令和7年3月14日、昭和五つ星学園義務教育学校の第一期生として、9年生が立派な姿で卒業していきました。次に、5歳児の卒業式、そして5年生の卒学舎式と、どちらも堂々とした姿で巣立って行くことができました。新しい学校の開校の年ですから、何が起きても不思議ではない中にあって、どのキャンパスにおいても落ち着いた学園生活の中で、大きく成長することができたことを、大変うれしく思います。これもひとえに、保護者のみなさま、地域のみなさまの温かいご理解とご支援のおかげです。本当にありがとうございました。「切り拓く子ども」の育成を目指し、ここ(昭和地区)でしかできない学びやわくわくする授業づくりを根底に、特色ある教育を進め、子どもも教師も充実した毎日を過ごすことができたのではないかと思います。
「美袋地区 降り立ち九年 さようなら」
九年生(全県区)が卒業を前に作った俳句です。不安な気持ちで降り立ったこの地区のことを、三年間ではなく九年間という時間で振り返ったうえで、「さようなら」とさわやかに別れの挨拶をする姿に、充実した時が過ごせたという実感がこもっているように感じます。この生徒にとって、九年間通ったこの昭和地区は、きっと生涯忘れることのないふるさととして存在することでしょう。来年度はついに学区外からの通学者が半数を超えることになりました。今後も学園全体で、昭和地区のもっているよさの中で認め合い、高め合いながら楽しく学園生活が送ることができるように指導・支援していきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。
あっという間に2月が終わりました。新入生の一日入学も終わり、いよいよ学校園が新しい学年に向かって本格的にスタートする時期となりました。来年度も学区外から多くの方にお越しいただいてスタートすることになりそうです。
さて、5年生は、総合的な学習で、地域の産業(まるみ麹本店さん・山本手袋さん)を調べ、そのよさや特徴等をよりよく発信する活動に取り組みました。そのまとめとして作ったビデオを「おかやま学び大賞」に応募したのですが、先日、応募した学校同士が交流するフォーラムに参加する機会がありました。他市の中学生や高校生ともオンラインで協議する形式で行われ、自分たちのやったことを堂々と伝え、感じたことや考えたことをしっかりと話し合うことができていました。
また、7年生は「ネイバーフッドデザイン(みんなが住みやすいまちをデザインする)」に取り組みました。人と歴史や文化、未来との関係性を考え、これからのまちづくりについて考えてきました。そして今回、「心地よいつながり」をテーマに食やイベント、対話を通して何ができるかを考え、実際に地域や保護者の方を招いて「昭和五つ星フェスティバル」を開催しました。味噌クッキーや寄付していただいたお米を使ったおにぎりが登場したり、焚火を囲んでの対話コーナーがあったりと生徒が考えた工夫がありました。
どちらの取組からも、本校が大切にしている、自ら考え、表現・行動する「切り拓く子ども」の姿を見ることができました。これからも、こうした活動を通して、地域のよさを感じ、地域に貢献する態度が育つことを願っています。
12日、FCでスピーチデーが開かれました。今年は代表が発表するスタイルではなく、9年生が全員発表する形式でした。当然、英語が得意な生徒もそうでない生徒も居るわけです。司会も発表者もオールイングリッシュで進行し、スピーチが終わると、視聴者(6~8年生及び教師)もコメントを求められるので、伝える方も聞く方も真剣です。こうして英語を使わなくてはならない状況を作って、本校が目指す「使える英語」を実践する場となった当日、スピーチの内容は自分の夢や好きな言葉などのプレゼンテーションの他に、英語の歌、ダンス、少林寺拳法の紹介まで多岐にわたっていて見ごたえがあり、9年間英語を学んできた集大成といえる場となりました。
また、先月はACの1年生が、青山学院大学の木村名誉教授を迎えて研究授業を公開しました。お店屋さんとお客になって”What do you want?” ”Star please!”と楽しそうに会話する姿があちらこちらで見られて、木村先生からも「よく活動できていますね」と高く評価していただきました。1年生同士で行ったこの活動は、次の時間は1年生がお店の人、お客さんが幼稚園児と変わって実践されました。秋には幼稚園児がハロウィンパーティーで魔女やゴースト等に変装してACにやってきて交流しました。ACのいろいろな学年と幼稚園が普段から交流できるのも学園の特色です。
さらに、今年から英語特区となったSC(さくらキャンパス)の大きな特徴といえば、ALTと直接触れ合うことのできる時間の多さです。総社市内の幼稚園では年間10日程度しかALTは配置されませんが、SCには70日配置され、一緒に生活しながら生の英語に触れることができますので、子ども達のリスニング力等が飛躍的に向上します。もちろん英語に対する違和感も少なく、英語を使って対話しようとする姿が増えていきます。昭和五つ星学園となって、今まで以上に英語という柱が太く大きくなりました。12年間学んだ後の姿を見るのが今から楽しみです。
