2020年度東洋大学英語スピーチコンテストを開催しました

東洋大学では、毎年、学生の英語スキル向上と学部・学年を越えた学生同士が切磋琢磨する機会を提供するために、国際教育センター主催による英語スピーチコンテスト・英語プレゼンテーションコンテストを実施しています。

2020年度はコロナウイルス感染症拡大防止の観点から、英語プレゼンテーションコンテストは、チーム制で実施していたため、出場学生が練習等のために集う可能性があることから2020年度は実施しないこととしました。

そのため、今年で6回目となる英語スピーチコンテストのみ、全面オンラインで開催し、Webex EventとYoutubeLiveで配信をしました。
最大同時観覧数は133名(YouTubeLiveのべ378回)と、これまでの英語スピーチコンテストより、多くの方に学生の成果を見て頂く機会となりました。

スピーチのテーマに関する調査研究や原稿の作成、スピーチの発表練習及び本番でのスピーチ等の過程を通じて、学生の英語スキル向上を図ることを目的とし、関係企業の皆さまにもご協力いただき、たくさんの協賛品をご提供頂きました。

本イベント実現に向けて、様々な形でご支援頂きました協賛企業・団体の皆様に改めて御礼を申し上げます。

日時:2021年1月9日(土)14:00~17:00
実施場所:東洋大学白山キャンパス8号館7階125記念ホールよりオンライン配信

【当日のスケジュール】
14:00 開会宣言:髙橋一男(東洋大学副学長/国際教育センター長)
  挨拶:福川伸次(学校法人東洋大学総長)

14:30 コンテスト開始(発表時間1人5分)

15:45 審査

16:10 表彰式

16:30 講評:小早川裕子(東洋大学国際教育センター副センター長)
  Andy Hockersmith(Exchange Program Coordinator)
矢口悦子(東洋大学学長)

16:50 閉会の挨拶:Steven Green(東洋大学国際教育センター副センター長)


❖受賞者❖ 

1位: 秋吉 杏(国際学部国際地域学科1年)テーマA

マスクや消毒液など、新型コロナ禍で研究に基づいてた対策をしている私たち。
一方で、一日一日の生活に精一杯で、新型コロナについて考える余裕もない人々がいることに、自身が訪れたフィリピンでの経験を交えて問題提起する。私たちがパンデミックから学ぶべきなのは、予期せぬ問題に対する準備と適切な対策をとることだと訴えた。

2位: 日下 由香子(文学部国際文化コミュニケーション学科3年)テーマB

多くの準備をして挑んだカナダへの留学が、新型コロナの感染拡大を受け中止となってしまった。
そんな中でもニューノーマルがもたらした”多くの時間で”、できない事ではなく、できる事に目を向けようと同世代を鼓舞した。

3位: 毛利 梓 (国際観光学部国際観光学科3年) テーマC

パンデミックにより、社会的な格差が顕著になっていると問題提起する。その中でも特に日本に住むブラジル人のコミュニティについて言及する。彼らが今直面している状況を発信し、日本人がサポートすることを呼びかけた。

観客賞: 東覚 瑠菜 (情報連携学部情報連携学科3年) テーマE

将来の希望しているGraphic DesignerとしてのキャリアでどのようにAIが活かせるかをその長所、短所を考える。
現在主流なAIが得意な定量的で反復的な仕事はAIに頼りながら、自身は創造性のある仕事に集中する。
それが実現することを楽しみにしていると語った。

英検賞: 飯島 諒 (理工学部機械工学科3年) テーマE

宇宙旅行のフィールドで学び、働きたいと幼い頃から夢見ていたとスピーチが始まる。
それがAIによって実現できると、NASAとGoogleのコラボレーションの事例を紹介する。
自身のキャリアでは、AIをよく理解した上で、人間と共に協力できるようなAIをデザインし、安全な宇宙旅行の実現を願った。

ECC賞: 石黒 那朋 (生命科学部生命科学科2年) テーマD

パンデミックがもたらした孤独感について問題提起する。
1年間のオンライン授業での経験から、オンラインや感染予防対策を講じた上でのコミュニケーションの難しさを語り、
今まで以上の積極性や相手の感情を読み取ろうとする気持ちの重要性を訴えた。

❖当日の様子❖ 

❖国際教育センター・副センター長 グリーン・H・スティーブン先生からのメッセージ❖

The annual speech contest is an exciting opportunity to hear students’ voices on important issues.
This year’s themes were chosen from many good ideas submitted by professors of English at all five campuses.
They reflect the fact that one issue, in particular, has affected nearly every aspect of society this past year.
Despite the disruption to their lives caused by the pandemic, students have accepted the challenge to create dynamic, and insightful speeches in English.
Thank you, contestants!

