早稲田大学文学部

School of Humanities and Social Sciences 

早稲田大学文学部を現役生チューターが解説!

こんにちは!早稲田大学文学部に在籍していて、渋谷校でチューターをしている佐野です。

今回は、現役生の目線から早稲田大学文学部(HSS)、ワセ文の特徴についてご紹介します!

1.ワセ文について

ワセ文とは

早稲田の文学部は2007年に第一文学部と第二文学部が再編されて文化構想学部とともに設置されました。キャンパスは「戸山」にある戸山キャンパス(通称、文キャン)で、最寄の駅は変わらないもののメインキャンパスとは少し離れた場所にあります。文キャンにはお洒落なパン屋さんやスターバックスがあり、他学部の学生も遊びに来ています。

コース

文学部は多くの大学に設置されていると思います。早稲田大学では「早稲田大学の総合性・独創性を生かし、体系的な教育課程と、全学的な教育環境と学生生活環境のもとに、多様な学問・文化・言語・価値観の交流を育み、地球社会に主体的に貢献できる人材を育成する。 」という教育方針を掲げて教育を行っています。早稲田の文学部では2年生に進級する際に、専門課程である18のコースに分かれます。

 哲学コース

 東洋哲学コース

 心理学コース

 社会学コース

 教育学コース

 日本語日本文学コース

 中国語中国文学コース

 英文学コース

 フランス語フランス文学コース

 ドイツ語ドイツ文学コース

 ロシア語ロシア文学コース

 演劇映像コース

 美術史コース

 日本史コース

 アジア史コース

 西洋史コース

 考古学コース

 中東・イスラーム研究コース


というように分かれており、文学に関してだけでなく社会学や心理学など幅広い分野を専門的に学ぶことが可能です。

2.ワセ文の特徴

ここからはワセ文の大きな特徴を3つあげていこうと思います。

①ブリッジ科目

早稲田文文学部における最大の特徴といえば「ブリッジ科目」です。ブリッジ科目とは文学部、文化構想学部に関係なく受けられる授業のことです。つまり、文学部生でも文化構想学部に属した授業も受けられるということです。ブリッジ科目のお陰で自分のコースの授業以外にも、興味のある分野の授業を受けることが可能です!

私自身英文学コースに属していますが、広告やメディアなどにも興味があるのでそのような授業を取っています。

②ゼミが無い!

ワセ文は、先ほど紹介したとおりに18ものコースに分かれているため、1コースごとの人数が比較的少なくなっています。そのためコースがゼミの代わりのような役割を果たしています。卒論に関しては自分の選んだテーマに基づいて担当教官を選択し、指導していただく形になっています。

③1年で第二外国語が終わる!

他学部では2年まで第二外国語の授業があると思いますが、文学部、文化構想学部では第二外国語は1年で終わりです。(その分週4コマの外国語の授業があります...。)

3.文構(文化構想学部)との違い

 次に同じキャンパス内に設置された文構との違いについて述べていきます。先ほども述べたとおり、文学部と文化構想学部は互いのブリッジ科目を受けることができるだけでなく、第二外国語のクラスも2つの学部の生徒が混ざっていて、1年次に関してはあまり違いはありません。ただ、2年になった際に文構は6つの論系に分かれます。この論系というものは、それぞれが文学部よりも広い範囲をカバーしたものです。文学部が広くは無い一つの学術領域から色々なことにアプローチする一方で、文構は一つのことに関して色々な学術領域からアプローチするするような違いがあるというイメージを持ってもらったらよいと思います。

 やることがまだあまり決まってない人は文構、決まっている人は文学部ということもしばしば言われていますが、それは論系がより広い範囲をカバーしているからと言えます。

4.ワセ文の魅力

①面白い授業が多い

単純に受けていて面白い授業が多いです。例えば、月9ドラマを見て「胸キュン」について学ぶ授業や、テレビで目にする有名なCMを手がける方の授業などまさに楽しみながら学ぶことの出来る授業が多くあります。90分もの間座ってつまらない授業を受けるのはしんどいと思います。その点で文学部は基本的にどの授業も面白いのでその点の心配は必要ありません。

②綺麗なキャンパス

文キャンは数年前に整備がなされた上に、つい最近までアリーナなどの建設を含めた工事が行われていました。そのため、キャンパスのどこに行っても基本的に綺麗で心地良いです。また、文学部と文化構想学部の2つの学部のみが設置されているので、広すぎず移動も面倒くさくありません。さらには、公認サークルの部室やジムが入っている「学生会館」と言う建物も文キャン内にあるため、授業とサークルの往復も簡単に出来てしまいます。綺麗で居心地の良いキャンパスは楽しいキャンパスライフの象徴ではないでしょうか。

③多彩な趣味を持っている、どんな人でも迎えてくれる

文学部は過去から現在に至るまでの人間の営みを研究し、人間への理解を深めることが目的といえる学部 です。カバーしている範囲が広いせいか学生が興味を持っていたり、趣味としていることもさまざまあります。自分がこれまで他人に馬鹿にされていた趣味などがあったとしても、文学部の学生の中では馬鹿にされるどころか尊敬されるでしょう。どんな人でも迎え入れてくれる学部と言ってもよいかもしれません・

4.時間割

青:必修科目

黄色:選択必修(4年間の間に特定の授業から指定の単位数分取らなくてはいけない授業)

赤:自由選択科目(ブリッジ科目)

この時間割は2年生の秋学期のものです。2年生なので第2外国語はありません。このように必修や選択の科目は比較的好きな授業をいくつも受講することができます。

5.文学部生の一日

実際の一日の過ごし方を紹介していこうと思います。

大学に通っていた頃の一日です!


07:00 起床、朝ごはん1

08:30 大学到着、朝ごはん2

09:00~10:30 1限目、終了後すぐに電車でジムに移動

11:15~12:30 ジムで筋トレ、急いで大学に戻ります

13:00~14:30 3限目

14:45~16:15 4間目

17:00 帰宅


ジムは毎日行っているのですが、基本的には授業終了後に行っています。この日は2限目と昼休みの空き時間があったのですきま時間で行いました。競技でボディービルをやっており、お弁当持参なので友達と「ワセメシ」(早稲田周辺の飲食店)行く機会は少なく、あまり詳しくないです(泣)朝ごはんが2回あるのもそのような理由からです。

現在はオンラインとなっていますが、リアルタイムの授業はあまりなく、好きな時間にジムに行くことが出来るので全く苦ではないです。

ワセ文はおそらく他の学部よりも少し時間割が空いているるごとがおおいます。だからこそ、学問はもちろん学問以外のことにも没頭できる環境としては最適なのではないでしょうか。

以上、早稲田大学文学部について紹介してきました。ワセ文には今回の紹介では伝えきれない魅力がまだまだあります。気になることやわからないことがあれば何でも聞いてください!全力でサポートさせていただきます!