レ デ ィ ー ス の 会

 1939年、早稲田大学は総合大学として日本で初めて女性に門戸を開いた4名の1期生から2014年度には18,000人余の女子学生が在学する時代になりました。女性の社会進出に懸命の努力をされた先輩のおかげで、後輩の女子学生は社会でも大きく羽ばたき、活躍しています。

そのような流れの中、20年ほど前から女性の視点を基にした校友会が誕生し、また、地域校友会の中でも女性の会が生まれてきました。

厚木稲門会も近隣の女性の会との連携を続け、各地域で活躍される女性校友の活躍に刺激を受け、平成25年11月にレディースの会を立ち上げました。女性の地位向上に尽力された先輩、男女共同参画社会の一員として懸命に働く中堅女性、先輩を目指して頑張る若い同窓。群れないと言われる“ワセジョ”ですが、共に学び、縁を繋げるのも人生を変える良いチャンスではないでしょうか。

一緒に楽しみませんか。ご参加をお待ちしています。

日本一予約の取れない工場見学                        「崎陽軒」横浜工場見学


               令和5年11月21日(水)

コロナ禍が収まった令和5年の活動は、久しぶりに戸外活動をと、工場見学を企画しました。どこでも人気のある工場見学の中、「崎陽軒」の工場見学は予約が取れない人気抜群の工場見学です。予約開始と同時にサイトにつなげないと希望の枠の予約が取れなくて苦労しましたが、3か月前に予約が取れ、皆さんにご案内しました。(S 41 文 堀 美知子)

世代的に「シウマイ」を知ってはいるけれど、工場見学までして行こうとは思わない会員もいましたが、参加者は結果的に11名。見学開始時間(10時30分)に間に合わせるには、「新横浜駅」集合は10時。タクシーで分乗するにも、最近の新横浜駅構内は、皆、疎いため、二見前会長が”下見”を名乗り出て下さったおかげで無事遅刻せずに到着しました。

工場に到着すると、ガイドさんのお出迎えを受け、玄関ホールで見学の流れの説明を受け、スタートです。

先ずは、「お弁当エリア」

手作業で弁当詰をする様子を。斜め上からガラス越しに見学。

「日本一売れている弁当」「冷めてもおいしい弁当」の秘密は、弁当箱に「経木」を使っていることと、ご飯を蒸気で炊いているという事でした。

次は写真展示エリアです。

「崎陽軒のシウマイ」誕生物語です。創業者の野並茂吉社長が「何としても横浜に新名物を」という思いで、崎陽軒独自のシウマイを誕生させ、駅弁へとつながります。横浜には中華街があり、シュウマイの素地はあったものの、独自のシウマイを確立し、”シュウマイならぬシウマイ”としたそうです。

「崎陽軒」のシウマイ娘も1950年にはキャンペーンガールとして話題になり、身長158㎝以上と言う制限にも関わらず、女性たちの憧れの的だったそうです。

さてお目当ての「シウマイ」コーナーです。

材料は豚肉、玉ねぎ、帆立貝柱、グリンピース、砂糖、塩、胡椒、澱粉、そして貝柱の戻し汁。動画を観た後、実際の工場見学。搬送モノレール、成型機、蒸し器、等、を見ると、1日80万個を作る工程にはやはり迫力があり、納得させられたました。

4番目が「ひょうちゃん」コーナー。崎陽軒のキャラクターであるひょうちゃんの誕生は1955年。横山隆一氏が48種の表情を描き、第一代ひょうちゃんが完成。二代、三代と続いているそうな。「ひょうちゃん」の歴史と共に、数々のキャラクターごとに展示されたコーナーは、崎陽軒フアンにはたまらない展示でもあるそうです。

最後に「崎陽軒」の歴史を学んで見学最終版です。

「崎陽軒」は「冷めても美味しい」をコンセプトに、1928年創業。1934年、レストラン開業。1954年、シウマイ弁当完成。なんと私が生まれた年。急にシウマイ弁当に愛着が沸いてきました。

すべての見学を終えて、試食フロアー3階で美味しいシウマイとサブレ―を試食し見学を終えました。

さすがに”日本一予約の取れない工場見学”と言われるだけあって、中身の濃い面白い見学コースでした。

              (S52 理工 大貫玉美)

「歌舞伎鑑賞教室」公演 観劇

              2023年6月4日(土)

この「歌舞伎鑑賞教室」公演の観劇は4年ぶりとなりました。そのためか、今年は20名の参加者がありました。

「歌舞伎のみかた」の説明役は本番での出演を前にした中村虎之助。対象が若者のこの鑑賞教室らしく、歌舞伎の舞台や所作などを若者風の説明で場内を気楽な雰囲気にしていました。

