品詞
タコ語は、語彙的な品詞として内容語と機能語の二つの品詞を持つ。
また、内容語は名詞、自動詞、他動詞の三つの意味的な品詞に分かれる。
機能語はン(a)しかなく、残りの44語根はすべて内容語である。
文の構造
文はいくつかの句からなる。
句と句の間にはンが挟まれる
一番目の句は主語となる。
二番目の句は述語となる。
三、四番目の句は目的語となる。
三番目の句が直接目的語となり、四番目の句が間接目的語となる。
それ以降の句は副詞的に働く名詞節となる。
名詞句一つだけでも文を作る事ができ、それを名詞文と呼ぶ。
例
タ ント ン フ ハタ ン クタ 私は魚を調理する
私 作る 魚 食べ物
S V O1 O2
句の構造
いくつかの語(内容語)が並んだものが句である。
語は一つしかなくても、一つも持たなくても良い。
先頭の語は句と同じ品詞を持つ。
後ろの語は前の単語を修飾する名詞となる。
修飾の順番は文脈による。
例
ア ヒモ タ 私の家の屋根
頭 家 私
タ ン ヤ イタ 私はあなたより大きい
私 大きい あなた
語を一つも持たない節は任意のなにか(lojbanのzo'e)の意味を持つ
例
∅ ン ク ン ∅ ン タエナ 箸で食べる
誰か 食べる 何か 箸
語の構造
タコ語の語は、その構造によって単語、畳語、複合語に分けられる。
ン以外のすべての単語は単独で語となる。
同じ単語を二つ繋げることで畳語が作られる。
畳語は動詞の名詞化したもの、他動詞の自動詞化したものとして扱われる。
他動詞が名詞化するときは、目的語で修飾することでそれを明示する。
異なる二つ以上の単語をつなげることで複合語が作られる。
後尾の語根は単語と同じ品詞を持つ。
それより前の語根は前の単語を修飾する動詞として扱われる。
修飾の順番は文脈による。
修飾語が他動詞のときは、目的語、主語を後ろから修飾させることでそれを明示する。
または、修飾語を畳語にすることで明示する。
例
ククモ 食べる所→食堂
マタ タ 私の生んだ人→子供