産後ママ手首ストレッチのすすめ
Post date: 24-Feb-2012 05:36:03
妊婦クラスでお会いしたママさんや
出産直後の病室往診で治療させていただいたママさんに
必ずご指導しているのが、フィンケルシュタインテストを応用した手首ストレッチです。
産後ママ治療を約1年半ほどしている間に
多くの産後1~3ヶ月のママに手首の腱鞘炎(ドゥケルバン病)が
発生していましたが、この指導を始めてから痛める方が大幅に減ったような
実感があります。
手首を痛める原因は首の座ってない赤ちゃんの抱っこ、沐浴、授乳などで
手首の親指側の腱(APL、EPB)へのストレスが集中するためです。
特に沐浴は赤ちゃんの耳を塞ごうと手指をいっぱいに広げた状態で
手首の左右に動かす(母指外転位での撓尺屈の連続)ので
特に痛めやすい動作といえます。
痛めてしまっても、抱っこ、沐浴、授乳をしない、という訳にはいかないし
なるべく薬は使いたくないので我慢してつらい思いをされている方が多いような気がします。
ということで、予防に勝る治療なし!!ということでぜひお試し下さいね。
※やり方の解説
親指を中に握ったグーの状態から手首を小指側に倒して腱を伸ばすだけです。
反対の親指で前腕の背側の筋肉を肘の方に引っ張りながら
同じ事をすればより効果的に伸ばすことができます。一度おためしください。
※ちなみに、このストレッチで手首が痛い場合はドケルバン病になっているおそれがあるので
ストレッチを中止して、早めに治療を受けに行って下さい。