ニュースレター Vol.01

来る2015年9月11日に名城大学名駅サテライトにて第3回となる東海北陸雑草研究会を開催しました。

参加者は40名(うち学生19名)でした。

本会は、2013年度に東海北陸と信越地域の雑草研究者を中心に設立準備委員会を設け、同年9月に第1回研究会、翌年9月に第2回研究会を開催してきました。これまでの研究会開催で大学教員、大学生、県農試、民間企業から40名以上の参加者があり、研究会の継続の目処がついたことから今回、正式に研究会を設立するに至りました。

午前中の設立総会では、まず、設立趣旨について準備委員会から説明があり、雑草は国富を損ねる日本国全体の問題で,実際に雑草に対応するためには地域性に適合した方法をとる必要があること、日本雑草学会では地域組織の充実に力を注いでいることなどが述べられました。次に、参加者による研究会規約の承認を受けて、初代研究会長として吉岡俊人氏(福井県大)が選出され,福井県立大,静岡大,名城大,信州大,長野県,クミアイ化学,植調東海支部の関係者が幹事に任命されました。研究会規約役員については左上のリンクからご参照ください。

また、本研究会では,大学の雑草関連研究室からの情報発信に加え,各県の農業試験場等で取り組んでいる雑草対策の最新情報を紹介し,東海北陸地域での雑草研究の雑草管理に関する情報交換や議論を積極的に行う方針であることが確認されました。この方針にそって、年1回の例会開催およびニュースレターの発行等を予定しています。

つづいて、記念講演会が行われ、日本雑草学会長・冨永達氏より、東海北陸雑草研究会に対する期待が述べられ、若い学生への積極的な学会参加や日本雑草学会の英文誌Weed Biology and Managementへの投稿に向けたエールが送られました。

午後からは、研究発表会と地域情報交換会が行われ、大学や県農試から合わせて10題目の講演がありました。

講演のプログラムについては、こちらをご覧ください。 また講演要旨集は こちらからダウンロードできます。

また前日9月10日には雑草の個体群生態学研究会と合同で懇親会を開催しました。

参加者は29名(うち学生17名)で大いに盛り上がりました。