青山学院大学文学部英米文学科

AGU Department of English

青山学院大学文学部英米文学科を現役生チューターが解説!

こんにちは!青山学院大学文学部英米文学科に在籍している渋谷校チューターです。

ここでは、現役生の目線から基本的な内容から校内生しか分からないであろう情報や魅力を幅広くご紹介します!

1.青学の文学部ー英米について


全部で5学科

文学部は英米文学科、フランス文学科、日本文学科、史学科、比較芸術学科の5学科で構成されています。

青学一女子の割合が高い学部です。(なんと男女比26:74!!)

学部に対し学科が多いということもあるのですが、入学定員も740人と一番多いです。

その中の約半数の300人が在籍し「英語の青山」の看板学部英米文学科(今は国政に入れ替わってるかも。。笑)についてお話できたらなと思います!


どこで学ぶの?

青学といったら渋谷と表参道の真ん中という好立地が売りです。

しかしキャンパスは相模原の方にもあり、実際どっちで学ぶの?と思う方も多いかもしれません。

渋谷のキャンパスで勉強したかったのに相模原?!なんてことにも成りかねませんよね笑

安心してください!!文学部は4年間青山キャンパス(通称青キャン)です。


ここで一応青キャンで4年間学べる学部も記載しておきます。

文学部・教育人間科学部・経済学部・法学部・経営学部・国際政治経済学部・総合文化政策学部 学部です。

ほとんど全ての文系学部ですね!

逆に相模原キャンパス(通称さがキャン)は理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部 の4学部!

青キャンと比べたら田舎ですけど、キャンパスはとってもきれいでパンフレットやホームページによく使われています。

青キャンは渋谷から10分、表参道から5分で周りにはおしゃれなカフェやレストランがたくさんあります。

お昼時友だちとランチ(通称おしゃラン)しに行ったりします。

立地的にはどこの大学にも劣らないであろうという自負が青学生にはたぶんあります(笑)


何を学べるの?

文学とかなにかわからんし、全然興味ないから文学部はいいや~と思ってる方いらっしゃいませんか?

私もその一人でした。英米文はもちろん文学を学ぶこともできますが、文学だけを学ぶところではないです。

英米では授業の選び方次第で文学よりコミュニケーション寄りだったり英語教育寄りだったりできます。

英米について話していると必ず聞かれる授業システムについても次の章でドドンとまとめて話したいと思います:)


私が思う英米のいいところ

①実は日常会話に日本語も英語も混ざる生活が出来ます。

これは全ての大学生に当てはまってしまう言い方なのですが授業や友達の選び方次第では可能です。

日英両方堪能な子もたくさんいて、私的には青学のなかで国際政治経済学部(通称国政)より英米は英語を「話す」ことが出来る子が多いように感じます。

じゃあ国政とどっちにしたらいいの?って思われる方も多いかも知れません。完全に私の個人的の感想としたら、

国政:クラスにいる頭が良くて英語が出来る子たち

英米:クラスにいる帰国子女や留学を経験していたりして英語ができる子たち

このニュアンス伝わりますでしょうか。。。?もちろん英米にいる全ての生徒がバリバリに英語が得意!!好き!!とは限りません。

全てのレベルの生徒にフィットした授業体系もあるので英語力に自信は無いけど英語を学びたい方にももってこいの学科です。


②1クラスの人数が少ないこと。

必修科目の授業はほとんど1クラスの人数が少ない=教授や友だちとの距離が近いです。

授業中はシーンとしているというよりクラスメイトと意見交換が多い感じです。

ディスカッションやプレゼンテーション、ロールプレーの授業も楽しく、時には鋭い質問とかもきて「ヴッ」ってなることもあります。。笑

2.英米の複雑な授業システムを徹底解説!!

コース・プログラムってなに?

まずホームページやパンフレットをご覧になられた方は「コース・プログラム」について一度は目にしたことがあると思います。

でも実際どういうこと?となりませんでしたか??私自身2年生になってようやく理解できたので、受験生の皆さんはわからなくて全然大丈夫です。

少しでも分かるように張り切って解説させてください!!