主題の幕では、花道に近い席が確保されていたこともあって、歌舞伎役者の衣装、動きなど身近に観られ、一同感激し、楽しみました。

終演後は、全員が隣のホテルに移動。ランチを楽しみながらの懇親会です。初参加の方、お連れの方も交えての会話に時間の経つのを忘れるほどでした。

演目:日本振袖姫    ー八岐大蛇と素戔嗚尊ー               

出演:中村扇雀・中村虎之助・他

場所:国立劇場 (さよなら公演)

  ワークショップ     

       「身体メンテナンスをしましょう」              

2019年11月9日(土)、アミュー厚木にて、スポーツトレーナー指導による“身体を整える”ための体操教室を実施しました。

講師は加古 円 さん。

1998年 米国 Eastern Washington University 体育学部スポーツ医学・アスレチックトレーニング学科卒業      NATA公認アスレティック・トレーナー(ATC)

2001年より(有)トライ・ワークス所属。ATR半蔵門アスレティック・トレーナー

リコーラグビー部アスレティック・トレーナーを経て、ATR半蔵門アスレティック・トレーナー として勤務

年齢を重ねるうちに身体のあちらこちらに不便を感じることが多くなります。異常が軽いうちに、自分自身で治していけるような指導をしていただきました。エクササイズの入門編です。  参加者12名、慣れない汗をかきました。将来に役立つようにと願うひと時でした。

生活の質を改善するために、エクササイズをしましょう!」

身体の動きについて →コアを安定させて四肢を自由に動かす → 関節を正しく動かせ、安定させる →筋アンバランスを正す

②姿勢のチェック、バランスのチェック、動きのチェック

③エクササイズ                                             

        2019年6月  

       「歌舞伎鑑賞教室 」参加       

稲門女性ネットワークの留学生支援活動の一つとして、国立劇場で開催されている「歌舞伎鑑賞教室」公演に協力する形で、今年も参加しました。

演目:「心霊矢口渡」(しんれいやぐちのわたし)の一幕  頓兵衛住家の場 ・・・時代物の江戸浄瑠璃。                      出演:中村鴈治郎・中村壱太郎・中村虎之助ほか       

江戸時代中期の学者、平賀源内が福内鬼外のペンネームで書いた本曲は、恋した乙女の一途な情念をドラマチックに描いた名作。 「歌舞伎のみかた」では、歌舞伎役者の説明が年々若者を対象にした語り口になるなど、伝統芸能維持の工夫が感じられて楽しく親しみやすくなっています。素人にとっても、歌舞伎を気楽に楽しめるになっています。             

私たち厚木稲門会から12名の参加。久しぶりに参加された方、カナダからの英会話の先生など、古典芸能を楽しみ、終演後には恒例となっているランチをとりながらの懇親会は、緑が深くなりつつある皇居周辺の風景を楽しむワンデーツアーの一日になりました。     

         好評でした!    ワークショップ 

                                        平成30年   11月2日開催

各分野でご活躍の素敵な“ワセジョ”から、常日頃身近で聴くチャンスのない分野のお話を伺い、刺激しあう場を作ろうと回を重ねてきました。今回は稲門女子ネットワーク会員としても活躍中の河村庸子さんをお招きし、「自分史」の考え方などのお話をしていただきました。                                         

参加者は15名。女性だけでなく男性の参加もあり、参加者同士の話し合いもあり、お互いの人生を語り合うなどの時間でもありました。

 河村 庸子さん プロフィール 🌸🌸🌸

1988年 早稲田大学教育学部卒。(株)リクルートに入社。2002年、ニューヨークIBMに出向。帰国後は、国内外8事業の経営/マネジメントを経験。組織の人間関係、やる気、行動力を押し上げる、マネジメントの「しくみ」と「人間力」を向上することを使命とし、2012年に独立。現在は、プロセスマネジメントを実現する「PDCA マネジメント」、部下指導のための面談・会議・など人間力のトレーニングを提供。

その他、経営史を活用して経営者を支援する活動を実施。

資格:MBA(英国国立レスター大学)他。

著書:『生産性マネージャーの教科書』他。

           参加してみて…        

                                             (S. 55 教育   梶山美恵子)

今回のタイトルに魅かれたのは私だけでないと思います。

現状に満足している、いないにかかわらず、人生の終わり位には誰もが思うはずです。(もしそれがかなうなら…)今回はワークショップ形式ということで、書いたり、話したりすることが多く、講義形式とは違う緊張感がありました。三人グループで、それぞれの人生チャートをシェアするという初めての経験では、改めて自分の人生の気づきもあり、他人の人生からの学びもあり、多くの刺激を受けました。

また、人生を時代分けしたり、経験から確立した土台を見つめ直すことで、これまでの人生がクリアに自覚される気がしました。最後にそれを一歩ずつかみしめることで、自分がどうしたいのか少し見えてきた気がします。

