辞書1


これから増やしていく予定です 現在140語


アルファベット順

a,e,i,u,c,j,m,n,ny,p,r,t,v,'


caicai 花 名詞7

caitu 爪 名詞7

capiu ツタ、弓に使われる 名詞7

cara 人が~に会う 動詞1

cei ヤシの木 名詞6

cece 食べる 動詞5

cepi 殴る 動詞1

cepira バナナ 名詞6

cevi 豆 名詞10

ciapa 服を着ている 名詞1

cici 子供 名詞1


jaire 深い 名詞2

jarajara 髪の毛 名詞9

jeeni ~が刺さる 動詞3

jeijei マトアの木、果実は食用。 名詞6

jera 人が~にさわる 動詞1

jerua 親指 名詞6

jeive ゴム状の樹液を出す高木、林檎のような果実

名詞6

juuve 食器 名詞7

juju 悪い、腐っている 名詞8


maapei 人は~が好きだ 動詞1

maa'ae ~が落ちる 名詞10

mai 横に分かれる・割れる 名詞6

matici ツタ、人が登れるほど大きい 名詞6

mavu 鼻 名詞11

ma'atema コウモリ 名詞3

meure 稲科植物 名詞7

mena 火 名詞8

miumiu 食用のシダ 名詞7

mua 縦に分かれる 名詞6

mumu 色が濃い

mutu 2つの


nae 大きい 名詞4

napamu 青い、緑色

nape 雨

na'apa'a 背が高い

na'ave 丸い木の実

nemu ネコ

nini 枝に刺のある低木

nutu 起きている


nyacici 矢じり、男性器

nyava 舌

nyave 芽、芽吹いている

nyaaviavia 蝶々

nyeinyei 大きい 名詞4

nyevee 家

nyenye 良い

nyuru 親指以外の指 (名詞2)


paepae 笑う

paiva 骨

pacaca 歯

pamui キョウチクトウ科の高木、有毒の樹液

para 立つ、~のそばにある

paruru 両足、腰から下全体

peema 食用のキノコ

pei 空、空気

piapi 耳

piipii 水

piimai 大きい・長い 名詞6

pima 固い

pipa 巻き貝

pipina 女性器

pitu 腹、首から腰まで全体

pi'i 弓矢

puaci 満足した

puapua 母

puu 月

pui 斧

puca 村

pucupucu 木が悪い、朽ちる 名詞7

pupuna 人々、自民族

putata 魚の頭


raavitu 二枚貝

ra'ua 父

raara'a 虫の頭

ratu ナイフ

ra'i 女の人

ripiripi 人が~に話しかける

ri'ia 白い、明るい

ruarua 小さい

ruma 川 名詞3

rupemae 血、赤い体液

ru'e 片足


taa'a 鳥の頭

tau 存在する

tane 尖った石、結晶

tamu'atu 老人

tuta 人が~を拾う、取る

teve 腕

tejeru カエル (名詞5)

teta 犬

tima 黒い

titu'e カリンの木

tuitui サトウキビ

tuca 入る

tuje 歩く

tumui 聞く

turuturu 怒っている


vavama 胸

vana 魚

vatu 3つ

vava 尻 名詞2

vaitata パンノキ

veemee 口

vema 一まとまり 名詞7

vemei 手のひら

veneine 心・精神

vei 人が~を見る

veipe 死んだ・死体 名詞1

viavia タマゴノキ、繊維状の果肉を食べる

vicutu 色が薄い

vinyavinya ヤシの実

vua ~を食べる 動詞1

vuju 蛇


'ae 太陽

'ainene 楕円形の葉

'aipipa カタツムリ

'ai'airi トカゲ

'aure 男

'au'ae 蟻

'ace 種

'ami 神聖な

'ana 甲虫

'ata 角の取れた石

'atu 1つの

'ei 頭

'ecece 魚の身

'ememe 悪い人 名詞1

'enai 死んだ・死体 名詞4

'erutu 4つの

'e'a 目

'iema 赤い

'ine 人

'ini ~ならば(副)

