この輪くぐり祭は夏の悪疫避けの神事で、参詣の人が茅の輪をくぐり、けがれをはらい清めるものである。
茅の輪は、当八幡近くに流れる梅田川の岸に生える茅(ちがや)を刈り取ってきて干し、太さ3㎝、長さ5mぐらいのしめ縄を作る。
それを丸く結んで、本社拝殿前に設置して下を浅く埋める。その両脇に、梅田川の中洲に生える片方だけに葉のある葭(あし)を用いて、7~80㎝の高さの垣根状のものを2~3mつくる。それに白と青のお締め、神垂(かみしで)を着ける。
毎年、神事を行う数日前から八幡社氏子が、茅・葭の木を刈って陰干しその葉で境内に輪を作ります。
【お参りのしかた】
1:輪をくぐり左へ回って輪の前へ
2:輪をくぐり右へ回って輪の前へ
3:もう一度くぐり左へ、戻って最後にくぐって本殿にお参り
津島神社の祭神 牛頭(ごず)天王を祀る
牛頭天王は流行病を防いでくれる神として崇められています。
★神事の後、
・境内で子供達の花火大会 (当日の時間はこちらでご確認ください)
・茅の輪 (初穂料500円)
お求めの先着100名に「抽選券のウチワ」を配布します。抽選で楽しい景品が当たります。
※この種の祭礼は各地の神社で行われており、有名なものとして、埼玉県大宮の氷川神社の輪くぐり、和歌山県いたきそ神社の茅輪祭(ちがやまつり)、京都上賀茂神社の夏越秡(なごしのはらい)などがある。
前述の古い記録にある「名越秡」は夏越秡と同じ意味を表わしていると思われる「なごし」という語は、夏を越すという意味の他に、神慮をやわらげる意味の「和し」であるといわれている。
大崎の夏の風物詩、「輪くぐり様」を郷土の伝統として大切に後世に伝えていけるよう、ぜひお出かけください。
当日の行事の実施予定時刻はこちら
例年7月最後の日曜日