早稲田大学国際教養学部
School of International Liberal Studies
早稲田国際教養学部(SILS)を現役生チューターが解説!
こんにちは!早稲田大学国際教養学部に在籍していて、トフルゼミナール渋谷校でチューターをしている3年の櫻井、2年の三枝です。
今回は、現役生の目線から早稲田大学国際教養学部(SILS)の特徴や裏話をご紹介します!
1.SILSの基本情報
まず、SILSの基本情報についてお話しします!SILSとは国際教養学部、School of International Liberal Studiesの頭文字をとったものです。2004年に創設された早稲田のなかでも新しい方の学部で、早稲田大学の早稲田キャンパスの11号館にあります。建物自体も新しく、とても綺麗です。
2. SILSの特徴
① 英語メインの授業
SILSでは、ほとんどの授業が英語で行われます。英語でのプレゼンテーションやディスカッションが多く、英語を使うことが生活するうえで自然なものとなります。そのため、英語力の向上に自然と繋がります。ちなみに、英語で行われない授業は1年生用のセミナーと、統計学があります。
② 提供される授業の幅が広い
SILSでは、幅広い科目が開講されています。多種多様な授業は7つのクラスターに分けられていています。文系の学部なのですが、理系の科目も多く存在し、幅広い選択肢を持つことができます!大学でやりたいことが色々あるという人も、あまり決まっていない人のどちらにもおすすめです。
7つのクラスター
1.Life, Environment, Matter and Information(生命・環境・物質・情報科学)
2.Philosophy, Religion and History(哲学・思想・歴史)
3.Economy and Business(経済・ビジネス)
4.Governance, Peace, Human Rights and International Relations(政治・平和・人権・国際関係)
5.Communication(コミュニケーション)
6.Expression(表現)
7.Culture, Mind and Body, and Community(文化・心身・コミュニティ)
また、コンセントレーション制度という制度もあります。この制度は、例えば経済や、政治といった分野を集中的にとることで、その証明をもらえるというものです。このように、幅広い科目を学ぶだけでなく、専門的な知識を身につけることもできます。
③ 統計学と第二外国語が必修科目
SILSでは統計学と第2外国語が必修です。統計学は大変な響きがありますが、生徒の数学のレベルに合わせて、入門レベルか中級レベルかを選択することができます。
ー 統計は一番苦労したけど、いろんな場面で役立つのでとってよかった!(櫻井)
また、第2外国語が必修となっており、様々な言語が提供されています。(例えば、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語など)留学を志す地域にあわせて、第2外国語を選ぶ人もいます。集中的に学びたい人には、週4で語学授業があるインテンシブコースもあります。
ー 僕はスペイン語を履修していましたが、前後期で文法や単語、基礎的な会話などを理解できるようになりました!!(三枝)
④ 留学が必須
SILSの大きな特徴は1年間留学が必須だということです。早稲田大学は提携先の大学がとても多く、88ヵ国、500校以上もの学校に留学することができます。自分の学びたい言語や、学術分野をベースにいきたい留学先を探すことが出来ます。
⑤ 留学生が多い
SILSにはSP1とSP2というプランがあり、簡単に言うとSP1は日本語を母語とする生徒、SP2は日本語以外が母語の生徒です。SP2には留学生も多く、彼らと授業も一緒に受けます。ディスカッションなどで話す機会もありますし、プライベートでも遊んだりします!
3. 現役SILS生が語るSILSの魅力
① リベラルアーツ
SILSではリベラルアーツ教育が提供されていて、幅広い科目を学ぶことが出来ます。抽選で授業の履修が決まるため、絶対に履修できるかは分からないですが、学びたい分野は学べると思います。様々な学問の見地から統一のトピックを扱えるのも魅力的です。
ー 僕は人間の本質(human nature)というトピックについてを哲学と進化心理学の視点から学びました。(櫻井)
② 多様性
SILSには様々なバックグランドを持った生徒が集まっています。帰国子女、留学経験者、留学生など多くの生徒がいる環境です。文化や宗教、人種など、多様性があふれた学部となっています。
ー 自分は留学生で言えばスリランカ人の留学生と、韓国の留学生と特に仲良くしてました。(櫻井)
③ 友達がつくりやすい
SILS生は互いに距離を縮めるのがとても早く、仲良くなりやすいと感じます。マイルストーンという早稲田のサークルが出している雑誌に、学部ごとの友達の作りやすさのランク付けがあったんですが、SILSは最高の評価を受けていました。自分から積極的にいかなくても、向こうのほうから来てくれるので、友達を作りやすい環境であると感じます。また、商学部と国際教養学部の建物には、ラウンジという生徒が集まってしゃべれる場所があり、SILSの生徒は良くそこにいるため、そこでも自然と友達が作りやすい環境になっていると思います。
ー 僕は、コロナウィルスの影響もあり、例年とは違う形での学年のスタートとなったのですが、インスタグラムでの会話や授業ごとのLINEグループがあったことで、友達を作ることが出来ました。(三枝)
ー 僕は1年生の間はキャンパスに行くことができたので、ラウンジで色々な人に話しかけて友達を作っていきました。(櫻井)
4. SILSのぶっちゃけ
Q1. 実際、課題とか大変なの?
