リーダー・サブリーダー
各班とディレクター、メンバー間をつなぐために、ミーティングの定期開催やスケジュールの管理等を行う。
デザイン班
メインビジュアルのデザイン・制作を始め、チラシ・ポスター、キャプション等のサイン制作などを行う。
広報班
プレスリリースの作成やSNSの運用、メディアへの掲載依頼など、広報活動を担う。
記録班
プロジェクトの開始から終了までの様々な各班、メンバーの活動を記録撮影し、映像にまとめる。
展示班
作品選定から展示企画、作品搬入・搬出などを行い、作品の管理・活用をする。
教育プログラム班
展覧会の関連プログラムとして、イベントや紙媒体の作成などを企画・実施する。
総務・経理・開発班
備品や経費の管理を始めとした各班の活動の事務や、展覧会運営のためのサポートを行う。
組織編成図
大西 瑠夏 ・ 鈴木颯良
ディレクターとのミーティング
プロジェクトメンバーとディレクターをつなぐポジションとして、何度もディレクターとのミーティングを重ねました。学生間の意見をまとめて、ディレクターに提案しに行ったり、AGP2021の現状や今後の動きについて「報告・連絡・相談・確認」をその都度行い、活動が無理なく進むように徹底して全体把握を行いました。
スケジュール管理
全体のスケジュールに滞りのないよう、スケジュール管理を行いました。ガントチャートという表を用いて各班の進行状況を把握します。「いつまでに何を決定するのか、完成させるのか」をまず決めて、ブラッシュアップを重なる期間があることを踏まえた上で、「いつみんなで確認をするのか」を相談しながら決めていきました。また、常に状況が変化するため、ひとつの変更により何が変更しなければならなくなるのかを意識して計画を立てました。
ミーティング管理、議事録
各班の進行状況の整理や問題点を明らかにするために、週一で定例ミーティングをしました。その時の議題は、メンバーがそれぞれ不安に思っていることやわからないことを事前に募集し、その場で解決できないことを議題にし、話し合いました。また、1日かけて行うロングミーティングを数回設け、全体でタスクの整理や情報の共有を行いました。各班はそれぞれのタスクの「報告・連絡・相談・確認」を行いました。
「karupi」タイアップ企画
芸術文化学科の2期生である今泉志郎さんに、本展のメインビジュアルをイメージしたイヤリングをデザイン・作成していただきました。ウォーキングラリーの景品として来場者にお渡しする形で、とても素敵なデザインだったため、たくさんの方々がイヤリングをもらうためにスタンプを集めていました。
karupi 公式ウェブサイト https://www.karupi.jp/
運営スタッフさんとの顔合わせ
展覧会をサポートしてもらうため、そして展覧会を学びの場として拡張するために、運営スタッフの募集を行いました。芸術文化学科の1年生から院生まで幅広くご応募くださり、集まった有志の21名の顔合わせミーティングを開催しました。AGP2021が生まれた経緯、各班での活動、運営スタッフの仕事内容についてを伝えました。
展覧会コンセプト文の作成
展覧会のコンセプト文の作成も行いました。今回の出展作家の作品の魅力、展示空間である3つの場、そして数々の教育プログラムをどのように文章で伝えるか推敲しました。
コンセプト文はこちら(プレスリリース)よりご覧いただけます。
展覧会の来客対応
本展覧会を開催するにあたりご協力いただいた外部の方や、出展アーティストの齊藤さん、中屋敷さん、ディレクターの杉浦先生のお招きした方々、ご来場された関係者の方々の来客対応を行いました。ご協力、ご来場の感謝の気持ちと共に、展覧会について知ってもらえるよう展示室や構内をご案内しました。
栗原 叶恵
メインビジュアルデザイン
メインビジュアルは展覧会のメインイメージになるため、コンセプトと展覧会のイメージに近づくように、制作時は自分の手で文字を描いてみたり、絵の具を実際に使って試作を行うなど、デジタルとアナログの間を行き来しながら様々な表現手法を試しました。
展覧会コンセプトの「歩く」において、歩くことで生まれる有機的な体の動きに重ねて、齊藤さんと中屋敷さんが交差していく様子、作品から感じ取った色のイメージをメインビジュアルに落とし込みました。プロジェクトメンバーや教授と共に、ブラッシュアップと選定を何度も繰り返してデザインが決定しました。
広報用文字情報の収集
チラシの裏面には、展覧会に関する様々な情報(開催概要、ご挨拶文、関連イベント情報、出展アーティスト概要、アクセス、お問い合わせ先、公式SNSの情報等)を掲載する必要があります。どこに何の情報を掲載し、どのようにレイアウトに落とし込むのかを考え、情報の取捨選択を行いながら作業しました。
