研究室の方針

生物多様性・系統進化学チームは海産無脊椎動物の分類学を基本としてそれぞれの課題に取り組んでもらいます。分類ができるなら形態学・生態学や進化学を進めるのもありです。

生き物の研究をするにはまずその生物が何であるかを把握する必要があります。そして意外にもそれを正確にできる人はほとんどいません。きちんと分類の研究をすればあなたもその生物の専門家になることができます。

教員は環形動物門の多毛類・扁形動物門を主な専門としていますが、必ずしもその分類群を選ばなければならないわけではありません。図鑑を開くと様々な生物がいると思いますが、自身のびびっとくる分類群をもっと知ってみたい、というのでも大丈夫です*。

*研究者を目指している人、はまた違った戦略を取る必要がある場合もあります。その場合は相談に乗りますのでご連絡ください。

調査手法としてはフィールド調査が主体です。対象とする生物をまず自分で採集してくるところから始まります。海岸を歩いたり、船に乗ったり、潜水したりと色々と手段はありますが自身でその生物が生きている状況を見て研究を始めると色々なテーマで研究ができると思います。もちろん博物館の標本を調査する、という手法もあります。

何かわからないことがあれば相談に乗りますのでいつでもご連絡ください。


外部からの大学院生・学振PDの受け入れもしています。