朝は6時に起床し、6時30分からビュッフェ形式の朝食をいただきました。時間に遅れる生徒もなく、朝からしっかりと食べて、これからの活動に備えました。
石垣港までバスで移動し、定期船で西表島に向かいました。本日も天気に恵まれ、海上は穏やかです。船内ではみんなゆっくりと過ごしていました。
西表島では、クラスごとに交替で仲間川でのカヌーとトレッキングを体験しました。多種多様な植物が生育する西表島ですが、この島のマングローブの生育規模は日本の他の場所を圧倒しており、日本で生育しているマングローブのほぼすべての種をみることができます。そのなかでも仲間川の流域は、日本のマングローブ面積の約25%をしめており、日本一のマングローブ生育地帯です。生徒たちはカヌー体験中に、マングローブの植生について学んだり、浅瀬の生き物を観察したりするなど、西表島の独特の自然環境についての知識を深めることができました。カヌーの操縦は最初は難しかったようですが、目の前に広がる大自然に背中を押されて懸命に漕ぎ、体験の終盤には上手に漕ぐペアもたくさんありました。
トレッキングのうち、マヤロックの滝コースは岩あり、川あり、崖あり、まさにジャングルです。その中を2.5km、90分かけて往復しました。さまざまな自然にも触れ、死んだふりをするトカゲや、赤くて美味しそうな猛毒オキナワキョウチクトウの実、日本最大の豆科植物モダマを見ながら進み、最後マヤロックの滝に飛び込んだときには日常生活では得られない達成感を得ました。
クーラの滝までは片道15分程度の道のりを、ジャックと豆の木のモデルになった蔓の話、動物や昆虫の話等を聞きながら歩きました。そんな中、奇跡的にも八重山諸島に生息しているヤエヤマムラサキにであうことができました。
流れる滝に身を浄める生徒もいて、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
カヌーとトレッキングに参加しない生徒は、仲間川のクルージングを楽しんだ後、西表島から水牛車に乗って由布島へ渡りました。由布島では昼食をいただいた後、島内を散策し、植物園を訪れたりしました。
ホテルに戻った後は、石垣島最後の夕食です。3日間の疲れをものともせず、バイキング形式の食事をそれぞれ楽しみました。最終日に向けて、いまから荷物整理です。