2020年度オンライン研究会

2020年度の企画には17名が参加し,質的研究論文の執筆基準や査読基準に関する論文を輪読し,意見を交換を行いました。ご協力,ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。

質的研究論文の執筆と評価:

ー心理学の執筆要領の輪読会ー

<1.研究会当日に輪読する文献>

本研究会にご参加いただく前に、下記の文献を読んでいただくと、よりよい議論ができます。なお、文献はオープンアクセスです。書誌情報は下記の通りです。

Levitt, H. M., Bamberg, M., Creswell, J. W., Frost, D. M., Josselson, R., & Suárez-Orozco, C. (2018). Journal article reporting standards for qualitative primary, qualitative meta-analytic, and mixed methods research in psychology: The APA publications and communications board task force report. American Psychologist, 73(1), 26–46. https://doi.org/10.1037/amp0000151

<2.参加申し込み>

ご参加希望の方は、事前にご登録をお願いいたします(2/8締切から2/14締切へ変更)。

本企画はZoomにて開催します。開催が近づきましたら、ご登録のアドレスにZoomの接続情報をお送りいたします。参加希望の方は2月14日(日)午後6時までに下記の応募フォームからお申込みください。ご参加をお待ちしております。

APA Styleと呼ばれる執筆要領は,心理学に限らず,幅広い社会科学で,論文執筆のガイドラインとして用いられてきました。しかし,APA Styleは,著者が質的研究論文に何を書くべきか,編集者と査読者は質的研究論文をどのように評価すべきか,触れてきませんでした。 しかし,近年,質的研究論文の執筆要領が検討され,APA Styleに質的研究に関する内容が反映されました(American Psychological Association, 2020)。

今回の企画では,質的研究論文の執筆要領 (Levitt et al., 2018)をオンラインで輪読し,老年学での質的研究論文の執筆と評価について,執筆者,編集者,査読者それぞれの立場からコメントすることを目的とします。

老年学分野で、質的研究法を用いて研究されている方々のご参加をお待ちしております。

※開催日時、会場の詳細は、後日お知らせいたします。

1) 日時:2021年2月15日(月)16:30-18:00

2) 会場:オンライン開催

3) 指定討論者:

 安元 佐織(大阪大学)

 荒井 浩道(駒澤大学)

4) プログラム:

 16:30−16:35 若手の会の活動紹介と今後の活動

 16:35−16:55 論文紹介①

 16:55−17:15 論文紹介②

 17:15−17:30 講評①

 17:30−17:45 講評②

 17:45−18:00 質疑応答