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中学生の段階になると、人間が心の内に弱さや醜さをもつと同時に、強さや気高さを併せてもつことを理解することができるようになってきます。しかし、なかなか自分に自信がもてず、劣等感に苦しんだり、他人を恨んだり、うらやましく思ったりすることもあります。学年が上がるにつれて、崇高な人生を送りたいという人間のもつ気高さを追い求める心が強くなります。自分を含め、誰もが人間らしいよさをもっていることを認め、人間に絶望することなく、誰に対しても人間としてのよさを見いだしていこうとする態度が次第に育ってきます。
そこで、指導に当たっては、まず、自分だけが弱いのではないということに気付かせることが大切です。弱さや醜さだけを強調したり、弱い自分と気高さの対比で終わらせたりするのではなく、自分を奮い立たせることで目指す生き方や誇りある生き方に近付けるということに目を向けられるようにする必要があります。
さらに、人間がもつ強さや気高さについて十分に理解できるようにすることが大切です。例えば、先人の気高い生き方に触れることなどを通して、内なる自分自身に恥じない、誇りある生き方、夢や希望に満ちた喜びのある生き方を見いだすことができるように工夫することが求められます。
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