慶應義塾大学SFC 総合政策学部・環境情報学部

Keio University Shonan Fujisawa Campus (SFC)

 Faculty of Policy Management / Faculty of Environment and Information Studies

慶應義塾大学SFCを現役生チューターが解説!

こんにちは!慶應義塾大学環境情報学部に在籍中のチューターです。

今回は、現役で慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称SFC)に通っている私がSFCについて徹底解説したいと思います!

SFCとは?という基礎知識から、現役生が思うSFCの魅力、実際の生活の様子まで!

盛り沢山でお届けします。

1. SFCについて!知っておきたい基礎知識

SFCとは?

まず、SFCとは何かについてご紹介します。

SFCは、Shonan Fujisawa Campus(湘南藤沢キャンパス)の略です。

慶應大学の湘南藤沢キャンパスに拠点を置く学部の総称ですが、どの学部か、みなさんご存知でしょうか?

「SFCといえば、総合政策学部と環境情報学部でしょ!」と思った方。

実は、総合政策学部・環境情報学部・看護学部の3学部が正解です。

でも、もっぱら“SFC”という単語を使うときは総合政策・環境情報学部の2つを指すことが多いと思います。

ということで(?)、ここでは、この総合政策学部・環境情報学部の2つの学部について紹介していきます!


どこにあるの?

SFCの最寄り駅は辻堂駅、湘南台駅。そこからバスで15分くらいの場所にキャンパスがあります。

よく、「遠くない?」と聞かれますが、自信を持ってお答えします!「遠いです!!!笑」

加えて、この遠さには電車、バス以外にも原因がありまして、、

それが、SFC名物「バス列」です。バス待ちの列、通称バス列。これが尋常ではありません。

特に湘南台駅を利用する方。間に合いたいと思うのであれば、普通の時間より30分~1時間前に到着しないと無理です。間に合いません。その時限の直前ギリギリ間に合う時間を狙ってこない方が安全です。

1時限目の直前は特にバス列が長く、バス停から階段を下がって、駅構内を通って改札まで伸びているなんて日常茶飯事です。

でも!私の友だちもみんな言うんですが、、、その遠さがあっても行きたくなる。行く価値がある。それがSFCなんですよね、、、(しみじみ)


総合政策学部と環境情報学部の違いは?

これ、すごくよく聞かれる質問です。

SFC生はおそらくみんなこう答えるはずです。「違いは、ほとんどない」

本当にほとんどないんです。SFCにある全講義、どちらの学部でも履修可能。

所属可能な研究会(SFCではゼミとは言わず、研究会と言います。)も同じ。

違いをあえて挙げるとすれば、必修科目が多少違います。でもそれも大きな違いはありません。


慶應義塾大学の他学部と大きく違うSFCの特徴

①入学前の数学テスト

入学前に全学生が受けるテストがあります。それが「デーサイ」試験です。

データサイエンス、通称「デーサイ」は、SFCで数少ない必修授業のうちの1つですが、その授業を受けるには高校数学が範囲のテストに合格しなければ履修できないのです。

数学嫌いなあなた!文系だからムリ!と思ったそこのあなた!

大丈夫です!!!超基礎です!!!合格点もだいぶ低いです!!!笑

入学前に基礎を固めれば必ず合格できます。

ちなみに過去問も出回っております!!!先輩たちとTwitterなどで繋がって過去問もらって、対策してみてください。


②プログラミングと体育が必修

プログラミングの授業は通称「情基礎」「情報基礎1」と「情報基礎2」は必修科目です。普通は1年生の間にどちらも履修します。

ここではタイピングのテストもあり、それに合格しないと単位が取れません。このおかげか(?)、SFC生は基本的にタイピングがみんな速いです。笑

体育は、1年生の1学期はクラスみんなで一緒に受けるのですが、2学期目からはそれぞれが予約して授業を受けます。

個人で予約する授業には、プロレス、アーチェリー、ゴルフ、体操、バレエなど本当に様々な面白い授業がたくさん。

ちなみに、オリンピックメダリストなど有名な方が講師をしているものも多い!!!