まずコースやプログラムは3年生になったら所属しても、しなくてもいいものです。すると「修了証」がもらえます。実はそれだけなんです。

コースには

6つあります。プログラムは

2つあります。

コースもプログラムも卒業までの間に決められている授業の単位を一定数取っているとコース修了になります。

入りたいコース・プログラムは3年次に決め、4年になる前に変更や追加もできます。

プログラムの方はコースより決められた単位数などのハードルがとても高く実際周りに入ってる子は見たことがないです。


Integrated English Program (IE)ってなに??

画像の青い部分のように1年半にわたる4コマ4単位必修の少人数制授業です。授業は

Core(2コマ連続)・・・基本的なアカデミックイングリッシュの内容を英語で幅広く学ぶ授業です。ディスカッションやプレゼンテーションなどが多いです。

授業要覧一部参照: It is an integrated English class because all four English skills are taught in the same class. All instruction will be in English. Students in this class learn small group discussion skills, and listen to dialogues and short lectures as well as watch videos. Learning tasks include participating in and leading small group discussions, keeping a journal, and reading for fluency (using--in IE I and II--a digital library for extensive reading of graded readers), and analyzing two novels in IE I, IE II, IE III. The links connecting the pair work and small group activities in class are themes such as Urban Life, Travel, Childhood, Biography, and Cross-Cultural Values.

Writing・・・アカデミックライティングを書けるようになるために基礎的なことを学びます。

Listening・・・さまざまな音声教材を使用して聞く力を養う授業です。

の3つです。1つでも単位を落とすと、全て連動して落とす(例:Listeningの1単位を落としたらCoreもWritingも落とす)という恐ろしいもの。。笑

高校から卒業したばっかりだと「単位落とすとかないでしょ」って思うかも知れないのですが、一人暮らしで朝一の授業だと行くのがめんどくさくなって単位を落としたという友達をたくさん(本当にたくさん)見てきました。


次にIE1,2,3,Seminarってなに?という疑問が浮かぶのではないでしょうか?

最初の文でも述べたようにIEの一番の特長は少人数であることです。1クラス約15~20人

少人数のクラスは能力別に分けられます。能力別だから英語に自信はないけど学びたい方にも、もってこいなんです。

私が入学した年(2018年)は入学前の3月の後半にTOEFL iTPを青学で受け、その結果でクラスが振り分けられました。(今年2021年はTOEICらしい..?)

一番上のクラスがIE3で英米の上位20%(20人クラス3つ)、IE2:次の20%、最後にIE1:その他60%です。

上図の①(IE1スタート)の人を例にとってみると、1年前期にIE1、後期にIE2、2年前期にIE3で終了になります。

IE2,3スタートの人は途中にSeminarというものがあります。これは2コマ4単位の授業で履修登録の時にどのような授業が開講されるのか掲示されます。

そこの中から自分が受けたい授業を選択して履修します。(私はカナダ文学と心理学の授業を取りました!)

私はIE3から始めたのですが同じクラスにいる子たちはみんな留学などの海外経験があるバイリンガルばっかり!

同じような境遇を経験しているからこそ話しやすくて友達になるスピードもあっという間でした。

さらに週3は確実に顔を合わせるので先生とも友達とも親密になることができます。(実際私もこの時同じクラスだった子たちと今でも一番仲がいいです)


ゼミってあるの?

ゼミはあります!演習と呼ばれています。

2年の後期にどのようなゼミが開講されるのか掲示されます。

入りたいゼミの第1志望から第10志望まで選択して、第1志望のゼミには2年後期に校内テストとして受けるTOEFL iTPの点数と志望理由書を提出します。

人気のゼミだと面接もあります!私は入りたいゼミの教授が1,2年生の時授業などで接点がなかったので、

校内で見かけた際に声をかけたりして認知してもらい無事そのゼミに入ることができました(笑)

3.実際青学ってどうなの?

留学はいけるの?

