高槻市総合戦略部アセットマネジメント推進室は、2022年1月に開催した「富田地区まちづくり基本構想」パネル展(1/22~1/29 当日配布資料)で、赤大路コミュニティセンターについて「小寺池図書館、富田支所、富田公民館」と一体として「中長期的に複合化を検討する」と発表しました。赤大路地区住民から「赤大路地区からいろんな習い事や集会の場として活用されているコミュニティ施設がなくなる可能性」について尋ねられた市の職員はその可能性を否定しませんでした。
この構想には、赤大路地区住民にとって下記のような問題点があります。
・「富田地区」まちづくり基本構想の名前で「赤大路地区」の重要問題が地元住民への十分な説明の機会もなく決められようとしていること。これは2021年に同構想のもとで赤大路小学校をつぶして富田小学校の敷地に統廃合しようとし、保護者・住民の反対を受けて中止に追い込まれた四中校区施設一体型小中一貫校構想問題と同じ構図です。
・市の財政運営の失敗によって公共施設をリストラしたいのであれば、赤大路コミセンをつぶしてその機能を富田地区へ統合しようとするのではなく、①赤大路コミセンの機能を残す方法を住民とともに検討する、②現在の敷地での維持が難しければ例えば赤大路地区の中心である赤大路小学校と赤大路コミセンの複合化を住民とともに検討する、という手順を踏むのが筋です。今回の基本構想は赤大路地区をもはや市のコミュニティ政策上の地区として認めず、「赤大路コミュニティ」の解体を市として宣言していると受け取られても仕方がない内容です。
市の公共施設リストラ策(富田地区まちづくり基本構想)において「小寺池図書館、富田支所、富田公民館」と赤大路コミセンは別の枠であり、赤大路地区のたった一つの集会施設である赤大路コミセンの機能を廃止しないことを明示すること、またこのような赤大路地区にとっての重大問題を一方的にパネル展で発表するのではなく、地元への説明を徹底して行い、意見交換をすることを求めます。
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NEWS
・2022/4/16 吉田稔弘市議「四中校区の件は白紙になった」と発言
・2022/4/10 「富田地区まちづくり基本構想」に関する要望書
・2022/4/3 「富田地区まちづくり基本構想」アンケート結果最終報告
・2022/3/13 アセットマネジメント推進室の「回答」
・2022/28 高槻市「パブコメ強行+再度パネル展実施」方針を発表
・2022/2/27 高槻市長あてに要望書を提出しました
・2022/2/26 「富田地区まちづくり構想に関するアンケート」中間報告
・2022/2/11 市幹部が住民の抗議を受け「赤コミはつぶさない。資料の表現がまずかった」と弁明
上記チラシのpdfはこちら。