'ipema 樹液

'i'e 古い

'i'i 年老いた 名詞1

'ue 土

'upene 空の・虚しい


arua 大きい・多い 名詞8

aavicu いも 名詞2

irena ~を食べる、飲む 動詞8


時制


アププナ語には22の時制があるが、これは日本語や英語の相にあたるものを含めた結果で、基本は通時、過去、現在、未来の4つである。


通時 いつでも成り立つ事柄

過去 過去のある一点での事柄

現在 現在の一点での事柄

未来 未来のある一点での事柄


また、過去や未来の事柄であっても、それを示す必要がない場合、通時と同じように扱う。



時制の一覧



通時


通時肯定 いつも~である 変化なし

通時否定 いつも~でない -are


完了


大過去 いつか~した -pi

過去完了 ~し終わった -pa

未来完了 ~し終わる -rupa

大未来完了 いつか~し終わるだろう -bi


開始


大過去開始 いつか~し始めた -abi

過去開始 ~し始めた -abe

未来開始 ~し始める -atu

大未来 いつか~するだろう -bira


進行


過去 ~していた -apa

現在 ~している -re

未来 ~しているだろう -mai


中断


過去中断 ~していなかった -apara

現在中断 今は~していない -rei

未来中断 ~していないだろう -emere


継続


過去継続 ~してきた -acei

未来継続 ~し続ける -nua

長期継続 ずっと~している -na


中断継続


過去中断継続 ~してこなかった -jere

未来中断継続 これからは~しない -nei

長期中断継続 ずっと~していない -tere



vua+are→vuare 食べない

cici+are→ciciare 子供でない


名詞の修飾


アププナ語では、同じ名詞クラスの名詞を繋げることで名詞を修飾できます。


dada tjutju 背が高い男


また、動詞-名詞と並べることで、名詞を動詞で修飾できます。


dje ʔutata te nea コウモリを食べる人


ʔutata コウモリ 3

djete 1が-口で-取り込む(食べる)

nea 人 1


空間制


アププナ語には、その出来事がどの方向で起こっているかを表す空間制があります。

単語の最後では狭母音、単語の中では広母音になります。


上 -ma,-mə-

下 -po,-pu-,-bo,-bu-

南 -na,-ni-

北 -to,-tu-,-do,-du-

東 -so,-zo

西 -pa,-ba


papazo 東に山がある

bena boʔonibo 南に魚が泳いでいた


papa 山 2

be 魚 3

boʔo 泳ぐ、飛ぶ 3


自分のいる場所での出来事、遠いところの出来事には空間制がありません


品詞


アププナ語の全ての形態素は、

自立語(1単語のみで意味をもつ単語)

接辞(自立語に付属して意味を付け加える)

の2つに大別される。また、自立語はさらに3つに分類される。


自立語の分類


名詞


述語になったときに目的語を取らない。それぞれの名詞には一つの名詞クラスが決まっている。アププナ語の単語のほとんどは名詞である。


例 ine 人(1クラス)

pii'i 水(8クラス)


動詞


述語となったときに目的語を取ることができる。主語と対応する名詞クラスを持っている。あまり多くない。


例 bua 食べる(1クラス)

cepi 殴る(1クラス)