③授業時間が独特

1つの授業は90分なのですが、授業時間の割り振りが結構独特です。

1時限目:9:25~10:55

2時限目:11:10~12:40

3時限目:13:00~14:30

4時限目:14:45~16:15

5時限目:16:30~18:00

6時限目:18:10~19:40

7時限目:19:50~21:20

お気づきになられましたでしょうか!!!お昼休みがないことを!!!

なんと、SFCはお昼休みの時間がない代わりに、授業中の飲食が可能なんです!!!!(授業によっては禁止)

ミニ炊飯器持ってきてご飯炊いてる人とかいたり、、笑


④履修者選抜の方法

授業を受けることを、大学では授業を「履修する」と言いますが、基本的に授業を履修するには「履修者選抜」を突破しなければいけません。授業を受ける人を制限するということですね。

他大学・他学部の履修者選抜の方法は、一般的に、抽選を使います。抽選はただランダムに選ばれた人だけが自分が選んだ授業を履修できるというわけですが、、

私たちSFC生にとって、そのランダム選抜方法の他大学生・他学部生は本当にかわいそうでしかありません!!!

やっと入った大学で、自分の取りたい授業を運で決められるって、、、そんなことあります!?

では、そんなSFCはどうなのか

SFCには、①選抜課題、②抽選(独自の方法あり)の2つがあります。割合的には、①の方が相当多いような肌感です。

①選抜課題

その授業ごとに課題が課され、その課題を授業担当の先生が評価して、履修可or不可を決めるというものです。

なので、SFC生は学期が始まる前は課題に追われます。自分が履修したい授業を勝ち取るためにも、必死で課題に取り組むわけです!

②抽選(独自方法)

これは説明が複雑で難しいのですが、ランダムに選ばれる抽選とは違って、上手くやれば自分の取りたい授業が履修できる可能性があります!!!詳しくはSFCに入ってから!!笑

他大学・他学部の学生で、「すごい取りたい授業だったのに、抽選(ランダム)で落ちた、、最悪、、」と嘆く人を頻繁に見ます。が、それはSFCでは基本ないです。

つまり、SFCは、自分が受けたい授業を運で決められることなく、自分の課題の質と戦略で勝ち取れるということです!!!SFC最高!!!


⑤研究会

SFCではゼミのことを「研究会」といいます。

一般的にゼミというものは、3年生から所属可能、変更不可、複数のゼミへの所属不可です。

でも、SFCでは1年生から所属OK、合わなかったら変更可、複数のゼミに入ることもできます(ちなみに私は3つ所属中、、)。

2. 現役SFC生から見たSFCの魅力

ここからは、現役SFC生が思うSFCの良いところ、魅力を熱弁していきます!!

先にも述べたとおり、とにかく立地が悪いと言われるSFCですが、

遠くても、バス列長くても、行きたいと思える魅力がたくさんあるんです!!笑


①個性的で面白い学生が多すぎる!!

まずはSFCといったらコレ。個性的な学生の多さ!(変人が多いともいわれますが、、笑)

まぁ、良い意味で変人が多いんですよね。笑

つまりはどういうことかと言えば、みんな本当に多才だということ。

学生一人一人が色んなことに興味を持っていて、それらを一生懸命に追っている。

だからこそ、他大学・他学部よりもやっぱりなんだかキラキラしている学生が多いんですよね。(手前味噌BUT事実)

私の周りに実際にいる人だけでも、アプリ甲子園優勝、高校で特許取得、起業して会社経営、マルチリンガル、インターハイ優勝、などなど。素晴らしい才能を持った人たちが周りにゴロゴロいます。でもそれが普通です。

それが刺激となって、自分も頑張ろうと思える。「自分も何か新しいことに挑戦してみよう」「熱中できること探してみよう」っていうのを無意識に考えるようになるんですよね。それがSFCとその学生の凄さだし、遠くとも、「やっぱりキャンパス行くか!」ってなる1つの理由なんです。


②先生方と学生の距離が近い

これ、他大学・他学部の人から驚かれるんじゃないかと思うんですが、、

例えば、授業を履修したいとき。先述の履修選抜に落ちてしまったとします。でも、SFCではまだ希望があります!

