Ebẹsa language
コンセプト:文法書ではなく、コーパスによる記述。分析的
子音
唇音 舌音
破裂音 b t d
摩擦音 f s
流 音 r
b [b]
t [t̪ʰ]
d [d]~[g]
f [ɸ]~[h]
s [s]~[x]
r [ɾ]
母音
後舌 中舌 前舌
広母音 a e
o ạ ẹ
i
狭母音 u ị
a [a]
ạ [ʷə]
e [ɛ]
ẹ [ʲe]
i [ɪ]
ị [ʲi]
o [o]
u [u]
文例
Baa ebẹ dirẹ fa.
1SG 食べる 魚 fa
私は魚を食べる
・代名詞は次の6種類。
一人称 二人称 三人称
単数 baa daa rạ
複数 baaii daaii rạịị
・助詞 fa は他動詞句の末尾につける
Rạ-badisi a tabẹ o.
3SG-くちばし a 赤い o
この鳥はくちばしが赤い
・助詞 a はコピュラ
・助詞 o は文末に他の助詞がつかないときにつける
Baa tịị daa aabo rạ-sa fạ.
1SG 見る 2SG 殴る 3SG-人 fa
私はあなたが彼を殴ったのを見た
・いくつかの動詞は文を目的語にとれる。その際、文末には fạ をつける。
・三人称代名詞 rạ は -sa (人) -rara (女) など、後ろに対象の属性をしめす名詞をつけることが多い。
Bu baa ebẹ bafạ dirẹ rai tara fa.
Bu 1SG 食べる 持つ 魚 rai 火 fa
私は魚を焼いて食べた
・Ebẹsa language は動詞の種類が少なく、動詞句での表現が多い
・助詞 rai は(~の上に)と、方向/移動をあらわす。
Baa doi batata fa.
1SG 切る 肉 fa