Post date: 17-Jul-2015 03:37:17
月齢1~2ヶ月の赤ちゃんは
まぁるくなろうとする筋肉の強さがなくなり(生理的屈曲の減少)
全体的に筋肉がゆるんできます(生理的弛緩)。
つまり、より重力に対抗する力が弱くなってきて、
頭の重みや腕の重み、足の重みで首や体が反ったり、
ねじれたりしやすい状況になります。
また、非対称性緊張性頸反射(ATNR)という原始的な
反射の影響で、より向き癖を強めてしまう時期になります。
ですので、この時期はより一層意識して、
まん丸く寝かして、まん丸く抱っこしてあげる
ことを心がけてあげてくださいね。
また、そろそろ外出しはじめる時期ですが、頸が座るまでは
スリングタイプの抱っこひもを使ったり、ベビーカーの座面に
畳んだタオルを敷いたりして、外出中も、まぁ~るい姿勢を
維持できるようにしてあげてください。
縦抱きタイプの抱っこひもに縛り付けられて、
頸も手足もだらーんと重力に引っ張られて反りかえっている
赤ちゃんを街で見かけるのはホントにつらいです。。。
インサートを使っても、やはり定頚前の赤ちゃんにとって
安定しない脊椎に垂直方向の重力がかかるのは、
無駄な筋緊張を生む背景になっているように感じています。
使う時期が短いし、もったいない、、、なんて声もありますが、
子供の将来にわたる姿勢の基礎作りの時期ですので、
お父さんのビール代をケチってでも、できるだけスリングタイプの抱っこひもを
使ってあげてくださいね(笑)
もちろん、今日は右肩、明日は左肩、と左右交互にバランスよく使うことも
ママと赤ちゃんのために大事ですよ。