今回のワークショップは、語り合いが何より楽しく、つい時間をオーバーしてしまうくらいでしたが、刺激を受けたのは私だけではないと思います。

河村さんの人生が、努力や意欲的な生き方に裏付けされたものであることも強く感じた次第です。

「歌舞伎鑑賞教室」鑑賞     

                                    2018年6月17日

 これまで3回、好評を得たこの「歌舞伎鑑賞教室」公演、2018年6月17日(日)。半蔵門にある国立劇場大劇場にて、稲門女性ネットワークの企画と合流し、当会からは女性会員だけでなく、会員の奥様、男性会員も加わり、11名が参加。これまでの鑑賞を楽しんだ方に加え、初めて参加する会員や会員関係者のイギリス出身の女性も加わりました。

終演後、いつものようにランチをとりながらの懇親会。なかなか会えない会員同士、初対面の方もあり、有意義なお話も飛び交い、交流の輪が次の会の企画に続くよう期待して散会しました。

最近は歌舞伎公演も近郊都市初め多くの土地で催されるようになりましたが、たまには都内に出て、本格的な舞台を観てランチをとりながらお洒落な会話をするのも良いのではないかとは、参加者の感想でした。

この公演の特徴は「歌舞伎のみかた」と言う、若手歌舞伎役者による歌舞伎入門解説が初めにある事です。

今回の解説者は坂東巳之助。舞台の構成などに始まり、観客を舞台上に招いての演じ方の講習などで観客を歌舞伎に近づけようとします。次にくる演目のあらすじも少し加え、歌舞伎鑑賞初心者には嬉しい一幕です。

 今回の演目は、「連 獅 子」

主な出演者は、中村 又五郎、中村 歌昇

本来は能の演目の一つですが、舞踊劇と思われるほどに前半の演技や後半の豪華な舞台と音響効果が相まって観客には得難い鑑賞が出来ました。特に、親子の毛振りは、私たちの席が舞台に近かったため、役者さんの汗や毛を握りしめた力の入った握った手に思わず我が手を握りしめるようでした。

                 講   演  会 など

各分野でご活躍の素敵な“ワセジョ”から、常日頃身近で聴くチャンスのない分野のお話を伺い、刺激し合う場を創ろうというコンセプトの企画です。どなたでもご参加頂けます。皆さまのご参加、お待ちしています。

               2017年11月講演会

                                           「グローバリゼーションと途上国の生産者」

✉鈴木さんからのメッセージ

グローバリゼーションが進む昨今、普段の食卓に上る多くの食品が、発展途上国の生産者によって作られています。一方で、食品の安全性や環境保護、労働環境の管理の観点から、先進国が途上国に求める基準も上がっています。本講演では、ベトナムのエビ養殖産業、ガーナのパイナップル産業、エチオピアの切り花産業の事例をもとに、先進国市場での変化が発展途上国の生産の現場にどのような影響を起こしているのかをお話ししたいと思います。

  2017年11月18日(土)、「アミュー あつぎ」にて講演会を開催しました。               

演題は: 「グローバリゼーションと途上国の生産者」                                            

講師は:鈴木 綾さん(H9年 教育卒。アメリカ留学後博士号取得。

現在は東京大学准教授、専門は開発経済学。

また、東日本大震災被災者支援プロジェクトを立ち上げ、  奨学生支援主催)


参加者は16名。レディースの会主催とは言え、多くの男性参加者あり、また、鈴木さんの研究分野に興味を 持つ女子高校生の参加もあり、次回の企画に励みが出来ました。

 

講演内容:

日常何気なく食べている食品の多くが、発展途上国の生産者によって作られている実情と消費国との関係からくる 諸問題について、ガーナのパイナップル産業・エチオピアの切り花産業・ベトナムのエビ養殖産業の例をあげてのお話がありました。

そもそも、これらの産業は生産するために必要な資本や技術力など他の産業に比べて低いため発展途上国には取り       組みやすい産業であることで小規模農家の参入を促進し、海外市場進出による経済発展を促し、貧困削減につながる   ケースも多いとされてきました。

しかし、グローバル市場においては、消費国である先進国市場での変化を直接に受けて左右されるその不安定さが、今後その産業を維持していくための課題ということでした。

具体的にその農産水物がどのように作られているのかの説明がありましたが、消費国の要望、例えば食品の安全性や   環境保護などの観点をとくに重視する傾向の私たちには興味のあることがらでした。

弱者を弱者であり続けさせないために…。その気持ちが研究の根底にあるのを感じるひと時でした。

                                                                                                                                                 (S41 文 堀 美知子)


詳細につきましては、下記にお問い合わせください。

連絡先:厚木稲門会事務局内         厚木稲門会レディースの会 

Tel&FAX: 046-235-7231     メール:k_sakaki54@yahoo.co.jp 

幹事 : 堀美知子(S.41  文)・ 大貫玉美(S.52  理工)