研究内容の紹介

世の中にはどこにどれだけの生物が、どのような形質(形や遺伝子等)を持っていて、どのような暮らしをしているのでしょうか。

それらを把握することは人間社会が生物の世界から恩恵を得て、共生していくために必須の事項です。

そして、上記事項の把握をスムーズに行うにはまず生物を種という単位で区別し、特徴付け、名前をつけ、整理することが必要です。これを行うのが分類学と私は考えています。

私は多毛類の分類学を研究の基本としています。また、分類を行う過程で多くの分類群を見ているからこそ気づくことが出来る、種間における特殊な形態差・生態の違いがあります。それらをきっかけとした発展的な研究も積極的に行うことにより、より深く生物を理解していくことができればと思っています。

1. 生物の分類学

2. 共生と生態進化

3. 特殊環境における形質進化