FPCS(農作物栽培観察システム)

はじめに)

栽培現場でスマホやタブレット利用を想定しバックヤードではPC(パソコン)活用を想定した標記システムをこの度構築した。

以下に菜園にて農作物を栽培されている方々へ便利で使い勝手の良い農作物栽培観察システムをご紹介する。

(概要)

今回のシステムの概要は下記のような内容である。

*ID(管理番号、例:kure等 利用者に振られた半角英数字の文字列)で複数のユーザー(システム利用者)が個別の菜園管理を行えるものとする。他のシステム(SCPシステム)との連携のない単独システムとする。

*利用者毎に複数の菜園を登録し、菜園毎に畝割りを行い、畝毎に作物を登録する。

日々の観察・作業はカレンダーで管理し、予定および観察・作業記録、収穫数等を登録していく。

*観察・作業記録の表示形式はブログ形式の出力で、フェースブック等のSNSへの「いいね」リンクボタンを設置する。

*観察・作業の入力、表示はタブレットで行うものとする。

*初期データやマスター(作物、品種、季節、天候等)の登録・編集や集計・印刷、管理画面はPC専用とし、メニューに記載する。

(特徴)

今回のシステムは家庭菜園を少し超えた農作物を栽培管理する方への日々の農作業(畝づくり、種植え、定植、水やり、収穫等)の観察記録や作物の収穫状況の記録に始まりまた予定日程スケジュール作成や天候(温度、降雨量等)との相関図の関係表示などを記録に残すものである、

日々の観察記録はフェイスブック等のSNSへ連動して情報公開を行い利用者毎にFBへ公開することが可能となる。

管理画面では作物の事前登録ならびに菜園での畝の配置を行えばを現場で畝に作物を栽培する際にスマホやタブレットでその場で登録選択した作物を指定し観察記録を写真と共に残すことが可能である。最低、最高気温はまとめてネット情報から掲載が可能となっている。

(今後の課題)

今回のシステムはあくまでも菜園初心者向け程度の入口のシステムである。法人農家等で実際に栽培されている方々の意見や要望を入れながら計画的にまた原価管理等、更に統計データが取れるようなシステムの追加構築が実現できるよう改善の予定である。

農作物栽培観察システム.pptx