2024.07.02TUE

TGLキャンプ「学生が語るTGLプログラムの魅力」を開催しました

6月29日(土)の午後1時から4時まで、「学生が語るTGLプログラムの魅力」をテーマにTGLキャンプを開催しました。

これまでのTGLキャンプはファシリテーターを教員が担当し、時に外部からゲストをお呼びする形で実施されてきました。主催する側としては、どのキャンプも学びの多いであろう楽しいキャンプを企画してきましたが、我々の思いは、グローバルに関心のある一部の学生にしか届いていないのではないかという実感がありました。

そこで、TGLプログラムに積極的に参加している学生たちから、同じ学生たちに向けて説明してもらうと、より親しみのあるプログラムとして伝わるのでは、と考えました。

本学が実施している世界展開力強化事業の一環として、全学部全学年の学生を対象に春季海外短期研修を行いました。2022年度はオーストラリア、2023年度にはイギリス・オランダで実施しました。各研修には15名の学生が参加しましたが、研修を通して参加学生の異文化適応能力を高め、彼らの自己成長意欲が目覚ましく備わりました。そこで、TGLプログラムのポイントが特に高い学生たち7名を両研修から選出し、今回、TGLキャンプの企画から運営をするファシリテーターをお願いしました。

7名のファシリテーターは、得られたチャンスを好機と考え、幾たびもミーティングを重ねては、いかにTGLプログラムを分かりやすく一般学生に伝え、興味を持ってもらえるかについて話し合いました。

そして、本番では、アイスブレイクを行った後、TGL プログラムの説明、TGLプログラムの3つのレベルである、ブロンズ、シルバー、ゴールドの各取得者によるTGL への取り組み紹介、そして、ワークショップと続けました。最初のゲームで教室は大いに盛り上がり、初めて出会った参加者たちは一気に打ち解けることができました。

また、ワークショップでは、「TGLキャンプを企画してみよう!」をテーマに、現在のTGLに対するイメージを話し合った上で、実施してみたいTGLキャンプを具体的に企画しました。

参加した33人は7つのグループに分かれ、各グループに一人のファシリテーターがつきました。
どのグループも真剣に、かつ、楽しく意見交換をし、発表された7つの企画案は大いに参考となる内容でした。

「学生が語るTGLプログラムの魅力」は、初めての試みでしたが、大成功でした。参加した学生たちに、TGL プログラムに関心を持ってもらえたばかりではなく、ファシリテーターがお互い励まし合いながら仲良くキャンプを運営する様子を見る中で、自分もTGLキャンプでファシリテーターをしてみたいと思った学生もいるのではないでしょうか。

そして、今回の最大の効果は、ファシリテーターのさらなる成長です。海外短期研修の経験後も、様々なTGLプログラムに参加し、そして、自分の成長過程を今回のキャンプで語り、共感してもらえた事で、ファシリテーターの自信と今後の励みにもなった事でしょう。

さて、実際にTGLプログラムを運営している国際教育センターとしては、学生たちから宿題をもらった感じです。今回の取り組みを練り上げて、学生にとって参加しやすく、得るものが多いキャンプを考えて参ります。

ファシリテーターの感想

実際に自分がファシリテーターとして運営することで今まで当たり前に参加していたTGLキャンプや海外のプログラムを企画するのがどれほど大変なことなのかを感じることができ、1日のために数ヶ月前から定期的に集まったりしてひとつのものを作り上げて成功した時の喜びは計り知れなかった。これらを次の機会にも活かしていきたいと感じた。

理工学部建築学科 3年 山田 典弥


僕自身も最初はこのTGLに高いハードルを感じていましたが、一度参加してみるとカジュアルで異文化理解を楽しく学べるコンテンツであることに気づきました。このような経験からもっと気軽に参加してもらい、是非このTGLを活用して、素敵な仲間と出会い、楽しく学んでほしいと思い、今回主催の方に回らせていただきました。TGLが皆さんにとって何かのきっかけとなればなと思っています。

経済学部経済学科 2年 尾崎 倫斗


「学生主体のTGLキャンプ」は、前例が無いからこそ、自分たちでアイデアを出し、創り上げることの楽しさ、達成感を感じることができた一方、正解がないことへの戸惑いや、参加者が本当に楽しめるのか、来て良かったと思えるのか、不安な気持ちも正直ありました。当日は、想像以上に多様な学部や学科の学生が参加してくれて、嬉しかったです。ワークショップや事後アンケートで、参加者の率直な意見を聞くことができ、今後のTGLキャンプに生かすことができると思いました。このキャンプに携わっていただいた全ての人に感謝します、ありがとうございました。 

社会学部社会心理学科 3年 後藤 暖笑


キャンプ全体のコンテンツを練り、実際に企画運営するまでの行程を裏側から知れたこと、改めて自分を見つめ直し、新しい仲間を知り、元からの仲間の新たな一面を知り、刺激を受けることができた素敵な経験でした。1人だけでは決して作り上げることのできなかった唯一無二のTGLキャンプだったと思います。このキャンプを通してファシリテーターである私自身がどの参加者よりも学び、成長することができた気がします。また何か携われる機会があるならぜひ尽力したいです。

ライフデザイン学生部活支援学科 3年 藤吉 めい


学生だけでイベントを開催することは私にとって初めての体験でした。何度もテーマや内容について話し合う中で、チームで一つのプロジェクトを作り上げることの楽しさを感じました。当日は初めてTGLキャンプに参加する学生が多く、ファシリテーターとして全員が話せるように意識しながら場を盛り上げることは大変でしたが、最後には達成感を感じることができました。

文学部第国際文化コミュニケーション学科 2年 加藤 沙季


TGLキャンプの運営に初めて携わった経験は、自分を大きく成長させてくれたように感じる。私は当日参加はできなかったけれど、出来る限りのサポートができるよう努力した。学生主催のキャンプ自体が初めてだったこともあり、分からないことも多く沢山悩んだ。しかし、メンバー達と毎週議論を交わすことで、皆の熱い想いに大きな刺激を受け、私自身もTGLプログラム、そして国際交流やキャリアについての考えを見つめ直すことができた。

国際学部国際地域学科 3年 手島 里咲


「初めの一歩を踏み出すきっかけとなれるように」という思いで私たちは今回の企画を進めました。企画や実行だけではなく、広報なども運営する学生が担ったことで、結果的に多くのTGL初心者の学生に参加してもらうことができました。私たちならではの経験談を語ったことで、参加後アンケートでも良い評価をたくさんいただき、きっかけを与えられたのではないかと思います。次に学生主体でTGLキャンプを企画するときには、より多くの学生を巻き込んで、より良いイベントが開催できるようにしたいです。

経済学部総合政策学科 4年 瀬野 晴仁


いつも参加させていただいているTGLの運営側に立って見て, TGLへの理解とイベント企画の大変さを知ることができました. 準備段階では色々と不安がありましたが, 当日の参加者やファシリのメンバー, 国際課の皆様の協力のおかげで無事終えられたと思っています.ありがとうございました!

経営学部第会計ファイナンス学科 3年 宮坂 健祥