2022年5月15日
トナシベツ川 例会報告
昨日の雨が上がって、朝から青空が広がる割には低い気温が今日の川下りを暗示していたようにも思えます。スタート地点で、一週前の下見の時よりも水量がある、という言葉に内心びびりまくり、以前下ったときよりは30センチ以上高いよな・・・、と考えていました。下見の動画の核心部の倒木にひっかかる自分のイメージがリアルに脳裏に浮かび、今朝起きたときに奥歯の詰め物が取れていたことを口実に帰ろうか、会長はこのことを予期して今日は来ていないのかな・・・などと、チキンな妄想を広げまくっていて、スタート前の注意事項もうわの空でした。
あっと言う間にスタートし、ボリュームのある「9R」でも頭の上までびしょ濡れにされる大波に体当たりしつつ、水の冷たさを十分に思い知らされ、横波にバランスを崩されそうになること数知れず、それでも「沈」だけはせずにやり過ごし、エディに入って上流を見ると、「黄・赤・緑」の艇の腹が見えていて、笛を吹こうとしている間にロールで起き上がってほっとすること数度。あの艇は誰だったのでしょう?
所々で「ウド採り」タイム。私は昨日「行者ニンニク」を採らなかったので、昼食時に採集。昨日はみんな目の色を変えて採りまくっていたのに、今日は興味も示さない。さぞ昨晩はニンニク祭り大盛況だったのでしょう。おかげでゆっくりとニンニクを採れました。
昼食後の再スタート、やっとの思いでスカートをはめたのに、すぐに核心部のスカウティング。
私は(チキンルートと聞いていた・ポーテージもしやすそうな)右岸を選んで上陸。数年前にここで沈脱した時よりもかなり水量がある。行くとすれば採るべきラインは見えるけれど、この流れの速さと水量の中で、そのラインに艇を乗せることができるか?考えている間にHIDEさんがチャレンジ、落ち込みでバランスを失って沈、ロールを試みること数回、ついに脱艇。でも大ベテランだけあって岩陰の流れのないところに入って、艇もパドルもしっかりキープしている。やがてロープが渡って無事救出されました。
その後は特に危険なところもなく楽しく下っていたのですが、その頃から時折聞こえていた雷が撤収時に本降りから、土砂降りに・・・。まあ、ドライスーツを着ているので雨に降られて困ることはないのですが、大粒の雨と、一時は霰の中、撤収が無事に進んだのですが、スタート地点の回収に行ったメンバーの一部が戻って来ないと思ったら、ゲートを出たあたりでパンクしてしまったとか。大雨のせいで、最後のミーティングはなしの解散が決定。三々五々の撤収になりました。
さて、皆さんが気にしているであろうN先輩は、15時20分JAF到着。タイヤを外して確認したところ、ど真ん中に結構大きく穴がありました。折悪しく富良野のタイヤ屋は全て日曜休み、スペアタイヤに空気を入れてみるも、ホイールの隙間から漏れるのが止まらない状態。自走は無理との判断で、16時25分、車と一緒にJAFのトラックに乗って札幌に向かわれました。JAFと任意保険の両方に入っていたおかげでレッカー代金は全額出るとかいう話で、私もJAFに再加入しようと思いました。困ったときには「JAF+任意保険」ですよ。