副詞


述語にならない自立語。対応する名詞クラスをもたず、数は少ない。接続詞にあたるようなものも入っている。


例 ini ~ならば、~は

bici とても


辞書2


現在98語


a,e,i,o,u,ə,p,b,m,t,d,n,c,j,ɲ,ʔ


pa 笑う 1

paa 丸石 10

papa 山 2

pata 太陽 2

panu 雨 9

paju 朽ちた 6

pea ヤシの実 10

poa 月 2

popo 三角の葉 7

pipe つる 9

puci 髪の毛 9

puʔa 死んだ 1


ba 空 2

baiɲa 人の肌 7

bama 凹み 9

bo 尻 2

boa 口 2

boati 唾 8

bopa 女性の胸 2

boʔo 犬 4

bə 心臓 2

bəɲu 豆 10

bito 斧 7

bido 大きい 6

beatu コウモリ 3

biji 立つ、体を伸ばしている 1

buɲu 芽 7

buʔu 尖った石 3


mai 死んだ 4

mauʔa 家 2

mapə ハエ 5

maco 獣の肉 8

me 耳 7

mea 魚 3

meo くちばし 3

mebe 皮 7

mo 快、嬉しい 1

moiʔi 巻き貝 5

motu ネコ 4

məɲo 大きい 3

mute 蛇 5

mudo 母親 1

muju 群れ 4


tai いも 10

tama 魚の頭 3

taɲa 背が高い 1

te そして 副詞

te 下半身 6

tepi 両足 6

toa 傷 9

toaʔo 鳥の頭 3

toi 横に切れる、折れる 6

toto 舌 7

ti 矢じり 3

tipi 服、身につけるもの 7

tuce 歩く 4

təba 女 1


daa 歩く 1

dai 話す 1

dape 大きい蔓 6

doto パンノキ 6

dəbo 鳥 3

duuɲu 赤い葉の下痢を治す薬草 7


naba 谷 2

nə 骨 6

niʔe 走る 1

nudu 爪 3

nuʔau 大きい 8


caʔoa 鳴く 5

catu 既婚の女 1

caca 大きい 4

caji 悪い 1

ce 地面 2

cea 泳ぐ、飛ぶ 3

coma 食用シダ 7

codu 女性器 2

cəcə とげ 3

cipa 空の 2

cici 子供 1

cuta 甲虫 5


jamu 縦に割れる 6

juba 火 8


ɲama 花 7

ɲado 明るい 2

ɲe 固い 2

ɲo 木の実 10

ɲə 蝶々 3


ʔaita 弓矢 3

ʔapai 老人 1

ʔapupuna 人々、私達 1

ʔaba 手のひら 7

ʔadu 指 6

ʔe 食べる 1

ʔona 目 2

ʔine 一人 1

ʔijə 不快、悲しい 1

ʔoa 男 1

ʔude 家 2


アププナ語には日本語の ~の~ にあたる所有接辞があります。

所有接辞は所有対象につき、~の[名詞]、 という意味になります。


所有接辞は所有対象、動詞の目的語の名詞クラスによって変化します。


所有接辞


名詞クラス 所有接辞

譲渡不可

1 ma

2 ʔe

3 ʔu-

4 du-

5 tju-

6 po-

7 no-

8 ʔubi-

9 ʔetji-

10 ʔetu-

譲渡可

1~5 mu-



manjoe 私の魚

djete manjoe 魚を食べる


djete 飲む、食べる

njoe 魚 3


名詞は通常目的語をとることができません。

しかし、動詞 ba をつけることで、~が~を[名詞]にするという意味の動詞になり、

目的語をとることができるようになります。


sasaba 動物を育てる

tuʔipa 切る


sasa 大きい 4

tuʔi 縦に分かれた 6


動詞


アププナ語には動詞語幹が11個しかありません。


pa ~が~を入れる

maʔa ~が~を出す

ba ~が~を中にする

ʔaba ~が~を付ける

da ~が~を離す

tja ~が~を上にする

naʔa ~が~を近づける

ʔada ~が~を遠ざける

ta ~が~を近くにする

ʔa ~が~を作る

ʔaʔa ~が~を消す


動詞の前に名詞を置くことで、動詞の目的語とその名詞クラスを表します。

目的語として代名詞が使われることが多いです。


ʔine-naʔa ʔinenea 人が近づく→会う

ʔona-ba ʔonaba 子供が中にいる→妊娠している

bo-tja botjo 火が上にある→焼ける


動詞の主語には名詞クラス1~5の名詞(生物名詞)しかなれません。

また、動詞の主語は所有接頭辞で表します。


ʔepe pabai 小鳥を食べる


文の基本構造


アププナ語の最も単純な文は1つの名詞からなる一語文である。


ine 人だ



語順は自由だが、日本語と同じSOVか、OSVであることが多い。


'aure bana ubuare 男が小魚を食べている

=bana 'aure ubuare 小魚を男が食べている

=ubuare 'aure bana 食べている、男が小魚を


'aure 男 1クラス

bana 小魚 3クラス

ubuare 1が3を食べている


このように、アププナ語の文では、動詞と主語、動詞と目的語は同じ名詞クラスを持たなくてはならない。


名詞と、それを修飾する語句も同様である


na'apa'a ra'ia 大きい女

nae teta 大きい犬


na'apa'a 大きい人 1クラス

ra'ia 女 1クラス

nae 大きい動物 4クラス

teta 犬 4クラス


また、修飾語は被修飾語の後ろにあることが多いが、どちらでもよい。


nyimi bana ubua

=bana nyimi ubua 魚をたくさん食べる


nyimi 大きい鳥・魚 3クラス

bana 小魚 3クラス

ubua 1が3を食べる


手段接辞


アププナ語には、(~を使って)という意味の手段接辞というものがあります。

手段接辞は主に名詞、動詞について、意味を派生させます。

手段接辞は強制ではありません。


目で da,də

耳で ʔu,ʔi

鼻で tu

口で pa,pə

手で

足で tja,tjə


mapapa(食べる)→madapa(~を見る)

ma(~させる)→mapa(~するように命令する)

ʔume(背が高い)→tume(鼻が高い)


du-pə-ʔine→dupine 人語を話す(人の口を持っている)


また、道具を使う場合も手段接辞 ta,to が使われます


ʔaita matjaba 弓で捕まえた


ʔaita 弓 3

ma-tja-ʔaba 人が-手で-得る


動詞語幹


アププナ語には動詞語幹が11個しかありません。


pa ~が~を入れる

maʔa ~が~を出す

ba ~が~を中にする

ʔaba ~が~を付ける

da ~が~を離す

tja ~が~を上にする

naʔa ~が~を近づける

ʔada ~が~を遠ざける

ta ~が~を近くにする

ʔa ~が~を作る

ʔaʔa ~が~を消す


動詞の前に名詞を置くことで、動詞の目的語とその名詞クラスを表します。

目的語として代名詞が使われることが多いです。


ʔine-naʔa ʔinenea 人が近づく→会う

ʔona-ba ʔonaba 子供が中にいる→妊娠している

bo-tja botjo 火が上にある→焼ける


動詞の主語には名詞クラス1~5の名詞(生物名詞)しかなれません。

また、動詞の主語は所有接頭辞で表します。


ʔepe pabai 小鳥を食べる