" La Fête de Village des Petits Solides for Hannover "
" Go ro ga taki"
Big print out papers, DVD Projector, a water,
©2008 Yasuyuki,Saegusa
about arts
01. "Daikanbo_08" 「大観峰」
この作品は2007年「花鳥風月考」熊本県立美術館(熊本)に於いて出品。その後2008年「7days on the table」パビリオン(熊本)にも改訂版を出品する。
この作品のベースになっているのは、2006年C.R.A.N.E. symposiumにおいて制作したインスタレーション「小さな立体の祝祭」である。この基本コンセプトはこの3次元物質界を成らしめている立体の最小単位(正四面体)を、可視化できるエレメントとして、ネットワーク状に展開したものである。2007年以降、今作品に於いてはこの基本形の正四面体をアレゴリカルに天井に照射し、本来不可視の身体レヴェルであるアストラル体やエーテル体をイメージした。
02. "Gorogataki_08" 「五老ヶ瀧」
この作品は2005年に開催された、「EU-SOJO Art Drive」崇城ギャラリー(熊本)のためのものである。その後、上海の「MMACフェスティバル」にも出品。
熊本県山都町(旧・矢部町)にある五老ヶ瀧をモチーフに瀧(水)の循環をイメージするものにした。
水は三体を持つ、個体→液体→気体、そしてその水は人体の70%近くを占める。この作品に映し出された、遠景、中景、近景の写真イメージと映像のイリュージョンに表象されている瀧(水)は人の最も身近なものである。この映し出された壁面の床には現実の水がたゆたっている。
企画概要
「Schon-シャン」会期;4月21日~5月20日
本企画はハノーバーと日本のマルチメディア・アートを通しての企画です。
今年は、日本は「ハノーバー・インダストリアル・メッセ2008」の主なパートナー国であり、「ハノーバー・広島姉妹都市25周年記念」の祝典も開催されます。
本展覧会「schon-シャン」では、日本-ドイツ間は地理的には非常に大きな距離がありますが、人々を近づけるテーマでその距離を埋めていこうとします。ドイツ語「schon」を語源とした言葉で、少々古い言葉ですが日本にも「シャン」という言葉があります。それぞれの言葉は少し違った意味を持っていますが、日本、ドイツ間の架け橋として存在しています。この語源であるドイツ語「schon」という言葉は、芸術家にとって美的な価値としての意味だけでなく、未来を見通すビジョン、調和が取れているものという意味もあります。
このタイトルのもと、 ギャラリーKunsthalle Faustとハノーバー市文化課は6人の日本人アーティストと Lower Saxony地方のアーティストを招待し、 Kunsthalle Faustとハノーバー・インダストリアル・メッセ2008会場の一部で展示します。
広島から主にインスタレーションとメディアアートに従事している二人のアーティスト、松前美保氏と藤代茂信氏を召喚アーティストとして迎える予定です。その他に広島以外の地方から、特にLower Saxonyの姉妹都市である徳島県をはじめ、4人の日本人アーティストを招待する予定です。 日本側のキュレーターとして星野共氏と三枝泰之氏、ウェンドランド亜貴氏が作家、作品の選出とサポートを行います。
Lower Saxony側からは Ilka Theurich氏と Sven Giesmann氏に行っていただきます。会期の詳細は日本のパートナー及び、メッセAGからの連絡をまち、決定されます。