2022年10月例会

2022年10月09日 例会報告 沙流川アッパー
(報告:大橋さん)

昨夜の激しいフォークダンスによる筋肉痛をかすかに残して、例会二日目10月9日の夜が明けた。雲一つない快晴の下、ピリッと冷えたHOAの前庭では、今日の漕行区間である沙流川アッパーへの期待と緊張もあり、張り詰めていたのは秋の冷えた空気だけではなかった。

朝のミーティングが始まる。ガンちゃんと言う名の女帝より、堰堤までで終了とするグループと最終ゴールまで漕ぐグループに分ける旨の説明があり、それぞれの車の回送や供花の取扱についての注意事項が伝達される。がしかし、高齢化著しく集中力の低下も甚だしいメンバー一同、各人の頭上には???マークがズラっと並んでいる訳である。

いよいよスタートである。水は透き通り、水量は丁度良く、適度な瀬と穏やかな流れが交互にテンポよく繰り返される。さすがは沙流川アッパー、核心部までは行かない堰堤までであっても、清流を頭からバシャバシャ被りながら、ヤッホーものでとにかく楽しいのである。楽しすぎて、みんな漕ぎながら笑ってしまう訳である。

予定していた堰堤に到着。車で移動して来たメンバーやHIDEさん夫人と合流し、一同合掌後にいつもの河原ランチである。当然の様にそこにHIDEさんも一緒にいる様な錯覚を覚えながら、いつも通りにお昼を食べながらゲラゲラ笑う。

さて、ここから先は核心部2カ所である。

先ずはベンダー。左岸側に寄ってしまうとアンダーカット気味に立ちはだかる背の高い岩に押し付けられ、右岸側に寄ってしまうと複雑なボイルでバランスを崩されてから隠れ岩に引っ掛け、と言う当日の状況。一番奥の真ん中に二つ並ぶ大岩の、更にど真ん中を突っ切る事が出来るか、と言う誠に男らしい難所なのだが・・・、

よしひろ:左岸から入り過ぎ、岩に押し付けられながらバックオーライ。残尿感大。

うっちー:ナイスなコースで最後の岩を飛ぶも、着水で右に崩し沈。詰めの甘さを露呈。


須田職人:入りのボイルで左に崩し、リカバリー中に最後の岩にボトム激突。散り方がハデ。

ヨッシー:やや左から入り、隠れ岩に引っ掛けて後方捻り一回転。一斉に、痛そう!の悲鳴。

佐藤さん:導入部完璧に入るも着地で横になりそのまま捉まる。サイドサーフィン状態。

悦田氏 :完璧に理想的なコースを漕ぎ切りフワッと着水。歓声が沸く中で天狗になる。

中島先輩:入りベストも最後の岩ジャンプで横を向きオフサイド側から落下。今日も散る。

石山隊長:教科書通りのコースを正確にトレース。面白くないぞ!とブーイングの嵐。

よしひろ:再挑戦、導入部右岸ボイルで即沈の終始水面下。残尿感最大、泌尿器科要受診。

真下妻 :右から入り過ぎ左へ落ちてひっくり返される。可愛いからとみんなに心配される。

山ちゃん:ボイルに引かれて右カーブするも、右端の岩をジャンプ。結果、新規ルート開拓。

真下夫 :理想的コースをブレはゼロで踏破。舟が踏破したのか体重が踏破したのか不明。

イタさん:ベストコースでフワッと着水。成功者のコースを見ての記憶力の問題と評価。

おーはし:全員のコースを見てからトライ。成功するも舟のせいと言われ断固抗議。


で、最後の山場はnuts&boltsである。

ここは左に曲がりながら落ちるコースで、ビビッて左インコースに入れば入るほど岩は邪魔だし落ちた所での返しが複雑だし、な落込みであり、ここも一番先端まで行ってから落ちるのがヒーローコースで王道な訳である。

石山隊長:ここでもみんなの祈りも虚しく普通にサラリとクリア。期待を裏切る男筆頭。

よしひろ:若干左イン側から落下し着水と同時に粗沈。もはや尿閉、泌尿器科要入院。

須田職人:ナイスコースで落下と同時に大きくバウを跳ね上げる。元気なんだねと一同驚愕。

佐藤さん:コース取り、落下時角度とも完璧に通過。

中島先輩:プライドをかけ丁寧に落下しクリア。ニヤケルのを必死に我慢し平静を保つ。

悦田氏 :またしてもフワッと見事に着水。歓声に応えもせず普通に通過。後日ヤキ決定。

ヨッシー:気合入り過ぎ岩先端の向こう側に降りる。落下後回されるも華麗に修正。

西本氏 :落下後何を思ったのか右へずっぽりクロス。そのまま乗ってればクリアでは?

イタさん:うっちーの「3人団子で行こう」の不真面目な提言に即同意。たまたまクリア。

うっちー:同上

おーはし:同上


核心部が終わった後も、気持ちの良い瀬がテンポよく続く。山場を越えた安心感や達成感も加わり更に楽しく調子に乗ってると、ゴール直前、つねちゃんに「楽しいね!」と正面から笑顔で目を見て言われる。数々の人生の荒波を越え、国民年金保険料の支払いも残すところあと一年と迫った中で、おーはしの心は軽い感動とともに揺さぶられ、ついつい心の中で叫んでしまうのであった。「惚れてまうやろー!」

PS:おじさんは優しく声を掛けられる事などないので、すぐビックリしてしまいます。

  「気をつけなはれや!」(Byチャンカワイ。古くてすいません。)