やっと紅葉の季節が来たと思ったら、あっという間に冬が到来し、行事が満載だった2学期も終わりました。FCの音楽集会では、各学年の歌唱発表のあと、生徒と教員がはじめて一緒に「群青」を歌いました。生徒が一生懸命練習した三部合唱に入るわけですから、美しい旋律からはずれないように気合を入れて練習をし、本番に臨みました。出来栄えはさておき、わずかな時間でしたが、生徒と同じ方向を向き、よりよく歌声を響かせようと、気持ちを合わせるという行為に、日常では感じられない一体感や達成感を感じて不思議な気持ちになりました。学校評価アンケートで「全員の合唱が素晴らしかった」という声を寄せていただき、とてもうれしくなりました。
ACの学習発表会でも、各学年に分かれての発表にたくさんの工夫があり、子どもたちも生き生きと活躍できました。また、3~5年生が小中音楽会のために練習を重ねてきた曲と全校合唱を披露しました。心を合わせた演奏と歌声は、どんな大規模校にもまねできない響きがあったと思います。そして、20日の業間休みには、ACの職員によるミニクリスマスコンサートが開かれ、私も一緒に参加させてもらいました。子どもたちの喜ぶ姿を見て、とてもうれしくなりました。そのあと、サプライズで、2学期で担任を替わることになった先生に向けて、全員で美しい歌声のプレゼントを贈りました。担任の先生を含め、あちらこちらで涙する姿が見られるなど、心に残る時間となりました。サプライズを計画した先生方とすてきなプレゼントを贈ることができた子どもたちに感謝したいと思います。子ども達や先生方と一緒にやってみることのよさと喜びを感じた2学期でした。
さて、今年一年間、大変にお世話になりました。来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。それでは、よい年をお過ごしください。
フロンティアキャンパスの生徒の中で、今月行われた部活動の秋季県大会において、男子バレーボール部と女子卓球部(個人)、女子ソフトテニス部(個人・団体)が出場するなど、大活躍しました。中でも女子ソフトテニス部(団体)は、第2位となり、見事、中国大会出場の切符を手にしました。本当にすごいことだと思います。12月26日に島根県で行われる大会での健闘を祈りたいと思います。
さて、11月21日に開かれた第3回学校運営協議会において、来年度の運動会(体育祭)とサマーキャンプについて協議されました。特に運動会(体育祭)については、保護者のみなさまからのアンケートを参考に、まずは部会で、3つのキャンパスが同時に行う場合とそうでない場合についてメリット・デメリットをしっかり吟味しました。そして、本番を行う会場(運動場)までの往復や子どもの体力、観客席や駐車場の問題などさまざまな角度から、少しでも保護者や地域の方の思いに寄り添える形について検討を加えました。みなさんに、お伝えする機会がないので、この場を借りて結果の概要をお知らせします。
◆運動会(体育祭)は同日に行うが、午前中にさくら・アクティブキャンパス(場所はAC)が行い、午後からフロンティアキャンパス(場所はFC)が行う。
◆実施日は10月の第3週土曜日(R7年は10月18日)とする。(雨天時は、日曜日に順延できるよう、現在、地域行事を調整されています。)
◆一つの学校として異なるキャンパスの幼児児童生徒が、同じ場所で演技を見合ったり、一緒に運動したりする場が少しでももてるように、今後検討する。
以上、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
なお、サマーキャンプについてもまとめましたので、ご覧ください。( こちら )
あっという間に2学期の折り返し地点となりました。10月はビックイベントである運動会(本校では「スポーツDAY」と「体育祭」)がありました。アクティブC(さくらC)とフロンティアCで別日開催でしたが、特にアクティブCでは2つの旧小学校に大きな違い(例:午前開催と一日開催)があり、2つの歴史をどのように組み合わせるか、学校運営協議会で検討するところから始まりました。その結果、午前開催をベースにして、両小学校区において夏祭り等で踊られていた「やとさ音頭」を踊ることになりました。
迎えた当日、幼稚園3歳児から5年生11歳までがおりなす、走・競・踊の演技に多くの保護者や地域の方から応援いただき、子どもたちも大きな達成感を味わうことができました。保護者アンケートでも、満足感に対して、さくらCは 97%、アクティブCでは94%の方から肯定的な回答をいただきました。
一方、フロンティアCの体育祭では、延期の判断が遅れ、多くの方にご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。アンケートでいただいた改善点について、今後工夫してまいりたいと思います。救いは、生徒たちが全力で取り組み、力を出し切って自分たちで満足のいく体育祭にすることができたということです。特に6年生は初参加でしたが、先輩たちに中に入り精一杯がんばり、一緒に楽しんでいる姿が印象に残りました。
