学長・副学長と一緒にお茶をのみながら一息つきましょう 

本学の創立者である井上円了先生は、教育についての自身のお考えを哲学館の茶話会でお話しになりました。この茶話会での講話をまとめたのが『哲窓茶話(てつそうさわ)』(1916年出版)です。これにならって、学長・副学長が東洋大学の今を語る、令和版の『哲窓茶話(てつそうさわ)』を毎月1回配信します。 

誰がやった? 第17回(2023年6月) 副学長 早川 和宏

 様々な事件、事故が毎日のように起こっています。気が滅入りますよね。

 犯人や加害者といった「悪い人」が明らかになっていないとき、私たちは「誰がやったんだ?」という点が気になります。それが分からないと、腹が立ってきたりもします。しかし、誰がやったかを気にしていないことの方が多いような気がします。

 自分が身につけているモノを思い浮かべてください。お気に入りの服、靴、アクセサリーなど、何でも構いません。それ、誰が作ったものですか?

 私たちがモノを選ぶとき、ハンドメイドでない限り、作り手を思い浮かべることはありません。せいぜい、メーカー(ブランド)まででしょう。しかし、メーカーが作っているということは、人が作っているということです。この「人」には、加工・組み立てメーカーの人のみならず、素材メーカーの人、素材を採取・生産している人、それらを運んでいる人もいます。機械で作られているモノならば、その機械を作った人もいます。

 多くの「誰か」がいなくては、皆さんが身につけているモノは存在し得ません。顔も名前も知らない多くの誰かが、皆さんを支えています。そんな「誰か」に想いを馳せてみると、モノに対する見方が変わってきませんか?


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