先生に直接メールを送る!!!!!です!!!笑

直談判で自分がどれだけその授業を取りたかったかの旨を伝えるわけです。それが出来るのがSFC、、

そして実際、履修選抜には落ちたけど最終的に履修出来た!って人たくさんいます!

また、私の経験から言えば、熱心に授業を受けていることで、先生から個人的にメールを頂いたり、特別授業に参加させて頂いたり、、といったこともあります!!


③面白すぎる授業内容

授業も個性的なSFC。3Dプリンターを使う授業、飛行機に乗れる授業、ドローンを飛ばす授業、晴れていると外でやる授業などなど!本当に多種多様!

ちなみに授業名も独特です。「プレゼンテーション技法」「空を飛ぶ」「対人コミュニケーション実践」「心のおしゃれ学」などなど!

また、「特別研究プロジェクト」というのがあり、海外でフィールドワークを行なったり、企業と提携して実際に新しい企画を考えたりする授業などがあります。これが本当に楽しいんです、、!!!


④自分がやりたいと思って行動すれば全て叶う!

SFCは積極的に動けば、なんでも学べる学部です。でも積極的に自分から行動しないと、なにも得られない学部でもあります。楽しくなくて、結局ドロップアウトする人も実はたくさんいます。

でも、動けば、何かしら得られるし、それが普通になる学部ということです。

SFC自体、SFC生だけでなく先生方も、アプローチすれば必ず応じて下さりますし、自分が求めた何倍もの知識と機会を与えて下さります。だからこそ、周りには意識の高い積極的な学生が多い!そして、それが刺激となって、自分の頑張りや積極性にも繋がります。

3. 実際のSFC生の1日紹介!

それでは、具体的にどのようなキャンパスライフを送っているのか!

私の実際のとある1日を紹介しますね!

でも、先述のように、何から何まで自由で選択可能なので、私のはただの一例ですし、本当に十人十色です。


7:30 家を出る(家からSFCは遠いです、、)

9:15 到着(既に疲労感、、笑)

9:25 1時限目授業受ける

10:55 校内のコンビニでご飯買う!

11:10 研究室でご飯+次の授業のアシスタントをする準備

13:00 3時限目SA(注1)として授業に参加

14:45 4時限目授業受ける(もうヘトヘト)

18:00 研究室に戻って、課題終わらせる!先輩たちと話したり!お菓子食べたり!

23:30 最終バスに乗って帰宅(遅すぎ?いえいえ、私にとっては普通です笑)

注1:SAとは、Student Assistantの略。授業で先生の補佐をするバイトのこと。その先生の研究会に所属する人や成績優秀者が担当することが多い。


他にも授業がない時は、SFCにある池「カモ池」の周りでカモったり(カモる:SFC用語で、カモ池の周りの芝生のところでまったりすること)、校内のサブウェイ図書館(通称:メディアセンター)で時間をつぶしたりします。

研究室は、研究会に加えて言語ごとにも研究室があります。私がよくいるのは、言語の研究室で、その言語のSAをしている人が常駐しています。


以上、盛り沢山でお伝えしましたが、いかがだったでしょうか!

SFCを学び舎とすることの楽しさとその魅力が存分にお伝えできていれば幸いです。

SFCに少しでも興味のある方、SFCへの入学を希望されている方、また英語に力を入れたい方など、ぜひお気軽にお問合せください!

講師の先生方、カウンセラーとともに、私たちチューターも全力でバックアップさせて頂きます。

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