さて、来年度の運動会について協議が始まりました。アンケートで回答していただいた内容を踏まえ、1つの学校として3歳から15歳までがどのように参加するのがよいか、子ども・教員・保護者・地域のそれぞれの視点から検討し、結論を出したいと思います。
9月21日(土)に行われた第1回昭和五つ星文化祭(まつり)は、昭和地区社協(子育て支援部会)をはじめ、地域のみなさんと一緒に盛り上がることができたことをうれしく思っています。特に今回、特製「五つ星ジビエカレー」の製作に関わってくださったみなさんには、試作の段階から本当にお世話になり、ありがとうございました。
今年は8年生が中心となって実行委員会を組織して、会議に一緒に参加させてもらう形をとっていただき、生徒がより主体的に関わることができました。ゲームの内容や景品、カレーの中身や値段設定など考えるべきことがたくさんありました。8年生もそれ以外の学年も、役割と責任をもって運営に携わること一つ一つが、将来につながる貴重な経験となりました。
また、ステージ発表の五つ星合唱団の歌声も見事でした。小さな学校の小学生といえば、体育館にいる大勢の人前では声が出せないのが当たり前ですが、普段から練習していることがよく分かりましたし、気持ちよさそうに歌う子どもたちの姿が印象的でした。
たくさんの保護者及び地域のみなさんの温かい心に囲まれて、子どもたちが自分のもっている力をしっかり発揮することができた昭和五つ星文化祭(まつり)、これからもこの環境の中で伸び伸びと成長してほしいと思います。
「校長室から」の特別バージョンとして、以下①~⑪まで続きます。
令和6年8月3日から12日まで、総社市海外ホームステイが実施されます。今回のホームステイには、私も引率者として同行することになりました。生徒の様子をリアルタイムでお知らせして、保護者のみなさまに安心していただくとともに、ホームステイに興味があるけれど行くことができなかった人や将来どうしようかと迷っている人などの参考になれば幸いです。なお、昭和五つ星学園から3名参加しますが、その他の中学校からの参加者からも、あらかじめホームページへ掲載の承諾はいただいていることをお知らせしておきます。
8月3日14時、まずは出発式。久山教育長から、しっかり頑張ってくるよう激励していただきました。
代表メンバーが堂々と挨拶。暑い中、たくさんのお見送り、ありがとうございました。
岡山空港にて。たくさんの荷物に囲まれています。いよいよ出発です。
飛行機会社の制約もあり、今回の荷物はこんな感じでかなりコンパクトです。
ホームステイ日記②8/4
こちらの季節は冬。最高気温15℃(最低5℃)で真夏の日本からいきなりひんやりした空気に触れ、異国の地に来たことを実感。目に見えるもの、聞こえる音もすべてEnglish。
今日は、シドニーの街を探検して、文化の違いをしっかり感じてもらう一日となります。さて、どうなるでしょうか?
こうしているうちに、あっという間に2日目が終了です。
今日は、シドニーから空路でメルボルンに移動。シドニーより南にあるメルボルンはもう少し温度が下がり、冷っとした空気に包まれていました。
少しの間メルボルンの街を探検した後、いよいよキュー・ハイスクールに移動してホストファミリーとご対面です。とても緊張して「心臓が止まりそうだ」という声も聞こえてきました。さあ、本格的にホームステイが始まります。
昨晩ホストファミリー宅で一泊。今日はさっそく、スクールバディと一緒に学校に通ってきました。それぞれの家庭によって違いがあったようですが、一日こちらのスケジュールで過ごすことができました。
学校の様子やESLによる英語レッスンの様子などをお伝えします。
あっという間にHSの折り返し地点となりました。生徒たちも少しずつ慣れてきて、バディと一緒に動けているようです。KHS(キューハイスクール)の生徒の授業や学校生活の様子も分かってきましたが、KHSの生徒の姿は保護者の許可がないと掲載できないので、生徒の後姿などを入れながらお知らせしたいと思います。
昨日、昭和中と姉妹校縁組を結んでいるメルトンセカンダリーカレッジ(MSC)を訪問しました。これまでの校長先生と担当者が変わって新しくなったので、再契約に向けてしっかり協議するのが、今回の私の仕事の一つでもありました。とても訪問を喜んでくださり、無事に3回目の同意書を締結することができました。来年からはMSCとの双方向の直接交流が再開されます。
あっという間にキューハイスクールで過ごすのが最後となりました。「ホームシックを乗り越えた」「英語がだんだん聞き取れるようになってきたので帰りたくないモードになってきた」などの声が聞こえてきました。生徒たちがたくましく成長していることを感じます。
今日は、昨年できなかったFarewell Partyが予定されています。それぞれ準備してきた出し物を、思い通り披露できるでしょうか?
