「あいさつ」っていいな(小学2年)
「あいさつ」っていいな(小学2年)
教材名:「あいさつ」っていいな
内容項目:B 礼儀
ねらい:気持ちの良い挨拶は、人と人とをつなぐ役割があることに気付き、誰に対しても、はきはきとした気持ちの良い挨拶をしようとする心情を育てる。
展開例
●導入
「挨拶をすると、どんな良いことがあるか」話し合うことを通して、本時の学習テーマを知る。
●展開前段
教材『「あいさつ」っていいな』を読んで話し合う。
中心発問「挨拶は、小さな親切だな、と思った時のあき子の気持ちは?」
●展開後段
挨拶の良さについて話し合う。
●終末
教師の説話を聞く。
ポイント
・授業を通して、考えの変容が見られる板書(導入→終末の変化)
・教材の内容理解を助ける板書(教材の流れを示す。)
・ねらいとする道徳的価値のよさを意識した板書
アドバイス等
・導入段階での児童の考えを板書し、授業後の変容を比べられるようにする。
・議論を深めるためには教材の理解が重要である。教材を読み聞かせる前に、挿絵を黒板に貼りながら、簡単なあらすじを話す。中心場面の着眼点を話し、読み聞かせを聞くポイントを明示して読み聞かせる。
・授業での児童の考えや発言から、次の問いが生まれるような展開を意識し、中心発問に入る前の発言で、中心発問に関わるものに下線を引いた。
*教材中の「挨拶は、小さな親切よ。」の部分から、「小さな親切とは、どういうことか。」という問いが生まれた。その意味を考えることを通して、挨拶の役割について深めることができた。また、「本当にそうだなと思っています。」と言った登場人物の気持ちを考えることを通して、挨拶をすると気持ち良く感じることに気づかせることができた。
・展開後段で、「挨拶の良さを考える」場面で、児童から出た意見を赤で書き、問い返しをしながら、考えを広げていく。