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中学生の段階は、自分と相手の考えや意見の違いを理解しつつも、自分の考えを伝えることの大切さを感じる機会が増える時期です。また、相手の立場に立ってその考えや意見を聴くことで、お互いを深く理解できるようになることも少しずつ経験していく時期でもあります。しかし、自分の考えにこだわりすぎたり、他者との考えの違いを恐れたり、考え方の違いから人間関係に摩擦が生じたりして、悩み、孤立する場合もあります。一方で、過剰に他者に同調してしまい、いじめのような問題に発展することもあります。
そこで、指導に当たっては、まず、個性とは何かについて正しく理解させることが必要です。その上で、安易に他者に同調するのではなく、自分の考えや意見を伝えること、そして互いの個性や立場を尊重し、いろいろなものの見方や考え方があることを広い視野で理解しようとする態度を育てることが大切です。
さらに、いろいろなものの見方や考え方から学び、自分自身を高め、他者と共に生きようとする自制を伴った気持ちで、判断し行動することの大切さを理解できるような指導の工夫が必要になります。そして、このような指導を通して寛容の心をもって謙虚に他に学ぶことが人間としての成長に役立つことを理解できるようにすることが大切です。
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