教育内容

主な担当科目(専門科目のみ)

流域水文学(流域管理計画概論,2年後期)

まず,研究の全体像を俯瞰するため,水循環に関する最新の研究動向や今後解決すべき水問題を解説し,水問題と向き合う視点を体得する.次に,流域の水の管理や計画に関する以下の基本的事項についての講義と計算機を用いた演習問題をセットで実施する.受講者の希望があれば,Pythonによるプログラミング学習も演習に組み込む.


水理学演習(流域管理計画論,3年後期)

流域の管理計画に必要な水理学について,基本的な知識や技術の要点を簡単に紹介した上で,それらの問題演習を通じて実践的に学習する.この講義を通じて,流域内の水の振る舞いを力学的見地からを理解する力を涵養する.受講者の希望があれば,Pythonによるプログラミング学習も演習に組み込む.



流域水循環特論Ⅰ(修士1年前期)

この科目では,演習形式により,水循環システムのメカニズムとそのモデル化について学習する.具体的には,以下の方程式を基礎とするモデルの数値計算プログラムをPythonを用いて自力で作成し,表現されている現象を理解することを目標とする.


流域水循環特論Ⅱ(修士1年後期)

この科目では,水循環システムの解析方法を演習形式で実践的に体得することを目標とする.具体的には,プログラミング言語の一つであるPythonを利用して,データの取得,解析,加工方法を学習する.ただし,受講者の進路希望や趣向によって,講義内容は変更する可能性がある.

 

研究室ゼミ・演習

環境システム演習Ⅰ(3年後期)

卒業研究に役立つ理科系の作文技術,口頭発表の技術,計算機プログラミング,文献調査法について学習・実践する.また,研究室内の全体ミーティングや個人ミーティングに参加することで,卒業研究の型を体得する.


環境システム演習Ⅱ(4年前期)

研究室内の研究について相互批判を行いながら関連する研究分野の理解を深める.また,既往研究のレビュー法,研究シーズの発見法,観測データの取得と解析方法,など,演習を通じて身につけるべき技術を習得する.


卒業研究Ⅰ(4年前期)

卒業研究を自主的に進めると共に,既往研究のレビューを総括し,取りまとめる.具体的な内容は,研究室内の個人ミーティングにおいて解説する.


卒業研究Ⅱ(4年前期)

卒業研究を研究室内の研究について相互批判を行いながら関連する研究分野の理解を深める.また,研究室内の個人ミーティングを通じて研究成果を揃え,卒業論文にまとめるとともに,卒業研究発表会などで発表する.


理工学セミナー Ⅰ〜Ⅲ(博士前期課程)

全体ミーティング,地球科学セミナー,学会参加を行い,他者の研究に関する理解や意見交換が適切にできる能力を身につけます.また,自身も発表を行い,伝わる発表をするためのスキルを実践的に身につけます.


修士論文研究Ⅰ〜Ⅳ(博士前期課程)

定期的な個人ミーティンを行い,各自の研究テーマを掘り下げ,修士論文を仕上げます.


共生システム特別講究(博士後期課程)

定期的に行う個人ミーティングを通じて,各自の研究テーマを掘り下げて,博士論文を仕上げます.