アトリエ現場の研究会
アトリエ現場の研究会
5.【文学】【全6回】【講座】
教科書の中の文学者たち:漱石・鴎外はどう面白い?
◯講座日程
期間 :2026年1月18日(日)から2月22日(日)までの日曜日
時間 :11:30~13:00
会場 :アトリエ現場
人数 :最大15名(先着順・予定)
受講料:一般 9,000円・学生 1,500円 (全6回の合計)
申込 :お申し込みはこちらから
________________________
◯講座の概要
森鴎外・夏目漱石・三島由紀夫・川端康成・福沢諭吉――とにかく「すごい人である」ということになっている近現代の文学者たち。たしかに、その人たちが残した小説には、面白いものも多いです。しかし、それがどのように「すごい」のか、わかりづらい部分も多い。それらは作品だけを読み理解されるものでなく、その時代の背景と、その作家の背景を通じて、理解されるものかもしれません。この講座では、近代文学の代表者たちを知りながら、それぞれの作家の面白さを探ります。
本が好きな方、日本の小説が好きな方、作品づくりに色々な知識を活かしたい方、どなたでもご参加いただけます。
第1回 明治維新を生きた世代と、明治維新に生まれた世代 1月18日(日)11:30~13:00
福沢諭吉と中江兆民は、明治維新が起きた時代を過ごして、維新直後の新しい時代の思想を語りました。夏目漱石と正岡子規、森鴎外はそれぞれに、明治維新の直前に生まれ、新たな社会が生まれる過程に青春時代を過ごしました。第1回では、現代の日本につづく時代がつくられた時代の作家をそれぞれ紹介します。
第2回 伝統主義と自然主義 1月25日(日)11:30~13:00
明治維新の後に流行した小説に、日本的な意味での「自然主義」と「私小説」があります。島崎藤村、田山花袋、国木田独歩たち数々の小説家たちは、どうして自分の日常生活を、恋愛や差別の経験に至るまで「ありのまま」に語ったのか。第2回では、「自然主義」作家たちの背景を探りながら、それとは別の伝統を引き継ぐ、泉鏡花や尾崎紅葉らの仕事についても紹介します。
第3回 自然主義にならなかった小説家たちの仕事 2月1日(日)11:30~13:00
明治維新より後の世代、小説家たちは、とにかく自分の生活や恋愛を語りました。しかし彼らの生きた時代は、日清戦争・日露戦争を経て、ふたつの世界大戦へ向かう時代でもありました。第3回では、自然主義にありがちな「ありのまま」の表現とは別の方法で、それぞれの世界を描き続けた作家たちとして、永井荷風・石川啄木・谷崎潤一郎らを紹介します。
第4回 かつての前衛文学――新感覚派以後の表現統主義と自然主義 2月8日(日)11:30~13:00
1924年に開場した「築地小劇場」ので作品の一部や、横光利一らの仕事は「新感覚派」と呼ばれる独特な表現をもっています。それらの表現は、西洋からの影響を、どうにか日本語で表現するための実験の歴史だったといえるかもしれません。また、その「前衛的」な表現は、その後の世代にどのように引き継がれたか。第4回では、川端康成・宮沢賢治・芥川龍之介を紹介しながら、やがて多様に変化を続けた大正〜昭和初期の文学に触れます。
第5回 社会主義の文学者たち 2月15日(日)11:30~13:00
1920年代、東京にはマルクス主義文学の運動が興り始めます。彼らは戦争に向かう権力を否定し、市井の貧しさと厳しい労働環境の変化のために運動をします。そして彼らは時に投獄され、時に虐待され、時に虐殺されました。それでもなお、権力に対して戦おうとした彼らの文学には、その戦いに向かう勇ましい文体にあふれています。第5回では、日本に珍しい「戦う文学」として、小林多喜二・中野重治・宮本百合子らの作品を紹介します。
第6回 戦後を描いた作家たち 2月22日(日)11:30~13:00
第二次世界大戦の後、日本の文化は大きな転換を迎えます。それから一部の作家たちは、戦時中にみた焼夷弾の風景、戦争直後の闇市の風景、戦争を経験した人々の日常、そして高度経済成長期を生きる人間社会についてなど、古い時代を記録し、新しい時代の生き方を探る。第6回では、戦後のさまざまな風景が描かれた小説をとりあげながら、石川淳・大江健三郎・安倍公房・三島由紀夫などの仕事を紹介します。
◯注意事項
お申込み後に受講をキャンセルされる場合は、必ず「問合せ先」へご連絡ください。
納入された受講料は、特別な場合を除き、返金できません。
講義日程や講義内容が変更となった場合は、メールにてお知らせします。