【国際交流】2025年度カリフォルニア州立大学ベーカーズフィールド校海外研修レポート
2026.04.18|SAT
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総合情報学部主催の海外研修プログラムがカリフォルニア州立大学ベーカーズフィールド校(以下、CSUB)にて2月12日から3月5日(日米発着日を含む)にわたって行われました。CSUBで学生たちは、毎週月曜〜木曜の終日(朝8/9時〜16時30分)をCSUB ALI(American Language Institute)のネイティブ教員による英語での授業を受け、昼休み等は地元ボランティアによるトークタイムや大学側が提供するアクティビティなどの課外授業などを積極的に行いました。
〈研修概要〉
(1)日程:2026年2月12日(木)~3月5日(木)
(2)参加学生数:16名(総合情報学部9名、経営学部2名、社会学部2名、国際学部2名、理工学部1名)
(3)参加者男女比:女子11 男子5
(4)引率教員:藤本貴之教授、前田翔吾講師
(5)研修先:カリフォルニア州立大学ベーカーズフィールド校(CSUB)
本研修はいわゆる「語学研修」ではなく、総合情報学部を中心とした専門性を活かした学びを英語とCSUB教員から受けることを目的としています。
そのため、本年度は、以下のようなプログラムを構成しました。
英語力による3クラス編成(ただし、入門クラス該当者はいなかったため、実質2クラス)
(上級クラス)Aadvanced level
(中上級クラス)High intermediate level
(中級クラス以下)他大学・他国留学生との混合クラスで設定したが、本学該当者はなし
専門科目による2コース編成 ※学生の希望 + 英語力により配属
(サイエンス分野 *AI含む)Sciences and Arts
(ビジネス分野 *SDGs含む)Business and Administration
本プログラムでは、本学SGU事業の終了後に期待される「自走期間」を意識し、単なる語学研修や初歩的な英語コミュニケーションではなく、CSUBの学部専門教育とも連動した内容、すなわちアドバンスレベル(専門性やリーダーシップ、グローバル意欲を涵養するためのカリキュラム)でのプログラムをCSUB側との信頼関係と綿密な打ち合わせのもとに運用しています。
そのため、参加者には英語スコアによる選抜を行い、受け入れの最低英語力として「TOEIC500点以上」を設定しました。よって、CSUBとして教職員とのコミュニケーションに支障のない、受け入れ可能な水準に満ちている学生のみが参加しています。
なお、昨年、留学生や帰国子女などで高度な英会話能力を有する学生(TOEIC900点レベル)が参加していたが、本プログラムの趣旨とは異なる参加者であるという指摘がCSUB教員側からありました。そのため、2026年度は、TOEIC500点以上というボーダーを置きつつ、850点未満というキャップを設定しました。このキャップに関して、もし、英語力と参加条件の合致がわからない場合は、CSUB教員がオンラインで面談をするという計画を立てていましたが、本年度が該当者がいませんでした。
〈参加者(16名)の属性〉
今回の参加者は、参加者は5学部より16名となった。応募者35名の中から、20名を選抜したが、ビザの都合ないし自己都合による辞退があり、16人での実施となりました。英語スコアによる条件があったため、20人までの繰上を行いませんでした。なお、CSUBが求める英語スコアの条件を満たすことを優先したため総合情報学部は11名となりました。参加条件であるTOEIC500点に満たない学生が2名(495点、485点)含まれていますが、これは、総合情報学部の学生であることを考慮しCSUB側と協議した結果、参加を許可しました。
英語力による参加者選抜の教育的効果は極めて高く、CSUB教員・スタッフより、例年よりも授業がスムーズであり、高い教育プログラムの提供が可能になっていると報告を受けています。
なお、よりスムーズで高レベルな授業設計を目指しているため、来年度以降は参加者のスコア平均が700点以上を目標に周知することを検討しています。
一昨年までは月曜から金曜までの午前中が授業時間となっていたが、昨年度より、参加学生の自由行動や課外アクティビティなどを拡張させるため、月曜〜木曜の終日が授業時間となり、金〜日曜は自由時間および課外アクティビティ時間、期間として設定されています。
(プログラムの基本構成とスケジュール)
・研修初日のガイダンス
CSUB ALIディレクター、教員によるガイダンス。基本的には英語で実施されましたが、必要に応じ、重要な箇所(ハラスメントや危機管理など)は日本人ディレクターであるYuri Sakamaki氏が日本語を交えて実施しました。
・研修初日のCSUB学生、地元ボランティアとの交流会
CSUB学生および、地元のボランティア団体によるウェルカム交流会を研修初日のガイダンス後に実施しました。オープンハウス(地元家庭への訪問)や課外活動への参加メンバーも含まれます。例年、初日の交流会として開催され、軽食などを食べながら情報の交換などを行いました。
・研修・授業について
CSUB海外研修は、総合情報学部とCSUBによる綿密な打ち合わせにより構築されたプログラムです。CSUB教員も短期招聘教授制度を利用して定期的に総合情報学部を訪れ、本学の特性や特徴を理解しているため、「単なる英会話スクール」としてではなく、総合情報学部生としての知見や実践力を高めることができる内容を組み込んでいます。
例えば、地元小学校へのボランティア活動を授業に組み込むなど、より実践的な活動を行ないました。他にも、現地の体験型タウンツアー、ローカルハンバーガーショップの利用体験なども効果的に組み込みつつ、授業のない土・金曜日は、ジムでのロッククライミング体験への参加などが提供されました。
英語クラス
専門クラス
・地元小学校での日本語・日本紹介のボランティア
地元の小学校「Ronald Reagan Elementary School」での地域活動ボランティアを授業として組み込みました。(週末開催のため、希望者のみの任意プログラム)
・ロッククライミング・ジム体験
CSUB構内にロッククライミング設備を持つジムが併設されているため、そこでのアクティビティ。なかなか日本では体験できないアクティビティであるため、毎年必ず授業の合間に組み込むように依頼しています。
週末・土日にはロサンジェルス、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオなどへの小旅行に利用していました。ロサンジェルス方面への小旅行に関しては、授業内で公共交通機関の使い方、移動方法などをカリキュラムに組み込みつつ、ALIスタッフとの連絡先確保などをして安全を考慮して行われました。
・授業最終日のプレゼンテーション「Final Presentation」
プログラム最終日は、参加者全員が最終プレゼンテーションを行いました。
・学生の最終時間数
今回のプログラムで各学生が履修・参加した時間数がCSUBより全員が所定のプログラム、授業時間数、課題提出を行い、16名全員が、修了書(Certificate)を受領しました。なお、病欠等による欠席もあったが、それらは後日課題等によって補填しました。
・まとめと課題
21日におよぶ語学研修後にフィードバックアンケートを実施した結果、非常に満足度が高く、今後の英語学習や長期留学への動機付けとして本プログラムが多いに貢献していることが確認できました。またほぼ全員が、今後後輩たちに同プログラムをすすめたいというアンケート結果も得られ、学生たちにとって非常に充実した研修となったことが確認できました。
本年度も昨年に引き続き、授業終了後に、東洋大学教員(藤本)による、ミニレポート提出を義務付けたため、より効果的な就学態度の向上が見られました。