残念ながら昨日は体調不良の生徒が出て、全員参加というわけにはいかなかったのですが、フェアウェルパーティで素敵な時間を過ごすことができました。最後に涙を見せる生徒もいるなど、ホームステイ生活が充実していることが伝わってきました。
今日は土曜日、ホストファミリーと一日過ごす日です。私もホストと一緒に出かけました。オーストラリアの日常をお知らせしたいと思います。
とうとうお別れの日がやって来ました。ホストファミリーと最後のお別れです。多くの笑顔と涙であふれていました。きっと生徒にとってかけがえのない宝物のような体験ができたと思います。体調が万全な人ばかりではありませんでしたが、予定通り、全員そろって帰国できることをうれしく思います。
現在、シドニーの空港でこの文章を書いています(19:40)が、台風が通り過ぎた後に羽田に到着すると思いますので、ご安心ください。日本で会えるのを楽しみにしています。
本日、予定通り吉備路アリーナに戻り、解散式を行うことができました。お迎えありがとうございました。体調不良のため、岡山空港から直接、家庭に帰った生徒もいますが、全員で日本に戻ってくることができたことをうれしく思います。
生徒は、この10日間、本当によくがんばったと思います。恥ずかしさや個々の困難を乗り越え、積極的にコミュニケーションを図り、自分の立てた目標達成に向けて努力していました。その姿こそ、ホームステイに参加した大切な意味であると同時に、かけがいのない宝物のような貴重な体験です。そして、この思い出は、生徒にとってお金で買うことのできないポジティブで今後の生活の糧となる貴重な体験になるはずです。保護者のみなさまにおかれましては、今までご心配な点があったかと思いますが、ご理解とご協力をいただき本当にありがとうございました。
さて、10日間のホームステイ日記を、たくさんの方にご覧いただいたようで、ありがどうございました。今回ホームステイに参加したご家庭のみなさんだけでなく、英語特区のみなさんや、今後ホームステイに参加する可能性があるご家庭のみなさんの参考になることができたとしたら幸いです。英語力の向上はもちろん、子どもたちの人生の可能性を広げるこの事業が総社市にあることは素晴らしいことだと思いますので、一人でも多くの子どもたちにこの体験をしてもらえることを祈ります。
8月24日には帰国報告会が予定されていますので、ホームステイ日記はその報告をもって終了としたいと思います。その時またお会いしましょう。これまでご覧いただきありがとうございました。
帰国から早くも2週間近く経とうとしています。体調不良だった生徒も元気に復活して、今日の帰国報告会にやって来ました。ホームステイで学んだこと、驚いたこと、日本との違いなど自分で感じた新鮮な気持ちを、堂々とプレゼンすることができました。どの発表も経験しないと分からない成果がたくさん見られました。
この貴重な体験をしっかりと今後の生活に生かしてくれることを期待します。
改めまして、保護者のみなさまに、この事業に対するご協力に感謝を申し上げ、ホームステイ日記を終了させていただきます。これまでご覧いただきありがとうございました。
25日にFC(フロンティアキャンパス)で生徒総会が開かれました。今年は6年生が初参加です。授業時間をオーバーするぐらい昨年以上に多くの質問が出されました。内容も「1階にトイレが無いのはなぜですか?」とか「6年生に業間休みが無いのはなぜですか?」など自分たちの生活の質を上げようとする前向きな質問が多くありました。自分たちが感じている疑問や意見をきちんと自分の声で伝えることは、なかなか難しいものですが、これからの時代を切り拓くには必要不可欠です。それを実践している生徒をうれしく思います。また、6年生の中にも、堂々とした態度で質問する児童がいました。そのりりしい姿に感心するとともに、上級生を見習って行動すること自体に6-9フロンティアキャンパスで過ごす大きな意味があると感じました。