留学はいけます。学部ごとの採用とかではなく、学校全体で候補者を決め選考を経て内定者になることができます。留学の種類は

派遣校を目指す生徒は高いGPAや英語資格などが課せられるので日々の勉強や授業は積極的に参加する必要があります。

詳しい内容は青学の国際センターのリンクも貼っておきますのでご覧ください! → http://web.iec.aoyama.ac.jp/


サークル、勉強、アルバイトとの兼ね合いは?

多くの青学生はサークルや部活に所属してアルバイトもしています。

学部によりけりですが英米はどちらかといったら、期末期間に必死に詰め込んで勉強しないといけないというよりは毎週の課題が多いので、

期末前後一切バイトできない!!!といったこともあまりないです。


コロナでどうなった?

コロナで青学は全面オンラインになりました。1年間友達と会わずパソコンに向き合う日々はかなりつらかったです。

コミュニケーション学科的な話をすると、いかに非言語コミュニケーションげ大切なのか身にもって体感しました。

zoomでカメラオフでディスカッションしても相手がどのような表情で聞いているのか分からないので対面より白熱した議論にはなりずらかったような気がします。

プレゼンテーションや大人数授業の一方的なものだと思ったよりスムーズに授業は進んでいました。

2021年度は70%対面授業を実施するそうです。はやくみんなに会いたいものです。。。

もう一つ個人的なことを話すと、3年間頑張ってきた留学が白紙になりました。いやー残酷ですね。

目の前が真っ暗になった体験をしました(笑) 今は将来どうするかを模索しつつ就職活動しています。

4.青学生の一日と時間割紹介!

青:Integrated English、ゼミ

黄:英米の選択科目

ピ:英米の必修

緑:青山スタンダード(青学の一般教養科目)

紫:文学部共通科目(文学部の人だけが受けることができる授業)

英米は1年→2年に進級する際8単位、2年→3年に進級する際50単位必要です。(3年に上がるとき単位が足りず進級できない人も。。。)

3年→4年に進級するときの条件単位はありませんが、3年4年両方とも各年英米の必修選択授業12単位修得する必要があります。

私は3年の後期に留学がしたかったため1,2年でほとんどの単位を回収し、

なるべく留学から帰ってきた4年生のときに苦しい思いをしないように履修を組んでいました。なので一般的な英米の生徒よりはかなりタイトなスケジュールです。


1年生の時はこれに加えて体育会にも所属していたのでかなり大変でしたが今となってはいい思い出です。

2年生のIELTSという授業は学内でかなり安く外部の対策講座を受けられるもので、スコアアップを目指し授業外で受けていました(単位換算なし)

3年の後期から留学予定だったので取らなくてはいけない12単位すべて前期に詰め込みました。他に興味がある授業も少し履修し留学に備えましたがなくなってしまい後期はすごくすっからかんな時間割になりました(笑)

一日のスケジュール

これはあくまで一例なのでへ~~程度に見てもらって構いません!

突然授業が休講になってとてつもなく暇な時間を過ごすことになったり、

途中の休み時間にしなくてはいけない用事が出来てご飯食べる機会を逃したり、

徹夜で課題をこなしていて空きコマは爆睡する。。。なんて日も!色んな1日があります。

2限スタートの日

9:00 起床

10:00 出発

11:00 2限授業(青学は1限と2限の間に「礼拝(でなくていい)」が30分あり2限のスタートはおそめ!表参道でモーニング食べてから登校とかもできる)

12:30 ランチ(近くの行きつけのサンドイッチ屋さんに急いで買いに行く)

13:20 3限授業(眠さピーク)

15:05 4限授業

17:00 バイト

22:00 帰宅

空きコマ(3限)がある日

9:00 起床

10:00 出発

11:00 2限授業

12:30 長めにランチ(友達と表参道の方まで行く、カフェに行く)

14:00 図書館や8号館で課題(自習室みたいになってる快適)

15:05 4限授業

17:00 帰る・友達とご飯

5.最後に

いかがでしたでしょうか!

かなりの量を詰め込んだと思うのでここまで読んでくれた方には心の底からの感謝と拍手を送ります。

青学生から見た青学の様子伝わっていると幸いです。

気になる点やもっと知りたいことがございましたらご気軽に渋谷校に問い合わせて下さい!お待ちしております^^