2022年度

• 第71回研究会 （2022年度 第7回）

• 開催日時: 2023年2月28日（火）15:00～17:00

• 開催方法：ZOOMでのオンラインセミナー

• 報 告 者：黒木淳氏（横浜市立大学大学院 国際マネジメント研究科 准教授）

• 報告言語：日本語  

• テーマ：Management forecasts and employee mental health (coauthored with Yuuki Ohta)

• 第70回研究会 （2022年度 第6回）

• 開催日時: 2023年2月16日（木）16:00～17:30

• 開催方法：ZOOMでのオンラインセミナー

• 報 告 者：酒本隆太氏（岡山大学大学院　社会文化科学研究科　准教授）

• 報告言語：日本語  

• テーマ：Time-varying factor comovements and business cycles

• 第69回研究会 （2022年度 第5回）

• 開催日時: 2023年1月13日（金）15:00～16:30

• 開催方法：対面開催（東京経済大学 会議室（進一層館B1階））

• 報 告 者：神谷信一氏 （ Associate Professor, Nanyang Technological University, Singapore ）

• 報告言語：日本語  

• テーマ：アナリストカバレッジと金融機関のリスクテイク

• Abstract: リーマンショックで経験したように金融機関のリスクテイクはシステミックリスクになりうる重要な問題であるが、資本市場が金融機関のリスクテイクに与える影響（フィードバック効果）については多く知られていない。この研究では米国損害保険会社のデータを用いて、アナリストカバレッジが保険会社のリスクテイクに与える影響について検証した。主な結果として、１）アナリストカバレッジと保険会社のリスクテイクの間には負の関係がある、２）外因的なアナリストカバレッジの減少は保険会社のリスクテイクを増加させる、３）それらの関係は、経営者のインセンティブ報酬（オプション・ベガ）に大きく依存する。これらの関係から、リスク回避的な金融機関経営者のリスク選択は、インセンティブ報酬によるリスクテイクの動機付けの程度によって、資本市場の外部モニタリングの変化への反応が大きく変わることがわかった。

• 第68回研究会 （2022年度 第4回）

  • • 開催日時: 2022年12月21日（水）16:00～17:30

    • 開催方法：ZOOMでのオンラインセミナー

    • 報 告 者：内藤誠氏（レオス・キャピタルワークス株式会社、東京都立大学）  

      • 清水康弘(野村證券)　内山朋則（東京都立大学）との共同研究

    • 報告言語：日本語  

    • テーマ：企業特性に基づく最適ポートフォリオ―機械学習アプローチ―

• 第67回研究会 （2022年度 第3回）

  • • 開催日時: 2022年12月13日（火）14:00～15:30

    • 開催方法：ZOOMでのオンラインセミナー

    • 報 告 者：坂本淳氏（大阪学院大学）

      • 日高卓朗(立教大学)　齋藤雄太(北海道大学) との共同研究

    • 報告言語：日本語  

    • テーマ：Predictability of market returns for the UK's former colonies, protectorates, and mandates

• 第66回研究会 （2022年度 第2回）

• 開催日時: 2022年6月13日（火）16:30〜18:00

• 開催方法：ZOOMでのオンラインセミナー

• 報告者：池田 直史 氏（日本大学）

  1. • 井上光太郎 氏（東京工業大学）山﨑尚志 氏（神戸大学）との共同研究

• 報告言語：日本語 

• テ ー マ：Manegirial Risk Aversion and Corporate Risk Taking

• Abstract

  • Studies argue that firms with risk-averse managers who hold undiversified portfolios take less risks; however, the validity of such arguments has not been directly tested. We develop a simple model and analytically demonstrate this argument. We then conduct a survey with Japanese Chief Financial Officers (CFOs) and directly measure their risk aversion and degree of portfolio diversification. We find that firms with CFOs who have higher personal risk aversion and undiversified portfolios take lower risks, in terms of lower investment, greater use of derivatives, and lower leverage.

• 第65回研究会 （2022年度 第1回）

  • 開催日時: 2022年5月31日（火）17:00〜18:30

  • 開催方法：ZOOMでのオンラインセミナー 

  • 報告者：石井 昌宏  （上智大学 経済学部）・石坂 元一（中央大学 商学部） 

  • 報告言語：日本語  

  • テ ー マ：銀行間競争を考慮したクレジット・スプレッド決定モデル

  • Abstract 

本研究の目的は，銀行の融資モデルを用いて銀行間の競争と銀行のリスクに対する態度がクレジット・スプレッドに与える影響の解明である. 具体的には，銀行の競争を記述する非協力ゲームモデルを構築し，そのNash均衡を導出する. そして, そのNash均衡を用いて上記要因間の関係を分析する. 本モデルの特徴として，銀行がリスク中立的な場合のみではなくリスク回避的な場合も織り込む点，既存融資ポートフォリオと新規融資との関連性を考慮する点などが挙げられる. このモデルにおいて導出されたクレジット・スプレッドは上記の各影響を反映した分解が可能であり，また，銀行の融資ポートフォリオの意思決定に寄与する示唆も得られた.