以下の課題を実施して、略式レポート(表紙ページは不要)にまとめて提出せよ。
なお、連名で提出する場合は、最下段の注意事項をよく読んでから提出すること。
Labo ZXの課題を参考にして、「バス時刻の音声情報検索システム」について検討をおこなえ。このとき、
(1) システムに必要とされる「要件」、
(2) その要件の実現に必要とされる「仕様」、
(3) その仕様にそった機能の実装に必要な作業やデータ、
などがわかるように整理してまとめること。
例えば、想定される利用環境、状況、利用者、デバイスなどから、必要なデータ、認識器の性能などを検討してみるとよい。
また、講義で学習した内容に限らず、自分で調査した内容や著者全員で議論した内容をふまえて記載することを推奨する。
ヒント:
Labo ZXではいくつかの制約を与えているが、それらの理由を考えてみるのも良いだろう。
例えば、
・その制約によって、何が容易になるのだろうか?
・その代わりに何が実現できなくなるのだろうか?
・それによって利用環境、状況、利用者の想定に問題は起こらないだろうか?
・そもそもなぜその機能が必要なのだろうか?
「音声認識インタフェースを備えた情報検索システム」として、Z-1以外に少なくとも1人1つ以上のシステムを考えよ。各システムごとに、
(1) システムに必要とされる「要件」、
(2) その要件の実現に必要とされる「仕様」、
(3) その仕様にそった機能の実装に必要な作業やデータ、
などがわかるように整理してまとめること。
ヒント:
できるだけ詳しく書いた方が良いが、要件に関わらない内容についての数字はオーダーで書けば十分である(例えば、2~3個程度、10個程度、100個程度などの曖昧な表現)。
ここでは、「要件」=「利用者目線でのシステムの機能」で「仕様」=「開発者目線でのシステムの機能」を意味している。つまり、要件を深く検討して仕様を策定するということである。
また、音声認識を必要とする「要件」であるよりは、「要件」を満たす「仕様」として音声認識を利用する、という考え方が望ましい。
Z-3. 音声認識インタフェースに求められる仕様の差異
Z-2で検討した内容を踏まえて、その要件や仕様の差が生まれた理由を考察せよ。
連名で提出する場合は、
(1)Z-2では1人につき1システム以上の仕様を詳細に検討すること。
(2)特にZ-2については担当部分がわかるようにレポートに記載しておくこと。担当者が明示されていない場合、個別点を与えられない。
(3)Z-3についても個別に考察を書いても良いが、著者間で議論をおこなった結果を記載する方が望ましい。