次の日、1-5アクティブキャンパスの図工室に、さくらキャンパスの子どもたちがやって来ました。3年生の子どもたちと一緒に、短冊作りに必要な染め紙を作るためです。3年生が張り切って教え、園児もわくわくしながら一緒に作業を進めます。最後に、折りたたんだ和紙を広げてきれいな模様が目の前に現れたとき、園児の顔に、心からうれしそうな微笑みが浮かびました。それを見た3年生もまた、うれしそうな顔になりました。きれいな染め紙とうれしそうな笑顔でいっぱいになった図工室。きっと3年生だけで染め紙を作っても達成感はあったと思いますが、園児と一緒に作ったことで喜びの輪が広く大きくなったことでしょう。私の心もほっこりました。これからも、ここでしかできない学びや関わりをもたせながら、一人一人が成長できる環境を整えていきたいと思います。
「光陰矢のごとし」と言われますが、本当にあっという間に2か月が過ぎました。校旗授与式に始まり、入学舎式(6-9フロンティアキャンパス)、入学式(1-5アクティブキャンパス)、入園式(幼稚園さくらキャンパス)、そして開校記念式典と初めての学校行事が続きました。12年間一貫教育を進める学園として、今年の入学式には、9年生が新1年生と一緒に入場して式に参加したり、入園式には4・5年生が式に参加して、大きな声で新しい学園歌を歌ったりしました。開校記念式典では、片岡市長様、野口健名誉校長様ほか、多数の来賓や地域の方にも参加いただき、盛大に本学園のスタートを祝っていただきました。みなさま、本当にありがとうございました。
しっかりと準備していただいたおかげで、現在、どのキャンパスの子どもたちも大きな混乱もなく、落ち着いて学園生活を送ることができています。加えて、新しい試みとして、4・5歳児と1年生のひらがな学習、4年生の高梁川水質調べ、6・7年生の徒歩遠足(水内河原・旧維新小)、フロンティアキャンパスの英検対策学習など、昭和五つ星学園ならではの特色ある取組もスタートしました。
さくらキャンパスとアクティブキャンパスでは二つの学校園の子どもたちが一緒になることでさらに活気が生まれ、フロンティアキャンパスにやって来た6年生も上級生に上手に溶け込むことができています。各キャンパスの子どもたちから伝わってくる「楽しいよ」という声と素直な笑顔、わくわくしながら学習する姿に、我々教職員も安心すると同時に、ますます張り切っていきたいと思っています。私自身も二つのキャンパスを行ったり来たりしながら、1年生から9年生を見ることに少しずつ慣れてきました。先日、アクティブキャンパスにある交流ルームにやって来た4歳児を見た後に、フロンティアキャンパスで9年生の授業を見たら、さすがにそのギャップの大きさに戸惑いましたが、一つの学園として、まさに、子どもが大きく成長していく様子が実感できたのも事実です。これからも12年という時間を見据えて、ここでしかできない学びをしっかり行っていきたいと思います。
この度、総社市立昭和五つ星学園義務教育学校の校長(兼ねて昭和五つ星学園幼稚園を含む全体の学園長)に着任しました北川和美です。昨年度まで昭和中学校で校長をしておりましたので、引き続きお世話になることになりました。かつて昭和小学校にも勤務した経験がありますが、なつかしい感じというよりも、全体を統括する責任の重さに身の引き締まる思いです。義務教育学校181名、幼稚園27名の子どもたちを、総勢54名の教職員で連携しながら、よりよく指導・支援してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、この学校は全国でも珍しく、幼稚園を併設する施設分離型の義務教育学校です。そして、いわゆる小学校生活は5年間で終わり、6年生からは次のキャンパス(旧中学校)で生活することになります。つまり、幼稚園の3年間を合わせて「3ー5-4制」という新しい制度のもとで12年間学ぶ学園です。これまで2年間かけて地域・保護者・教員・子ども・総社市教育委員会等のみなさまとともに考え、導き出してきた3つの柱「自然・地域」「英語」「12年間一貫」を根底に据えて「友 未来 地域とつながり 考え、表現・行動する子ども」を目標に、予測困難なこれからの時代を「切り拓く」子どもを目指してまいります。
本学園のホームページでは「幼稚園さくらキャンパス」「1-5アクティブキャンパス」「6-9フロンティアキャンパス」のそれぞれで行われる特色ある活動や必要な情報を少しでも提供できればと思っています。また、この「校長室から」では、子どもの姿をとおして折々に感じる私の思いをお伝えできればと思いますので、お時間のあるときにご覧ください。そして、ホームページに限らず、本学園に関する運営やその他お気付きの点がありましたら、遠慮なくお伝えください。どうぞよろしくお願いいたします。