出展作アーティストについての文章は、アーティストのお二人にメールで掲載文の確認を行ったり、ご挨拶文は展示班やリーダー・サブリーダーと、関連イベント情報は教育プログラム班と連携しながら情報を収集し、チラシの掲載情報をデザインしました。
チラシの用紙選定/納品
チラシの用紙は、メインビジュアルの質感に合わせて、紙の繊維を感じるような画用紙・和紙の雰囲気を持つ紙をイメージして選定しました。ディレクターの杉浦教授、米徳教授、AGPメンバー、株式会社アトミ 内山様に多大なるご協力を頂き、チラシ・ポスターを納品することができました。
株式会社アトミと紙種/部数の相談
竹尾に足を運び、「里紙」、「ホワイトニューVマット」で株式会社アトミへ発注依頼をしますが、当初の依頼内容だと予算が大きく上回ってしまうため、株式会社アトミの内山様と相談を重ねました。
その後、部数を変えて2種類の紙をチラシに使用し、ポスターの紙種も再検討しました。最終的には以下のように用紙を依頼し、入稿しました。
「A4チラシ」里紙、タント紙
「A2・ B2ポスター」マット紙
約3週間の間、何度も相談・交渉を重ねて、チラシとポスターを納品することができました。開封し納品されたモノを見て、体が震えました。本気でモノを作る責任と、大変さを学びました。
トータルデザイン
リーダーとデザイン班は「トータルデザイン」として、大学の中での展覧会のイメージを統一するためのデザインを行いました。展覧会の受付の配置、展覧会バナーの設置の仕方やその場所、メインビジュアルの様々な場所での活かし方を考えました。9号館6階のapmgと606教室をどのように繋げるかについても試行錯誤しました。来館者にどのようなアプローチをすれば興味を持ってもらえるか、存在に気付いてもらえるか、他の班とも相談しながらトータルデザインを進めていきました。
トータルデザイン制作物の試作
デザインしたものの設置現場での見え方や印象を確かめるために、画面上で設置風景写真の上にデザインを配置したり、実際の実寸大での試作も行いました。
トータルデザインでの試作では、展示室同士をつなぐためのメインビジュアルを活用したデザインを考えていましたが、実際に形にして現場で設置してみることにより、改善点や新しい案を考えました。
制作/設営
デザインしたものを試作でのブラッシュアップの後に完成させます。最終版を大型プリンタ等で出力し、パネルに貼ってカッティングを行います。量の多いものや大型のもの等は運営スタッフの協力もいただき、完成させました。
以下は、実際に印刷・制作・設営したものの一覧です。
展示室(apmg、606教室)内:
作品キャプション、挨拶パネル、各展示室説明パネル、お手触れサイン
9号館:
入り口バナー、入り口B0パネル、受付スカート隠し、受付後ろ大型バナー、トイレ隠しの壁の制作、ゼミ室前バナー、フロアマップ、階段バックライトフィルム、EV内ミニサイン、看板、会期延長告知用サイン
長谷川 蘭
チラシ送付先選定/送付
より多くの方に展覧会について知ってもらうため、歩く展ではチラシを5,000枚入稿し、学内の他に美術館やギャラリー、地域周辺の施設や、大学、高校などに送付しました。広報班が送付先を決め、中心となって送付作業を行いました。
プレスリリースの作成
メディアを通して展覧会を広めていくため、プレスリリースの作成を行いました。展覧会についてより詳しく、わかりやすく伝えるために内容を推敲し、デザインをしました。展覧会概要、齊藤さんと中屋敷さんのプロフィール、成り立ち関連イベントなど、展覧会の特色や見所がまとめられています。
実際のプレスリリースはこちらよりご覧いただけます。
メディアへの掲載依頼
雑誌や新聞社を中心に、電話で送付方法や展覧会会期に近い発刊号の掲載のためのスケジュールなどを伺い、メール、FAX、郵送で送付を行いました。
出展アーティストのお二人にもリサーチをし、展覧会やアーティストに関心がある個人の方へも送付をしました。
美術屋・百兵衛様を始め、月刊アートコレクターズ様、市報こだいら様、多くのメディアにご協力いただいて記事の掲載をしていただきました。
https://bijutsutecho.com/exhibitions/7768
*大學新聞社 大學新聞編集局 様
こちらより記事をご覧いただけます。
*公益財団法人 教育美術振興会 月刊「教育美術」編集部 様
http://www.kyoubi.or.jp/events/index/30