❖テーマ❖ 以下5つのテーマの中から一つを選択しました。

A
What do you believe is the most important lesson humanity can learn from the COVID19 pandemic? How can you apply your major field of study to the benefit of the postpandemic world?
新型コロナウィルスのパンデミックによって、人類が受けた一番重要な課題は何だと思いますか? その課題を解決するために、あなたの専攻分野をコロナ後の世界にどう活かすかことができますか?

B
The term “new normal” refers to the ways the COVID-19 pandemic has affected our lives. What does the “new normal" mean for you and why? Are there any aspects of the new normal that you believe should continue in a post-COVID-19 world?
新型コロナウィルスのパンデミックが私たちの生活に「ニューノーマル」という考え方を与えました。「ニューノーマル」は、あなたにとってどのような意味がありますか?また、それはなぜですか?コロナ後の世界でも続けて行くべきだと考える「ニューノーマル」の側面とはなんですか?

C
The pandemic has both highlighted and exaggerated socio-economic disparities and other inequalities around the world. What is one such disparity and what can a global citizen do to help those who affected by it?
パンデミックには、社会経済的にみて、注目された面と誇張された面の両方が混在し、社会的に不平等が起きています。その格差とは何か、またグローバルシチズンとして格差社会で被害を受けている人に何ができると思いますか?

D
Social distancing, remote learning and telework leave many people feeling isolated and unable to contribute to society. What can we do to foster a better sense of connection with our community?
ソーシャルディスタンス、リモートラーニング、テレワークなどは、多くの人に孤独や社会貢献への難しさを痛感させています。コミュニティとより強くつながるために何を培うことができますか?

E
Artificial intelligence (AI) is becoming common in many areas of our lives. How do you think AI might be used in your future career? What would be the benefits and risks of AI in your chosen profession?
人口知能(AI)が、世の中にますます認知度を上げてきています。そこで、あなたの将来のキャリアにおいて、どのように AI を活かすことが出来ると考えますか?AIをあなたの専門分野で導入することによる利点とリスクはなんだと考えますか?

❖参加資格❖

全学部生(正規留学生含む)ただし、次の者は除く

・英語を母語とする者
・英語圏での就学経験が6ヵ月を超える者
・主に英語により授業が行われる教育施設で就学した者

❖決勝出場者(受賞者を除く)❖

[決勝出場者]※発表順

池田 悠樹 (経済学部国際経済学科1年) テーマA
増田 杏莉 (経営学部マーケティング学科2年) テーマA
閻 美輪 (社会学部社会文化システム学科3年) テーマB
高橋 有史 (経済学部国際経済学科2年) テーマB
松山 ななみ (情報連携学部情報連携学科3年) テーマA
リュウリュウ (社会学部社会福祉学科1年) テーマD
佐野 由樹 (ライフデザイン学部健康スポーツ学科2年) テーマA

❖司会❖

新井 利佳子(文学部国際文化コミュニケーション学科4年)

❖審査員❖ 

Steven Green
  (東洋大学国際教育センター
副センター長)     

小早川裕子
  (東洋大学国際教育センター副センター長)  

Andy Hockersmith
(Exchange Program Coordinator)

❖特別審査員❖

小亀 慧 様 (株式会社ECC 法人渉外事業部 法人事業課)   
平 慶彦 様(公益財団法人日本英語検定協会 CS部 部長代理)

❖挨拶・講評❖

 矢口悦子(東洋大学学長) 

福川伸次(学校法人東洋大学総長) 

髙橋一男(東洋大学副学長/国際教育センター長) 

❖協賛企業・団体様❖

(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会/(株)ECC/(株)朝日ネット/ (株)イーオン/(株)アチーブゴール
東洋大学グローバルサービス(株)/(一財)日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)
(株)バークレーハウス/(公財)日本漢字能力検定協会/(公財)日本英語検定協会
SAFスタディ・アブロード・ファウンデーション日本事務局/(株)共立メンテナンス/三井住友銀行(株)
伊藤忠テクノソリューションズ(株)/イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(株)
(株)カント―/東洋大学生活協同組合/ (順不同、敬称略)

❖ポスター❖