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中学生の時期には、学年が上がるにつれて、従来のしきたりや形に反発したり、恥ずかしさやその場の雰囲気によって望ましい行動がとれなくなったりすることがあります。一方で、心のこもっていない形だけの礼儀を嫌うようになる時期でもあります。
そこで、指導に当たっては、無意識に習慣として実践してきた形式的で受け身の礼儀の姿勢を見つめ直し、その意義などを自分自身で考え、例えば、時・場所・場面(TPO)に応じた、適切な言動をとることができる自律した態度へと成長できるよう支援していくことが求められます。礼儀は立ち居振る舞いが美しいかどうかという美的な問題として考えられてきた側面があることも踏まえ、礼儀の意義を深く理解し、心情面を整え形として外に表すことができるようにすることが必要です。
また、我が国に伝統的な礼儀作法があるように、他国にもそれぞれの国に応じた礼儀作法があります。他国の人々に接する機会が多くなった今日、他国の礼儀についても理解を深め、他国の人々に気持ちよく接することができるように指導することも大切です。
礼儀は、根底において相手を人間として尊重する精神の現れであることを十分に理解させ、指導を進めていく必要があります。
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