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第49回(2026年2月)
目標の立て方
副学長 早川 和宏
学生の皆さんは、期末試験も終わり、ホッと一息といったところだと思います。
2月・3月は、春季休暇/春セッション期間です。学期中には忙しくてできなかったことに取り組むチャンスですね。ボーッとしていると、
あっという間に4月が来てしまいますので、目標を立てて臨むことが望ましいと思います。ただ、硬直的な目標を立ててしまうと、自分で
自分を苦しめることになりかねませんので、柔軟な目標の立て方をお伝えしておきたいと思います。
例えば、「30日で問題集を1冊やる」という目標を立てたとします。問題集に300問掲載されている場合、「1日10問」という目標を立てる
方が多いのではないでしょうか? 残念ながら、このやり方は、私には向いていませんでした。最初の何日かは1日10問できるのですが、
友人と遊びに行ってしまうなど、10問できない日がでてきてしまいます。そのとき私は、「今日はダメだったから明日20問やろう」と思う
のですが、翌日に20問できるのは稀でした。すると、「今日もダメだった」という日が多くなり、どんどんやる気を失っていきます。
そんなことを繰り返していたある日、ある方から次のようなやり方を教えていただきました。
① 縦軸に問題数(この場合300問)、横軸に日(この場合30日)をとったグラフを作る。
② グラフの左下、「0問、0日目」の点から、「300問、30日目」の点まで線を引く(1日10問の線が引けます。これを、「Vライン」(図の赤線)といいます。Victory lineという意味だと聞きました)。
③ 日ごとにやった問題数を、このグラフに記入し、折れ線グラフを作る(これを「実績ライン」と呼びます。1日10問やれば、「Vライン」と「実績ライン」は重なります)。
④ 5日目まで1日10問できたけど、6日目から10日目までインフルエンザで寝込んでしまって1問もできなかったのであれば、6日目から10日目までは、50問のところに「実績ライン」(図の黒線)を引きます。
⑤ そして、「50問、10日目」の点から「300問、30日目」の点に線を引き直して「Vライン2」(図の青線)とします。「Vライン」よりも角度が急な線になりますが、その線よりも上に行くことができれば、「1日10問は失敗しても、30日300問は成功できる」わけです。
5日も休んでしまったのですから、11日目に60問解こうと思ったら、もうやる気がなくなります(少なくとも、私はそうなります)。しかし、「Vライン2」ならば、1日12.5問のペースを維持できればいいわけですので、1日10問よりちょっときついですが、できそうな気がしませんか?
この方式が私に向いていたのは、「休む日を決めることができる」点でした。例えば、1日12問を10日やって、「Vライン」よりも上に実績ライン(図の緑線)が引けていれば、「明日は休んでも、Vラインよりは上だから大丈夫だな」と分かります。「家に帰ってから10問やらないと……」と思いながら遊んでいても、楽しくありません。「今日は10問やらなくても大丈夫だから、思いっきり遊ぼう!」となれば、楽しく遊べます。
既に既にお気づきかと思いますが、このやり方は、問題集を解くこと以外にも使えます。
「40日で80㎞走る」、「100日で800頁本を読む」、「1年で20万円貯める」など、何にでも使えますので、「自分に合ってそう」と思った方は、ぜひお試しください。