2020年度の研究会

第62回大会は「誌上」発表による開催となり、現地には参集しないことが決まりました。

本研究会は、今後中止・延期・オンライン開催など包括的に検討し、

4月中を目途にお知らせいたします。(2020.03.30掲載)

質的研究論文の執筆と評価:

ー心理学の執筆要領の輪読会ー

質的研究論文に何を書くべきでしょうか。また、編集者と査読者は質的研究論文をどのように評価すべきでしょうか。心理学では、質的研究論文の執筆要領が検討され、出版マニュアル (American Psychological Association, 2020) に質的研究に関する内容が掲載されました。

本研究会では、心理学における質的研究論文の執筆要領 (Levitt et al., 2018) の輪読を通して、老年学での質的研究論文の執筆と評価について、執筆者、編集者、査読者それぞれの立場から議論することを目的とします。

老年学分野で、質的研究法を用いて研究されている方々のご参加をお待ちしております。

※開催日時、会場の詳細は、後日お知らせいたします。

1) 日時:2020年6月6日(土)14:40~16:40

2) 会場:北星学園大学(北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1)

3) 指定討論者:

 安元 佐織(大阪大学)

 荒井 浩道(駒澤大学)

4) 備考:この企画は「日本老年社会科学会第62回大会」期間中に実施されます。大会参加費を支払った方はご参加いただけます。

<1.研究会当日に輪読する文献>

本研究会にご参加いただく前に、下記の文献を読んでいただくと、よりよい議論ができます。なお、文献はオープンアクセスです。書誌情報は下記の通りです。

Levitt, H. M., Bamberg, M., Creswell, J. W., Frost, D. M., Josselson, R., & Suárez-Orozco, C. (2018). Journal article reporting standards for qualitative primary, qualitative meta-analytic, and mixed methods research in psychology: The APA publications and communications board task force report. American Psychologist, 73(1), 26–46. https://doi.org/10.1037/amp0000151

<2.分担発表者の募集>

研究会当日、Levitt et al. (2018) の論文内容を、分担して発表していただける方を募集いたします。発表者数は最大4名です。

応募資格は下記の通りです。ふるってご応募ください。

期限は3月27日(金)午後5時まで受け付けております。

◎分担発表者の応募資格

・応募時点で日本老年社会科学会会員であり、査読付き雑誌(分野は心理学に限りません)に第一著者として質的研究論文が少なくとも1本掲載された方。

※応募者多数の場合、大学院生、最終学位取得後10年以内の駆け出し研究者を優先するとともに、分野の多様性等を勘案して、発表者を決定させていただきます。ご希望に沿えないこともありますので、ご了承ください。

◎分担発表者の応募方法とお問い合わせ先

分担発表者のお申し込み、本企画に関するお問い合わせは、

young.gero2020 at gmail.com までご連絡ください。

分担発表者のお申し込みの際は、下記の内容を添えてお送りください。

件名:分担発表者申し込み(若手の会2020年度研究会)

1)お名前

2)ご所属

3)メールアドレス

4)代表的な質的研究の論文

5)ご希望の分担個所:Levitt et al. (2018) の論文の節からお選びください。※複数回答可

ー要領の経緯,用語の定義,今後の展望など

ー質的研究論文の基準

ー質的メタ分析論文の基準

ー混合研究論文の基準

ご応募お待ちしています。