*artsacca.com 様
SNS運営
Twitter、Facebook、Instagramの3つのSNSを運用しました。展覧会会期前は各班の動きを、展覧会会期中は各プログラムのお知らせや展覧会の様子を主に投稿しました。各SNSの機能(Twitterのリツイート、InstagramのストーリーやFacebookのイベントページなど)を活用して、3つのSNSで内容が全く同じものにはならないように心がけました。
また、緊急事態宣言発令に伴う来場制限についてや会期延長のお知らせも各SNSで行ました。緊急事態宣言中はご来場いただけない学外の方へ、誤解を与えないような言い回しを心がけました。
学内広報
学内広報として各研究室にチラシ・ポスターを送付したり、教員宛のDM作成、SNSを使った宣伝等を行いました。また、学内で利用しているメールやteamsを使って宣伝を行いました。
「MAU TOPICS」
https://www.musabi.ac.jp/topics/20210415_03_02/
緊急事態宣言後に決定した会期延長の際には、より展覧会を学内者に見てもらえるよう、教員への個別アプローチを計画し、送付状やオリジナルポストカード、リーフレットを挿入したDMを個人の教員・助手宛に研究室に配布しました。
写真撮影
SNSで投稿する際、なるべく文字だけではなく写真やビジュアルイメージを必ず付けように心がけていたため、記録写真の撮影を行いました。
プレスリリースやWEBサイト、WEBサイトでのアーカイブなど、広報の仕事を進める上で写真での記録の必要性が増し、撮る機会も増えていきました。展覧会の広報をする際には、各班の動きや展覧会全体を把握している必要があったため、そのためにも出来るだけ色々な場所(場面)に顔を出して写真を撮り、記録をしました。
オウ キン
「制作の足跡」映像制作
本展覧会のために新作を制作していただくにあたり、アーティストのお二人には制作風景を撮影していただき、その映像を編集して映像作品を制作しました。アーティストの制作の裏側をご覧いただけます。
実際の映像はこちら
AGP活動記録映像の制作
記録班はプロジェクトメンバーの活動を逐一撮影し、映像として記録に残していました。
ビデオカメラで保存した映像データを専用のソフトで編集し、映像を制作していきました。
「ガラスドローイング- 交差する2人の足跡-」記録
関連プログラム「ガラスドローイング-交差する2人の足跡-」でのアーティスト2人が制作していく様子を記録するため、計5台のカメラを使って記録撮影を行いました。一度きりの貴重な機会を逃さないよう、お二人の制作過程に合わせながら少しずつカメラ位置を移動させ、記録していきました。
プログラムに使用する映像作成(クロストーク、中国語ツアー)
関連プログラム「クロストーク 表現の歩み」では、参加者に展覧会をより知ってもらえるように、AGP2021についてわかる動画を記録班が制作しました。短くもわかりやすく、満遍なく知ることのできる動画を、今までの記録から抽出し、編集しました。
「中国語ツアー」では、参加者に展覧会の魅力をさらに伝えるため、ガラスドローイングの様子などをまとめたスライドショー型の映像を制作しました。
年表デザイン
「アーティストと出会う場」では、出展アーティストの齊藤さん、中屋敷さんの今までの経験・活動を可視化する、年表を設置しました。展示班がお二人にインタビューの機会をいただき、そこでのお話を展示班がまとめ、デザイン班・記録班でレイアウト・デザインを考案しました。最終的には記録班がデザイン・制作を行い、お二人の今までの活動と現在のAGP2021での出会いまでを形にしました。
チェン ウィトン ユウ ヒ
展示模型制作
作品の配置や動線を検討するために、展示模型を製作しました。搬入まで実際に作品が見られない中で、展示室と作品の大きさなどを模型からイメージして展示計画を立てます。展示コンセプトにあった、より実際的な展示を考えるために試行錯誤しました。
作品選定/新作制作を依頼
AGP2020企画編で選ばれたグループ「nature」の企画案をもとに、アーティストさんの旧作から出展いただく作品を選定しました。また、展覧会のテーマ「歩く」をもとにした新作の制作をお願いしました。
アーティストのオンラインアトリエ見学
実践編はコロナ禍にあり、展示企画を考えるためにアーティストのアトリエ現場に行くことが難しい状況でした。そこでオンラインでアーティストにアトリエを案内してもらい、制作環境や作品、またアトリエの道具等を詳しく見せていただく機会を作っていただきました。そこから得られた情報や発見をもとに、「作品と出会う場」「アーティストと出会う場」の展示設計に生かしていきました。
