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第46回(2025年11月)
11月はよく学び良く運動し、良く語り合う月
学長 矢口 悦子
大学祭に始まり、SDGs Weeks、ストラスブール大学との交流協定締結40周年記念イベント、各種スポーツのリーグ戦等の最終ステージ、そして、卒業論文執筆や卒業研究が佳境に入る時。猛暑が過ぎ、大地の実りに感謝する食のフェスティバル。対話や多様な人との関わりを大切にしながら、自分を磨き上げていく大切な日々です。
ここでは、ストラスブール大学との交流について、少し紹介しておきましょう。今から40年前、ヨーロッパ屈指の学術大学であるストラスブール大学と本学は協定を締結しました。日本の大学としては初めてのことでした。もちろん、留学や訪問研究員等をされた日本人は多くおられましたが、大学としての協定は東洋大学が一番早かったのです。その後、先輩たちの継続した努力のお陰で、40周年を迎えることができました。10月はじめに、本学のメンバー9人が訪問し、ストラスブール大学主催の合同シンポジウムに参加し、AIの活用、最先端科学の知見を交換し、ジェンダーや労働など社会における新しい課題への対応を検討しました。多数いらっしゃるノーベル賞受賞者の一人である、Jean-Pierre Sauvage名誉教授の記念講演も拝聴し、難しい事を誰にでもわかり易く説明されるお力に感銘を受けました。最後は、他者にいかに本質を伝えるか、つまり教育の重要性を再確認した次第です。人間が文化を継承し、天才による発明に学ぶことができるのは、それを伝えようとしてくれる人たちがいるからです。11月は、全キャンパスでストラスブール大学との交流40周年を記念するイベントを展開しています。大いに学び、語り、楽しみましょう。