櫻井:取る授業によるかと思いますが、毎週エッセイを書く授業や、プログラミングの授業でのプロジェクトなど、大変だった記憶があります。でもそれだけためになったと思います。
三枝:僕もそうだと思います。正直、ほんとに取る授業によります。僕は最後のプレゼンやレポートで成績が付くもので、期末だけ大変でしたが、友達などで毎授業レビューシートなどがある人は大変そうでした。
Q2. 英語の授業はどう?
櫻井:自分はトフルゼミナール以外で英語で授業を受けた経験がなかったので、最初は慣れるまで大変でした。でもそれなりの準備をすればディスカッションでもしゃべれるし、間違いも気にしなければいいかなと思います。
三枝:僕は、6年ほど海外にいたので、あまり苦労はしなかったです。帰国子女であれば、英語自体にはあまり苦労はしないと思います。しかし、エッセイなどでの書く形式や出典の形式などは慣れていないと苦労すると思います。
Q3. バイトとかサークルとか両立できるの?
櫻井:なんとかなります!1年生のときは新しい環境に慣れるのが大変だったのでサークル等はしていなかったのですが、2年生のになってからボランティアサークルで活動しています。今後はイベントの運営や、教育支援をしていきます。バイトはトフルゼミナール以外ではしていません!
三枝: 僕も両立は難しくないと思います。僕は1年生ですが、バイトを2つ掛け持ちしていて、ラグビーサークルにも入っています。それでも、課題などは問題なくこなせているので、心配しなくても大丈夫です
Q4. 週どれくらい授業あるの?
櫻井と三枝はこんな感じの時間割で過ごしてました。櫻井は2020年の前期、三枝は2020年の後期です。
櫻井の時間割
三枝の時間割
このように、幅広い授業をとることができます。櫻井の時間割では、幅広く学びつつもビジネス系の授業を集中して取りました。二人とも週1で休みがあったので、バイトや課題をしてすごしていました。1日に何コマも授業があると、テストが大変でした。
▽授業紹介▽
Designing Corporate Communication という授業では、広告など企業からのメッセージを上手く伝えるにはどうすればいいかを学べました。
Culture In Context では、文化の捉え方を追求していきました。(櫻井)
Japanese Economyでは英語で日本の経済や金融について学びました。
First Year Seminar B71では、ジェンダームーブメントについて学んでいました。(三枝)
5. SILS生の1日紹介!
① 1年生当時 三枝の場合
10:00 起床&朝食
10:40 授業開始
12:10-13:00 昼食
13:00 午後の授業開始
16:00 授業終了
17:00 ジム
19:00 夕飯
26:00 就寝
大学生は履修している授業によって、開始も終わりも時間が変わってきます。僕の場合は、すべての授業を2限以降に入れているため、授業開始時間は早くても10時40分以降となっています。
また、現在コロナウィルスの影響ですべての授業がオンラインのため、家で受けているので、朝は10時頃に起きて、授業を受けています。SILSは昼休みが12時10分から13時まであるので、その間は自分でご飯を作って食べたりしています。
日によりますが、大体4時頃にすべての授業が終わるので、忘れてしまうのを回避するためにもすぐに小テストを受けるようにしています。授業の後は、テレビを見たり、ジムに行ったりして時間を使っています。
② 2年生当時 櫻井の場合
2年生はオンラインだったので、1年生の頃の1日を紹介します。
7:00 起床(1限のとき)
8:50 キャンパスに到着
9:00-12:10 1、2限
12:10 -13:00 昼食(ラウンジや周りの飲食店で)
13:00-19:00 あれば授業、空きコマならラウンジやカフェ
19:00- 帰宅or友達と夕食!
7時に起きて、1時間30分ほどかけて登校していました。自分は朝が苦手だったので、大変だった思い出があります。2限が終わればお昼休みで、ラウンジで友達とご飯を食べたり、早稲田名物の油そばを食べに行ったりしてました。油そば以外にもキャンパス周辺には安くておいしいお店があるので、行ったことないところをめぐるのも楽しかったです。授業が無い時間帯には、ラウンジで友達としゃべったり、カフェで勉強などをして時間をつぶしていました。中間や期末期間には、キャンパスに泊り込みで勉強もしてました。22号館のコンピュータールームが24時間開いているので、徹夜で課題です。通称22オールと呼ばれてます。
櫻井:海外経験なしでAO入試で合格しています!
三枝:海外経験6年あり、一般入試で合格しています!
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