作品の管理
作品を借用するに際し、作品に保険をかける必要があります。専門の業者を選定し、メールや電話で何度もやり取りを重ねました。アーティスト、ディレクターとも連携を重ね、作品の借用・返却についての管理を行いました。
作品搬入/展示作業
作品搬入の際の運送会社とのやり取りを行ったり、展示什器の整備、展示の際に必要な照明等の備品の用意も行いました。作品の開梱作業をし、作品状態チェックをし、展示作業日まで準備を行いました。
展示作業は齊藤さん、中屋敷さんと2日間かけて丁寧に行い、展示コンセプトにあった配置にこだわりました。展示作業期間では運営スタッフや教授のご協力のもと、什器の塗り直しや制作、壁の整備、会場説明文と年表の執筆、キャプションの設置等、様々な準備を行いました。
展示状態の確認、展示のブラッシュアップ
展示期間中に、作品展示状態を確認し、週1回アーティストに報告しました。何か不備な状態があれば、相談した上に展示修復作業を行いました。
開催後にも、展示に対する意見や改善案をもとに、展示台の置き替えや年表の設置など、展示のブラッシュアップを行いました。
展示撤去/作品搬出
展覧会終了後は、展示作品や什器、照明器具等の撤去作業をしました。また、作品チェック、梱包作業、作品運送の手配等も行いました。
apmgは元の空間に復帰させ、606教室はゼミ室として使えるよう、元の配置に家具や書類を移動して復帰させました。運営スタッフにも協力してもらいながら進めていきました。
白土 若奈 宮内 美咲子
「造形さんぽ-アーティストと歩く玉川上水-」下見
会期中に開催する造形さんぽ「アーティストと歩く玉川上水」に向けて、ディレクターやプロジェクトメンバーと玉川上水の緑道を下見しました。当日の様子をイメージしながら歩いたり、実際に制作をしたりすることで、プログラムが円滑かつ安全に進められるよう準備を進めました。
緊急事態宣言により開催日を延期しましたが、再度発令された緊急事態宣言により、開催は中止となりました。
アーティストとの事前ミーティング
関連プログラムを企画する際に、齊藤さん、中屋敷さんにご参加いただくプログラムに関してはオンラインでミーティングを重ねました。「ガラスドローイング-交差する2人の足跡-」「クロストーク 表現の歩み」「造形さんぽ」の日程の調整、プログラム内容についての確認事項、必要備品や画材等について、オンラインミーティングやメールでやり取りを行い、実現に向けて企画準備を行いました。
「ガラスドローイング-交差する2人の足跡-」の企画・実施
ガラスドローイングを実現するために、同様のイベントを実施したご経験のあるアーティストの泉里歩さん、芸術文化学科の大学院ご卒業の上久保直紀さんにミーティングのお時間をいただき、企画に際してのアドバイスをいただきました。
9号館ゼロスペースを使用するにあたり、借用期間決定の後、大学の事務局への許可申請を行いました。プログラムで使用する画材については、ガラスに描いても消すことが可能な画材を購入・試用し、検討を重ねました。
プログラム開催日の前日はゼロスペースの整備を運営スタッフとともに行い、ベンチの移動やガラスの拭き掃除を徹底しました。プログラム中は記録班に記録をお願いし、運営スタッフと連携してアーティストの補助を行いました。
プログラム終了後はスペースの借用期間終了間際まで展示をした後に、運営スタッフと共に撤去作業を行い、ガラスや床の掃除を行いました。
会期中開催プログラムの企画・実施
会期中には多数のプログラムを開催しました。
「クロストーク 表現の歩み」
学内の課外講座として開催しました。当初はオンラインと会場のハイブリッド開催の予定でしたが、コロナの影響によりオンラインのみの開催となりました。課外講座計画書の提出をディレクターを通して大学に提出し、許可をいただたきます。プログラムコンテンツは登壇者であるリーダー、ディレクター、アーティストと共にやり取りをしながら決めていきました。プログラム終了後は課外講座報告書をディレクターを通して大学に提出しました。
「芸文生が語る展覧会ウラ話-歩くができるまで-」
AGP2021メンバー10名で打ち合わせを行い、今まで行ってきた展覧会づくりの過程をざっくばらんにお話するプログラムを企画しました。各班ごとにどのような作業を行ってきたのか、展覧会に来るだけではわからない裏側での活動について知ってもらえるよう、各自で振り返りをしてコンテンツに生かしました。
