2022年6月1日 - 2023年3月31日 

学生自主研究

~製パンに利用可能な野生酵母の探索~

秋田県立大学には学生自主研究という大学1,2年生が行うことができる制度があります。この制度は学生が主役であり学生だけで研究テーマを決定し、指導教員にアドバイスをもらいながら、自分の興味のある分野の研究に取り組むことができます。また、大学側は実験スペースや機材、研究資金を交付して研究をサポートしてくれます。

自主研究紹介リンク (https://www.akita-pu.ac.jp/about/tokucho/pr01)

現代の我々日本人の食生活において、お米以外にもパンを食べる習慣が広がっており、もはや食卓に欠かせない存在になっています。 製パンの発酵においては、その性能から主にSaccharomyces cerevisiaeという出芽酵母が用いられているが、酵母には様々な種類が存在し、食品それぞれによって適した種類の酵母が利用されます。 しかし、140年ほど前までは発酵食品の生産にどのような酵母が利用されているかということも分かっていませんでした。それ以前においては、人々は食材に付着する酵母を独自の手法で増殖させ利用していたために、図らずも多様な酵母がパン作りを始めとした発酵食品生産に利用されていたと考えられています 。私たちは自然界から採取した酵母を用いて作ったパンの特徴を調べることで、「新たな製パン特性を示す酵母を見出す」ことを目的に研究を実施しました。

研究成果リンク先:秋田県立大学機関リポジトリ (nii.ac.jp) https://akita-pu.repo.nii.ac.jp/records/2000013

酵母工房のメンバー(学生6人と担当教員1人)

メンバー

私たちは同じ応用生物科学科の1年生でした。「醸造学に興味がある」「食品開発をしてみたい」という人が集まり、食品に興味があるという共通点から研究をしようとなったのがこのメンバーです。

どのメンバーも明るく、楽しみながら研究に取り組むのが私たちのグループの特徴です!

[大槻果鈴]

秋田県立秋田北高等学校出身

私は将来、食品に携わる仕事に就いて秋田の食を支えたいという夢があります。そのため、以前から興味があった発酵・醸造に加え、専門知識を実践的に身に付けられると思い入学しました。

[五十嵐芽依]

秋田県立金足農業高等学校出身

私は食品について興味があり、1年生から研究に取り組める「学生自主研究」という、県大独自の制度で自分の好きな研究ができるところに魅力を感じたためこの大学を選びました。

[小菅心花]

茨城県立古河中等教育学校出身

私は、自分の興味のある微生物を食品に生かしたいと考えました。この大学は醸造学🍷、食品開発の研究を行っている先生が多いです。そのため、この大学であれば自分のしたい研究ができると思い入学しました。

[西川和佐]

北海道北広島高等学校出身

私は醸造に興味があり、将来は酒造関係の仕事に就きたいと思っています。県立大には学生自らが日本酒醸造を行う「究(きわむ)プロジェクト」があることを知って内容に心惹かれ、この学校を選びました。 

[渡邉咲奈]

岐阜県立加茂高等学校出身

私は食品から人々の健康を支えられるような食品開発をしたり、自分が好きな食べ物😋(パン、カレー、アイスなど)につながるような企業で働きたいと考えているため食品の研究が行われているこの大学を選びました!


[櫻庭彩佳]

秋田県立秋田西高等学校出身

私は食品企業で食品開発に携わりたいという目標を叶えるため食品の研究ができる秋田県立大学に入学しました。