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目ざまし時計(小学4年)

教材名:目ざまし時計

内容項目:A 節度、節制

ねらい:自分で考えて、度を過ごすことなく規則正しい生活をしようとする実践意欲と態度を育てる

教材の活用方法

『目ざまし時計』は、規則正しい生活について取り上げている。目ざまし時計を買ってもらったことから、自分で起きる時間や寝る時間、勉強時間を決めた主人公。しかし、だんだんと時間を守らなくなり、この日は目ざまし時計がなっても起きることができなかった。同価値で行った前回の授業(教材)との大きな違いは、“教材中の中心人物が、基本的な生活習慣について、自分で考えていること”である。本教材は、主人公の気持ちに寄り添って考えることで、進んで自分の生活を見なおそうとする価値理解が可能となる。また、全校で取り組んでいる生活リズムチェックシートを使うことで、自分の生活についても見なおすことができると考えた。以上の理由から、自分で考えて、度を過ごすことなく、規則正しい生活をしようとする実践意欲と態度を育てるのに適した資料であると考える

展開例

●導入

●展開前段

「保健室のベッドで、よし子はどんなことを考えていたでしょうか。」

●展開後段

●終末

ワンポイントアドバイス等

・生活リズムチェックシートなど、他の学習や活動と関連付けながら行うことができた。ただ、チェックリストの項目(学習時間・メディア使用時間・就寝時間)によって、思考の幅を狭めてしまったという側面もあったため、実態に合わせた工夫が必要だと考える。

・展開前段では、登場人物の気持ちに寄り添いながら共感する気持ちを引き出し、「やらなければいけないと分かっているが、自分の中に弱さもある」というような点に目を向けさせることができた。

・展開後段では、自分の生活について考えた際、行動目標や決意になってしまったので、「決意しても『ちゃんとの大切さ』は分かっていてもできない自分がいる」ことに気づかせたり、その自分と向き合わせたりするようなアプローチをすると、より深く「節度、節制」について考えられたかもしれない。