「十人十色ギャラリーツアー(第1回〜第5回)」
計5回にわたってAGP2021メンバー2名ずつによるギャラリーツアーを行いました。展覧会に来ることのできない人にも展覧会を見てもらえる機会を作り、apmg、606教室、ゼロスペースをご案内しました。各回毎に進行メンバーと事前のミーティングとリハーサルを徹底しました。プログラム中にはチャットの確認やタイムキーパー、接続確認等が必要なため、補助スタッフを運営スタッフから募集しました。各回終了後は振り返りを行い、ブラッシュアップを重ねていきました。
「感想の足跡」作成・設置
来館者の展覧会での体験の感想を共有できるようにしたいという思いから、「感想の足跡」を考えました。足跡型のカードに感想を書き込み、展覧会メインビジュアルモチーフの特定のスペースに貼ってもらいました。どこに、どんな紙に感想を貼るのか、どのようなデザインにするかを企画・提案・ブラッシュアップを重ねて制作しました。
「ウォーキングラリー」企画・運営
展覧会タイトル「歩く」につながる、学内中を歩き回りながら創造につながる発見をしてもらうためのスタンプラリーを企画しました。スタンプラリーのデジタル化や、チャットボットを用いたクイズラリー等の試作も行った結果、スタンプラリーの実施に行き着きました。実際に学内を歩き回りながらどの場所に設置するか思案し、スタンプをどう作るか、どこに押して、集めた際の賞品をどうするのかを考え、制作・設置しました。
リーフレット作成、ポストカード制作
展覧会リーフレットのデザイン・制作、関連プログラム「ウォーキングラリー」の賞品としてアーティストの作品ポストカードの制作を行いました。 ポストカードはこちらよりご覧いただけます。
展覧会リーフレットには多くの情報(展覧会概要、ご挨拶文、出展アーティスト概要、関連プログラム情報、展示図面・作品情報、ウォーキグラリー台紙、奥付)を掲載しました。A4サイズ、A3サイズ、三つ折りや六つ折りなど、様々な形のものを試作・提案した結果A3の四つ折り形式を選定。どのようなレイアウトにするか、ディレクターや他班と相談をしデザインのブラッシュアップを重ねました。作品リストとしての役割を果たしており、展示班とも連携しながら完成させました。展覧会リーフレットはこちらよりご覧いただけます。
ウォーキングラリーの賞品としてポストカードを作ることを提案し、メンバーやアーティストと相談して図柄を選定しました。裏面のデザインも考え、計6種類を作成しました。
鈴木 颯良 中村 鑑
助成金の申請、活動報告
プロジェクトの活動の幅を広げるために、開発班が国分寺周辺の企業に支援援助のお願いをしたり、経理班が助成金申請をし、予算の増加を図りました。助成金申請にあたり本展覧会の企画意図や社会における本活動の意義を見直し、丁寧に活動計画書を作成・提出し、申請許可を得ることができました。本展覧会は、一般財団法人さぬき生活文化振興財団様から支援いただき、準備・運営を行なっています。
活動報告書は何度もディレクターとブラッシュアップを重ね、30ページ以上にも及ぶ報告書を作り上げました。
運営スタッフの募集/シフト管理
本格的に展示作業が始まるにあたり、芸術文化学科の学生に、展覧会の運営を担う「運営スタッフ」の募集をかけました。本展覧会には、芸術文化学科と芸術文化政策コースから21名の学生に展示作業や受付業務などをお手伝いいただいています。
日報作成、受付マニュアル作成、受付シフト管理
展覧会が始まるとともに運営方法もブラッシュアップしていきました。総務班は日報や受付マニュアルを作成・管理し、1日の動向や問題点を洗い出して、日々改善を重ねました。
来場者アンケート、来場者特典、コロナ対策
展覧会の評価の指針となる来場者アンケートの作成、また来場を促進する来場者特典を企画し、実施しました。来場者特典の1つ、クリアファイルは総務班が一枚一枚手刷りをしています。受付では、個人情報記入フォームや消毒、検温などのコロナ対策のオペレーションを行い、管理しました。
備品管理
各班が使用する備品をまとめて担当助手に伝えたり、また返却時には正確に数を数えたりと、備品管理の役割を担いました。あらかじめ使用備品をリストアップしても、展示準備の現場ではその通りにいかず、柔軟な調整が必要となりました。
経費管理
助成金の管理とともに、全体の経費管理を行いました。本プロジェクトの経理は教材費をはじめとする4つの財源で成り立っており、経理班はその分配をしたり、支払いまたは支払い代理をお願いしたり、お金に関わるマネジメントを行いました。