

残念ながら稲粋会創設者の高坂さんが昨年9月に、常連の三田会岡田さんが今年1月に亡くなったため、御両者の遺影に陰膳を供え献杯して懇親会が始まりました。

高校時代から高坂さんの盟友吉成厚木稲門会長の挨拶と想い出話に続き、三田会御大の鈴木さんからは岡田さんの亡くなられた様子を紹介いただいた後、初参加の小沢幹事長とさんの自己紹介を兼ねたスピーチもあり、5月の爽やかな風が吹き抜ける会場で、吉成さん差し入れの生酛・純米大吟醸と持ち込みの純米・無濾過・生・原酒2升を飲み比べながら懇親を深めました。

ただの吞兵衛会ではないとの証拠に、「生酛造り」の工程・特徴などの話題提供し、また先ごろ話題になった「利尻島の縄文女性人骨ゲノム解析から酒に強い体質と判明した」との報道に「アセトアルデヒド脱水素酵素の存在」が影響しているのでは?などと盛り上がりました。

「西の茶屋」若社長からは、「厚着倒酔会」(この暑い日に厚着してっぱらってれる会)との揶揄がありましたが、「稲粋会はそんな無粋な会ではなく、日本酒製造技能の奥深く繊細な職人技に感動するとともに、酒に纏わる粋な日本文化を楽しむ会」であり、その意味で「稲会」ではなく「稲会」と名付けたと反論し閉宴となりました。

(文責:渡邊 東)

恒例の「大山酒祭り」参加(平成30年)


五月晴れに恵まれた5月最終日曜日(27日)、毎年恒例の「大山酒祭り」に参加しました。

早朝の伊勢原駅前のバス乗り場では、駅舎階段上までの待ち行列にびっくりしましたが、臨時バスが次々と入線し全員着席して目的地に向かいました。

バス終点から大山ケーブル駅までは階段続きの急坂を、一升瓶2本背負って久しぶりの山登り気分を味わいながら、コマ参道中間の懇親会会場「西の茶屋」で荷物を預けてケーブル乗り場にたどり着きました。

ケーブルカーも待ち時間が心配されましたが、通常20分間隔を臨時に10分間隔で運行され、平成27年10月登場の新型車両は278mの高低差をわずか6分の乗車で標高

678m阿夫利神社駅に到着できました。10年ほど前には、ここは標高634mで東京スカイツリーと同じ高さと聞かされた記憶がありましたが、間違っていたようです。

更に急階段を登った先の下社境内では、新潟・静岡を含む関東地区の酒蔵から、酒の神様でもある「阿夫利神社」に奉納された新酒の試飲・利き酒会が開催され、例年のことではありますが、まさに飲兵衛天国の賑わいを呈していました。

利き酒投票の締め切りも迫っていましたが、懇親会予定時刻もあり投票をスルーして11時過ぎにはアリバイ写真を撮り、後ろ髪を引かれる思いでケーブル駅に戻りました。

幹事の連絡ミスもあり、懇親会場直行組の到着が遅れ、その間乾杯のリハーサルを繰り返し、ようやく12時30分ごろ宴会開始となりました。

吉成厚木稲門会長の音頭で正式乾杯に続き、新入会員の村主さん・稲門会は新入会ですが稲粋会は常連の張さんの両女性陣を先頭に自己紹介を兼ねたスピーチで宴会は大いに盛り上がりました。

稲粋会の出席者は多いときで30名、少なくとも15名程度でしたが、今回は常連メンバーの予定重複・体調不良などで欠席が多く、10名に留まりました。 しかし4名の女性参加者が花を添え、また宴席での距離も近く話題がばらけることなく一層懇親が深まったのではと思いました。

会場「西の茶屋」さんのご厚意で当日持ち込んだこだわりの酒は、いずれも海老名市の泉橋酒造㈱の醸造で、吉成会長差し入れ「純米大吟醸」を皮切りに「ピンクヤゴ」(純米・生酛・無濾過・生・原酒)、締めは「ブルーヤゴ」(純米・無濾過・生・原酒)と違いを楽しみながら堪能しました。(文責:渡邊 東)


          阿夫利神社下社前

           懇親会場「西の茶屋」にて

      新装なったケーブルカーで酒祭りへ(平成29年)


恒例の「大山酒祭り(5月28日)」は慶應厚木三田会の会員も交えて、18名が参加しました。グッドデザイン賞を受賞した新装のケーブルカーで大山阿夫利神社下社から万緑を堪能した後、会場に向いました。


恒例の酒祭り「利き酒会」では、日本酒と焼酎の味をじっくり試飲しました。受賞者は無く結果は残念でしたが、お酒の幅の広さ、奥行などをゆったりと楽しみました。終わって、参道の会食場所に一直線に戻りました。


会食でのお酒は、会長以下、幹事の渡邊さん、小生がそれぞれの思いを込めて持参した「いづみ橋(生酛純米大吟醸)」「トンボ9号(生酛純米生原酒)」「トンボ10号(純米生原酒)」「夏ヤゴブルー(純米生原酒)」(何れも無濾過)「又兵衛(純米吟醸酒)」「天狗舞(純米酒)」などと、こだわりの銘酒でした。


銘酒が沁みたところで、渡邊さんから「純米」「生酛造り」「生酒」「無濾過」「原酒」等について、用意してきたレジメに基づいての説明があり、一段と日本酒の理解を深くしました。日本酒も味に変化を持たせた表示が増え、更には国際化の波が押し寄せて、名前も漢字だけではなく、ひらがな、カタカナ等、一昔前とは比較にならない時代に入りました。法改正もあり、特級、一級、二級酒は、文字通り一昔前の時代となりました。お酒の神様の誕生は来年に持ち越しとなりましたが、是非頑張りたいと思います。


お蔭様で県内全酒蔵の見学の目標達成も目前になりました。今年は企画も十分に行いたいと思います。是非お気軽にご参加ください。(高坂 義郎記)