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板書例_手品師②_小学6年

手品師②(小学6年)

教材名:手品師

内容項目:A 正直、誠実

ねらい:子どもとの約束を選んだ決断を下したときの手品師の心情を考える活動を通して、自分の意見や考えに誇りや自信を持つ大切さに気付かせ、どのような状況にあっても、自分自身に誠実に生きようとする態度を育てる。

展開例

(〇:主な学習活動 ・:予想される児童の反応 □:教師のかかわり)

●導入

今日のテーマ「誠実」について考える。

 ・誠実って、真面目で、真心があること。

 ・本当の心のこと。

 ・偽りがないこと。

  □「誠実」の意味について知り、今日の学習への見通しを持つ。


●展開前段

 ○教材の内容を聞く。

  ・うではいいけど、あまり売れない手品師。

  ・大劇場のステージに立つことが夢。

  ・男の子と手品師は明日もここに来る約束をした。

  □教師の読み聞かせを聞く前に、あらすじの説明をする。

 ○手品師の人柄について整理する。

  ・優しい。     ・信念がある。

  ・決断力がある。  ・約束を守る人。

  ・子ども思い。   ・お金がない。

  □手品師の状況だけでなく、人柄や性格についても触れるようにする。

  □人柄についても問い返し、具体的なイメージを持てるようにする。

 〇大舞台を選んでいたら、どうなっていたか考える。

  ・お金持ちになって、夢も叶えることができる。

  ・友達との約束を守れる。  ・売れっ子になっていた。

  ・暮らしが優雅になる。   ・だけど、後悔するかも。

  □手品師の暮らしが非常に厳しいことを想像できるようにする。

 ◎中心発問『なぜ手品師は男の子を選んだのだろう。』

  ・男の子と先に約束をしていたから。

  ・男の子の悲しい顔は、見たくないから。

  ・大舞台のチャンスはまたあるかもしれないから。

  ・ステージに立っても、男の子が気になるから。

  ・お金はどうでもいいから。


●展開後段

 ○これから自分は何を大切に決断をするかを考える。

  ・自分の気持ちを確かめながら決断をする。

  ・周りをよく見て、決断をしたい。

  ・今までの自分を振り返って決断する。


●終末

 ○振り返りをする。

  ・自分の考える誠実とは、自分の気持ちに正直なこと。

  ・誠実とは、他人に対しての誠実もある。

  ・手品師のように、自分で決めたことを貫きたい。

  ・自分の決断に自信を持ちたい。

  □今日の学習と、自分自身の生き方を重ねたり振り返ったりすることができるようにする。

  □自分なりの誠実について振り返る。

ワンポイントアドバイス等

・手品師が、大舞台を選ぶか、子どもを選ぶかの理由を対比できるようにしました。

・手品師の周りに、性格を書くことで、手品師の人物像をよりイメージしやすいようにしました。

・出てきたキーワードをつなぎ合わせました。