TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>4.希望と勇気、克己と強い意志
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中学生の段階では、自分の好きなことや価値を認めたものに対して意欲的に取り組むようになり、希望と勇気をもって困難を乗り越える生き方についても憧れをもつようになります。しかし、高い目標を立てるものの、理想どおりにいかない現実や困難に悩み苦しんだり、物事を諦めてしまったりすることもあります。一方で、挫折や失敗を恐れる余り過度のプレッシャーやストレスを感じて健康を害したり、誤ったストレスのはけ口を求めてしまったりする生徒も見られます。
そこで、指導に当たっては、まず、生活の中で具体的な目標を設定させ、その実現に向けて努力する体験をさせ、その体験を振り返って、目標の達成には何が必要かを考えたり、自らの歩みを自己評価させたりすることが大切になります。その際、達成できたときの成就感や満足感をもたせるとともに、直面する困難や失敗の体験を勇気をもって受け止めることの必要性を実感させることも重要です。
さらに、多様な人々の生き方に学びながら、生涯をかけての理想や目標をもち、困難や失敗を乗り越えて挑戦し続けることが、個々の生活を充実させるとともに、よりよい文化や社会の発展を支える力にもなってきたことに気付かせることも求められます。
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