アトリエ現場の研究会
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3.【演劇】【全3回】【講座】
日本語で書かれた「戦争」の現代劇:だれが、なにを、いかに書いたか
◯講座日程
期間 :2026年2月14日(土)から2月28日(土)までの土曜日
時間 :16:30~18:00
会場 :アトリエ現場
人数 :最大15名(先着順・予定)
受講料:一般 4,500円・学生 1,500円(全3回の合計)
申込 :お申し込みはこちらから
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◯講座の概要
世界の舞台芸術には、「戦争」を描いた作品が少なくありません。ギリシャ悲劇から現代劇までのあいだ、ときには人間の愚かさを指摘するために、ときには英雄の功績を尊ぶために、「戦争」というテーマは様々に利用されてきました。では、現代の日本語の演劇は、どのように「戦争」を描いたか。数名の作家の仕事を手がかりに、「戦争の描き方」のヴァリエーションを探ります。
演劇に関心のある方、俳優や劇作家などの活動を続けている方、本を読むことが好きな方、どなたでもご参加いただけます。
第1回 『象』と『父と暮らせば』――戦時下を生きた作家の言葉 2月14日(土)16:30-18:00
原爆投下後の広島を舞台に被爆した父の亡霊と娘を描いた『父と暮らせば』。原爆で背中に負ったケロイドを見せびらかし、町の人々からの尊敬を得たいと奇妙な情熱を抱く病人を中心に描く『象』。それぞれの作品を書いた井上ひさしと別役実は、どちらも1930年代に生まれ、戦後の日本で青年期を過ごした劇作家です。第1回では、戦後日本で青年期を過ごし、高度経済成長の時代に作家としての活動を開始した二人の作家の描いた「戦争」を読み比べます。
第2回 『東京ノート』と『三月の5日間』――背景の戦争と前景の日常 2月14日(土)16:30-18:00
日本語による演劇を大きく更新し、その後の劇作家や演出家に重大な影響を与えた二人の劇作家は、それぞれに高度な「口語」の現代劇の背景に、「戦争」というモチーフを置きました。しかし前景の「日常」と後景の「戦争」というモチーフは、日本のさまざまな創作において決して特殊なことではありません。第2回では、このふたりの作品の紹介とともに、「口語演劇」の言葉の面白さと、日本文学史における「日常性」の表現の系譜を紹介します。
第3回 『走りながら眠れ』『しみじみ日本・乃木大将』――史実を通じた戦争 2月28日(土)16:30-18:00
14歳までの期間を新潟県新発田市に過ごし、後にアナーキストとして体制を批判し、関東大震災のどさくさの中で憲兵に虐殺された「大杉栄」とその内縁の妻「伊藤野枝」の二人の最期の数日を描いた『走りながら眠れ』。明治天皇に深く信頼され、明治天皇の崩御の後「明治天皇の死に殉じる」と自刃した乃木将軍を、その乃木の連れていた「馬」の滑稽な騒ぎを通じて描き、大衆娯楽の軽業をもって明治天皇を痛烈に批判する『しみじみ日本・乃木大将』。第3回は、それぞれに実在した実際の人物の姿を描いて、日本の「戦争」を描いた作品を紹介します。
◯注意事項
お申込み後に受講をキャンセルされる場合は、必ず「問合せ先」へご連絡ください。
納入された受講料は、特別な場合を除き、返金できません。
講義日程や講義内容が変更となった場合は、メールにてお知らせします。